最後の一押し


テストが始まれば、明日のテストの

科目はもちろんのこと、

どんなに余裕ができても、

時間が余って暇になっても、

ちょっと気分展開、ちょっと休憩といって、

遊んだり、本を読んだりするのは

止めておきましょう。



何かを必死に覚えようとしている方は

必ず報われますので、常に頭を使うという

訓練をする気持ち、意識をもって、

テスト期間、テストが終わるまで、

頑張ってみてください。



その最後の一押しが、

1点2点の積み重ねになります。



テストが終わってよく言われる“油断した”

“まさかあの問題が出てくるとは

思わなかった”というのは、

最後の一押しが足りなかったといえます。



こればかりは、自力で、地道に

やっていくしかありません。



どんなに効率的な勉強ができる

ツール・方法をもってしても、

これが出来るのは、自分で

意識してやるしかありません。



受験生ならば、嫌でも受験前に

この緊張感と不安を味わいます。



中高一貫校で、受験の心配が無いから、

大丈夫と思われがちですが、

実際には受験一回分の緊張感・不安を

3年間十数回の定期テストに

分散されているだけです。



多くのチャンスを無駄にして、

3年生になって、進学のためのテスト、

進学が関わってくる定期テストの段階まで、

追い込まれた方は、受験生同様の緊張感と

不安感をもってテストに望みましょう。



今までの定期テストで

借金を作ってきたのですから、

そのくらいの覚悟をもってやらなければ、

今までコツコツと頑張ってきた方と

同じように進学できることは叶いません。



中高一貫校生は、退学・留年を除けば、

仮に成績が最低でも進学、最高でも

進学が約束されています。



行きたいクラス・学部・学科が

決まっているのであれば、早い段階から、

意識して勉強できると思いますが、

とりあえず進学と考えている方は、

この成績が最低でも進学、最高でも進学が

約束されていることをよく考えて、

最高を目指さなくとも、最低を

必ず取るという気持ちで

テストに臨んでください。



受験のように、合格最低点が

決まっていないの比べ、

中高一貫校では、進学基準が

はっきりしていますので、

最低でもその進学基準点を

クリアしましょう。



但し、はっきり決まっている分、

その基準に満たされなければ、

例え1点分だけでも進学できない

厳しさもあります。



その1点が、今回の期末テストの

1点かもしれない、そう思ってみると、

自然に最後の一押しにも、力が入るはずです。



ぜひ頑張ってみてください。