学校の定期テストの点数の取り方
テストの点数の取り方、勉強の仕方は、
世の中に数多ありますが、
学生の皆さんが通うそれぞれの学校の、
定期テストの点数の取り方、勉強の仕方は、
その学校に通っている学生“だけ”が
『知っている』『わかっている』ことに
なります。
いやいや、それがわからないから、
悩んでいる、苦しんでいるという方は、
直近、そして、今までの定期テストを
見返して下さい。
数点~十数点台の点数の方は、簡単です。
単純に基礎学力、知識が無いために、
学校の授業で習っていること、
宿題でやっていること、
これらすべてにおいて、
『わかっていない』
『理解していない』と言えます。
それもそのはず、それをわかる、理解するための
『土台』が無いのですから、授業での先生の言葉は、
聞いたことも無い宇宙語に、宿題などは、
解くのが面倒な暗号のように思われることでしょう。
ですから、まず、先生の言葉がわかるように、
その科目で基礎となる言葉、言い方が悪いですが、
その科目の専門用語の『日本語』を覚える、わかる、
理解するようにしない限り、数点~十数点という
呪縛から解き放たれることはないでしょう。
数学などがわかりやすいですが、分数の
『○○分の●●』という呼び方で、
授業の説明がされると思いますが、
分数が苦手、嫌い、出来ないという方の中には、
この呼び方を正しく理解していないことがあります。
例えば『3分の2』と言われて、
“正しく”理解されている方は、
2/3と書くことが出来るでしょう。
ところが、これを3/2と書く方や、読む方が
おります。
指摘すると、あーそうでした、うっかりしてましたと
誤魔化されますが、こういった認識の誤差こそ、
先日書きましたが、『プログラム上のバグ』だと
言えます。
その時は、ついうっかり、勘違いかもしれませんが、
そうした認識が曖昧なまま、学校での授業を聞いている、
あるいは板書されたものを見ていると、さらに、
その説明も、間違って、勘違いされて、
理解しているかのようになって、
バグが増えていくことになります。
最初の認識から曖昧、あやふやなのですから、
基礎学力、知識がないと自覚して、もう一度
学び直す必要があります。
さて、20点台から40点台の方は、
自分は勉強が苦手だから、
嫌いだから、頭が悪いからと、
自分を卑下される方がおりますが、
もし、本当に、苦手、嫌い、悪いとしたら、
皮肉なことに、その点数が取れていることは、
すごいことだと言えます。
苦手、嫌い、頭が悪い、『でも』、
全体の1/5~2/5の点数を
『取れてしまう』のですから、
様々なことを犠牲にしてまで、
勉強している方からすれば、
ふざけるな、そんなことを言っている人間が、
何で『(低いながら)点数が取れている』んだと
憤慨されることでしょう。
このことで、わかると思いますが、
『学校の定期テスト』では、
勉強が苦手、嫌い、頭が悪いと
言っている、思っている方でも、
『点数が取れる問題』、いわゆる
『点取り問題』が用意されており、
“最低限”その問題が出来ていれば、
20~40点を、『取れてしまう』
ようになっています。
授業中寝てようが、ふざけてようが、
宿題をやったり、やらなかったりで、
適当に手を抜いていようが、
テスト前、ちょっと1・2時間、
教科書を見返して、ノートを見返して、
問題集をやって、で、『その程度』で
『取れてしまう』問題、点数となります。
ただ、それ以上の点数を取ることが出来ません。
さすがに、『その程度』で、定期テストで、
50~60点取れるテスト内容だとしてしまうと、
真面目にやっている方は百点近くを連発してしまい、
さらには、『そこまで』勉強しなくても、
70・80点取れるからと、
手を抜き始めるとなると、クラス全体、
学校全体で、学力を下げることになります。
私立校・中高一貫校で、
そういったことをし始めたら、
学力低下は歯止めが無くなって
しまうことでしょう。
ですから、現状維持はもちろんのこと、今後は
徐々にでも、出来る方、やれる方に合わせて、
授業を、テストをしてくることになるでしょう。
話が少し脱線しましたが、先ほども書いたように、
『学校の定期テスト』では、勉強が苦手、嫌い、
頭が悪いと言っている、思っている方でも、
『点数が取れている』事実・現実に
注目して下さい。
失礼ながら、本当に、勉強が苦手、嫌い、
頭が悪いというのであれば、上記した、
基礎学力が無い方と同様の
数点~十数点しか取れないはずです。
何なら、0点でもおかしくないはずです。
しかし、全体の1/5~2/5の点数を
取れているのですから、その点数が取れている
要因を、わけを、よく考えてみて下さい。
仮に、『点取り問題』で、その点数を稼いだとしても、
取れていないところは、ミスや失敗があってのことでしょう。
では逆に、そのミスや失敗をしなかったところ、
あるいは、それをカバーして、点数が取れたところは、
どんな問題だったでしょうか。
そして、その問題を、“なぜ”解けたのでしょうか。
こう聞くと、ほとんどの方が、“たまたま”
知っていた、出来た、覚えていたと言いますが、
では、お聞きします、『なぜ』その“たまたま”が
出てきたのでしょうか。
その“たまたま”は、
“たまたま”授業中、起きていた時に、
先生が面白いことを言っていて
『覚えていた』『覚えた』、
“たまたま”ノート・プリントを
見返していて、面白そうだと思ったから、
『知った』『覚えた』、
“たまたま”友達がテスト前に口走っていて、
それが気になって、『覚えていた』『覚えた』、
など、様々なこと・ものによって、
あなたが『知った』『覚えた』『覚えていられる』
状況・環境が『あった』から、テストで出来たと
言えませんでしょうか。
数点~十数点の基礎学力、知識が無い方は、
その“たまたま”すら、無いために、
数点~十数点から抜け出すことが
出来ません。
しかし、20~40点台の方は、
その“たまたま”が何によって、
もたらされたのかを、突き詰めていくと、
あなたが通う学校の、定期テストの点数を上げる、
点数の取り方、あなたの勉強の仕方と、なります。
授業中起きて、聞いてたところが
出来ていたというのであれば、
今度は授業を寝ないで聞いてみて、
授業の内容を録音して、
家でも聞いてみてと繰り返してみたら、
もっと点数が取れるかもしれません。
テスト一週間前に、宿題“だけ”を
一通りやったから、20~40点
取れたのであれば、それを二週間前から
やってみて、二回、三回と一通り
繰り返してみたら、倍の点数に
なるかもしれません。
友達に大事だと言われた、ここが出ると
言われたところだけは、テストで出来た
というのであれば、友達が大事だと
思うところを聞きまくり、何なら、
友達の声を録音して、それを
聞き続けるというので、
もっと効果が出るかもしれません。
学校の定期テストは、こうした、
“たまたま”のちょっとしたことを、
探し出し、それを徹底してやってみれば、
すぐに合格点を取ることが出来るように
なります。
勉強、それもテスト勉強ともなると、
机に向かって、教科書・参考書と
にらめっこしながら、たんたんと
ノートに字を書くというイメージを
持っているかもしれませんが、
学校の定期テストで『取れた』点数、
問題には、必ず、『取れるだけの』
『取れただけの』要因、意味があります。
20~40点台の点数を“取れる”方の多くは、
はいはいまた“低い”点数かと、投げ出すことが
多いですが、一度、本気で、真剣に、『なぜ』
その点数が取れたのか、その問題が解けたのか、
よく考えてみることをオススメします。