授業が進んでないから何もしない、何もできない?


文化祭がある10月下旬から11月上旬の時期と

受験の時期に共通して、学校行事で学校が先生が忙しく、

また事実として、授業日程が変則的

あるいは授業そのものが無いなどで、

「授業が進んでない・進まない」

ことがあります。



そうなると、お決まりの文句が出てきます。



「授業が進んでないから、

 何も(勉強)することがない、

 だから何も(勉強)しない」



文化祭前後のゴタゴタで、

確かに授業がそれほど

進んでいないかもしれません、

それは事実かもしれません。



ですが、イコール、サボっていい、

何もしないで許されると思ったら、

大間違いです。



例えば、国会議員の方が、自分には

関係ない話し合いを行っているから、

または行っているなら、国会の会議中、

サボっていい、寝てていい、

遊んでいていいと、皆さんは思いますか?



これは残念ながら、こういった

議員の方がいる、いたのも事実です。



その時、皆さんはどう思いますか、

思いましたか?

許して宜しいのですか、許すのですか?



また、これも勘違いされる方が

おりますが、自分はそういったことも

許せる心の広い人間だから、

“自分も”許される存在、

許されるべき存在と

思われる方もいます。



(自分が)許したのだから、

自分のことも許せという考え方も

大いにわかりますが、それが常に正しい、

そして社会全体が、全てが全て許して

くれるわけではありません。



これは例え話ではありますが、

似たように感じませんか、

「授業が進んでないから、

 何も(勉強)することがない、

 だから何も(勉強)しない」で、

“だから”、勉強しなくて許される、

勉強しないで遊んでいても許される。



皆さんのこの勘違いから

まずは説いていこうと思います。



「授業が進んでない」

「何も(勉強)することがない」は

状態・状況に対する事実であり、

これは真実です。



皆さんの言うとおり、100%正しいです。



今の状態・状況の報告として、

これ以上的確な言葉はないでしょう。



しかし、状態・状況の“報告”だけなら、

「で、だから?」と社会に出たら

聞かれるわけです。



それぞれの状況・状態は正しいですが、

そこから導き出された結論が、結果が

それを理由に、それを言い訳にして、

要するにサボる、サボりたいの

裏返しでしょうと言われてしまうわけです。



いやいや、そんなことを

言っているわけではない、

察してほしい、空気を読んで

ほしいのでしょうか。



その察すること、空気というのは、

やることがないんだから、何もやれない、

だからやらなくてもいいでしょう、

と察することですか?

そういう空気なのですか?



大変失礼ながら、学校の勉強

“程度”“ごとき”で「それ」を言うようでは、

皆さんが思い描いている夢や未来は

叶うことはないでしょう。



皆さんの思い描いている夢や未来は、

学校の勉強以上に、誰からも与えられず、

道を指し示してもらえるわけでなく、

やることの指示もなく、

強制されることもなく、ただただ、

「何も進まない、進んでいない」

状態・状況が続くことになります。



そんな状態・状況を打破するために、

どうするか自分で考え、

自分で行動した人が、

夢や未来を掴んでいると

思いますがいかがでしょうか。



考えたかどうかはわかりませんが、

少なくとも、何も進まないから、

何もしないと行動しなかった人が、

その夢を、その未来を掴んだとは

到底思えません。



学校の勉強は、

この二学期の文化祭前後は、

その“練習”だと思って下さい。



授業が進まなかった、今までの復習、

宿題・課題が終わり、何もすることが

なくなった、で、だから、何もしなかった、

何もできなくなった。



で済ましている限り、

あなたの夢や未来においても、

同じことをするでしょう。



何度も書いていることなので

ウザいかもしれませんが、

あなたの夢や未来には、

一から十まで指導してくれる

先生がいて、365日とまでは

いかなくとも、少なくとも週5回、

約5時間近く、教えてくれて、

かつ、宿題用・予習復習用の、

テキストが用意されていて、

それをただひたすらやっていれば、

叶うものですか?



学校では、学校の勉強では、

「叶います」。



それで、進級・進学でき、

そして受験において、受かります。



“先生から教わったことを”

“用意されたものを”

“ただひたすらやっていれば”、

必ず叶います。



それすらできずに、夢や未来において、

できると豪語される方には、

毎回言っておりますが、

学校がそういったことに

チャレンジできる期間、

長期休暇期間を用意して

くれているわけなのですから、

そういう期間を利用して

やってみてください。



これもまた、そう言われると、

その期間にやりたくないと

天邪鬼な考え方をする方も

おりますので、じゃあ、

普段から少しでもできるのであれば、

やってみればとも言います。



ただし、テスト前から

テスト期間中だけは、

テストに集中して下さい。



夢や未来に向かって“頑張れる”人が、

学校のテスト前からテスト期間中の、

たった2・3週間のことを“頑張れない”

“集中できない”とは思えません。



そういった期間ですら、時間が惜しいと

考えれるくらいの方なら、もうその夢や

未来のプロとして活躍しているでしょう。



結局は、たかだか学校の勉強“程度”

“ごとき”に対しても、大事な、

これからの、自分の夢や未来に対しても、

中途半端になっていませんか?



この時期、「授業が進んでいない」、

つまり周りの状況・状態が

あまり変化のない時、

何もすることがない、

やることが思い浮かばない、

だから「何もしない」が続いて、

気付いたら、ただただ時間だけ

進んでいた、年を取っていたと

なっていませんか?



よくよく考えてみて、進んでいない今、

何をどうするか、どうすべきかを

決めてみることをオススメします。



学校を卒業すれば、“それ”が、

周りの状況・状態が進んでいない、

あまり変化しないのが、

「日常」「毎日」となります。



その時に、困ることのないように、

今、学生時代の内に、練習して、

経験して、よく学んでおくことを、

オススメします。