多くの私立校・中高一貫校で、
長期休み明けに、宿題をやってきたか
どうかの確認テストとして、
休み明けテストが
実施されるところが多いです。
昨年度、今年度からやり始めた、
あるいは、難易度を上げてきた、
問題数を増やした、といった
変化があったかと思いますが、
どうでしょう。
さらには、その扱いもまた、
変わったところが多いと思います。
定期テスト一回分、二学期の平常点として扱う、
それも今までは『加点』対象ではあったものの、
『減点』対象として見ていなかったのが、
昨年度、今年度から、そう見てきているとなると、
成績は横這い、少し下降気味となることが
予想されます。
きちんとやってきている、
やってきた方にとっては、
この『チャンス』を活かして、
一学期の挽回をして、二学期から
点数、成績を向上させ、
安定させることが出来る機会
となりますが、そうでない場合、
審査・評価の対象が増えた分、
点数の平均、平常点と下がり、
自分が思った以上に成績が
下がってしまう方も
増えてきていると思います。
私立校・中高一貫校は
単位制絶対評価となっている
学校が多いので、学校・先生が
本気でやろうと思えば、学年全員の
成績を1にして、進級・進学させない
ということも出来ます。
そこまで極端なことはしてこない
とは思いますが、学年全体としてみた時に、
テストの点数、成績が、
下がっているように感じる、
つまりは、補講・補習者の数が増えた、
各学期の呼び出しや面談と
なっている人が増えた、実際に
自分の点数、成績が下がり始めている、
1や不合格となった科目が
増えているなど。
この場合、自分の学力、努力は、
今までと変わっていないかも
しれませんが、学校・先生側の
要求、審査・評価が厳しく
なってきている可能性があります。
今まで通りにしているのに、
なぜか成績が伸びない、
落ち始めたという方は、
そのことを確認するためにも、
この休み明けテストにおいて、
点数を取りにいってみて下さい。
多くの方が、休み明けテストなど、
ノー勉で、あるいは、今週の宿題“作業”を
テスト勉強として、受けられることでしょう。
勉強が出来る方でも、いえむしろ、
勉強が出来る方こそ、やり終えた宿題を
軽く見直し、間違えたところを
チェックする『程度』で、普段の
『定期テスト』での、点数を取りに行く
勉強ほどは、勉強されないと思います。
その上、この休み明けテストは、
この夏休みの出された『宿題』から
メインに出題されることが多いので、
この『宿題』を徹底的に、
言い方が悪いですが、
問題文と答えの丸暗記だけでも、
高得点が取れる可能性があります。
そうして、他の方よりも抜きんでた
点数を取り、二学期を迎えて、
定期テストで今まで通りの点数で、
成績がどうなるのかを
確認してみて下さい。
上がったのであれば、
一番効率・効果が良かった
結果となりますが、下がらなかった、
あるいは戻せたのあれば、やはり
全体的に、審査・評価が厳しくなった
ということがわかると思います。
そうなれば、今後はこの休み明けテスト、
そして長期休みの宿題において、
『点数を取りにいく』のが、より効率良く、
成績を取る手段となっていくと思います。
学期が始まり、普段の生活が始まると、
二学期、三学期は部活動、そして、学校行事に
忙しく、まとまった時間はもちろんのこと、
宿題や勉強をじっくり『丁寧に』やる時間など
取ることは難しいでしょう。
であれば、長期休み期間中の
自由な時間を使って、準備ができる、
この長期休みの宿題と休み明けテストは、
狙い目となります。
上記したように、勉強がしない方は
もちろんのこと、勉強が出来る方も、
そこまで勉強してこないわけですから、
ちょっと点数を上げるだけで、
審査・評価に差をつけることが
出来るようになります。
その差だけで、成績を大幅にUPすることは
難しいかもしれませんが、少なくとも
下げ止まる、あるいは、一学期の挽回を
出来る、普通の、平常の成績に
戻せるようになると思います。
今後、普段の生活が始まると忙しくて
時間が無いという方は、この休み明けテストや
長期休みの宿題において、取り組み方を
変えてみることを、オススメします。