受験入学した新入生は、初めての定期テストで気付かないと、苦労・苦悩することになる


一年次一学期、受験入学した方は、

まだ私立校・中高一貫校のことを

勘違い・思い違いしている方が

少なくないと思います。



これまで平常点を取れていない

(捨ててきている)にも関わらず、

この中間テストも、単なる、

受験勉強時代の模試

(実力を測る“だけ”)のテストと、

同じ感覚で過ごしてしまっていませんか。



平常点が取れていないとなると、

もう一学期も半分が過ぎよう

としていますので、

平常点は半分以下となり、

この中間テストでも

点数が取れないとなれば、

もう成績は『4』以上の成績を

取れることはないでしょう。



これはこれから先、心を入れ替えて、

期末テストで満点を取ろうとしてもです。



普段の勉強、普段の授業、

普段の学校生活・態度に重点を置き、

さらに、各定期テストの点数を『記録』

していく私立校・中高一貫校では、

明確な計算法によって、成績が

決まっていきます。



その先に、進級・進学要綱と

照らし合わされて、内部進学の

合否も決定します。



ですから、進学の合否は、

残りの成績の数字が、

どうひっくり返っても、

基準を満たせないと

『決まった時』に

進級・進学できないことを

告げることになります。



この各学期の成績に関しても、

同じことが言えます。



残りの授業の回数、

宿題・小テストの回数、

ノート・プリント提出の回数、

期末テストの点数と、

中間テストを終えた時点で、

決まるわけですから、

早ければこの時点で、

もう、どんなに頑張っても

『2』か『3』しか取れない、

頑張らなければ、今のままを続ければ、

『1』になることが、ある授業を、

ある宿題・小テストを、

ノート・プリント提出することを、

迎えた時に、それが“出来なければ”、

“やれなければ”、仮に期末テストで

満点を取っても、成績は『2』や

『1』となる可能性があります。



受験入学した方の意識として、

そういった感覚はまるでなく、

いやいやテストで満点取ったんだから、

『合格点』取ったんだから、

“許される”でしょうと、

私立校・中高一貫校の

『絶対評価』を勘違いしていると、

『記録』されていく『成績』に

泣かされることになります。



内部進学された方は、

逆にそこまでしなくても、

どうせ進級・進学させて

くれるんでしょうという

『与えられるのが当たり前』の

考えによって、中学以降、

『記録』されていく『成績』に

泣かされることになります。



これは両者ともに、親御さんもその傾向が

現れてしまっているように思われます。



外部受験の方の親御さんは、

普段のことよりもテスト重視で考えて、

それこそ、テストが出来ているのに

何で成績が上がらないんだと

悩まれることでしょう。



内部受験の方の親御さんは、

成績が取れているから

大丈夫と思って、その実、

お子さんがかなりの知識量を

抜け落としていることに気付かずに、

お子さんの自由・自主性を許して、

好き勝手にやらせた結果、ある時点で、

テストの点数も取れなくなって、

『成績』が落ち始めて、初めて、

お子さんの状況・状態に気付く。



その時になってからでは、

お子さんの自由・自主性を

取り上げることはできなくなっていて、

もう、ただただ『両方頑張って』と

祈るしかできなくなっている。



こうなる前に、もう一度、

自分が、お子さんが通っている

私立校・中高一貫校という学校が、

どういう学校なのか、再認識し、

進級・進学要綱はもちろんのこと、

普段の授業の受け方や、

宿題や小テストなどの『平常点』の扱い、

さらには『成績』のつけ方、

今の学力状況・状態を確認しないと、

苦労・苦悩の末に、私立校・中高一貫校に

おける悲劇、『自分だけ』が、

『お子さんだけ』が、

進級・進学できないとなります。



一学期中間テストを受けた後、

あるいは受ける前に

重たい話かもしれませんが、

この事実を知った上で、現実として

この一学期中間テストの結果を

受け止めないと、上記のような

悲劇に陥ってしまいます。



受験で入学された外部生も、

内部進学した内部生も、

気をつけておくことをオススメします。