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この一学期、中間テストにおいて、
効率の良い勉強、やり方、勉強法は、
ありません。
というよりも、この一学期、そうした
効率を無視した勉強、やり方、勉強法で、
高得点、好成績を取ることが、後の
学校生活、進級・進学問題を“効率良く”
切り抜けられるものとなります。
特に、記録された結果で、進級・進学が決まる
私立校・中高一貫校においては、
受験と異なり、学校の勉強、定期テストは、
早い段階で『点数を取ったもの勝ち』となり、
その後の学校生活、進級・進学問題を、
楽に過ごせることになります。
現実世界に似ているところではありますが、
多額の『貯金』や『投資』を、早い段階で
積上げ、残りの人生を、資産運用、利息で、
過ごせるようになります。
具体的に言えば、一年間で５回のテストが
あるとして、それぞれ合格点が５０点、
年間で２５０点を取ることが条件だと
した場合、２回目のテストの時点で、
２００点を取ってしまえば、
残り３回のテストは、十数点でも、
合格の基準をクリア出来るということに
なります。
もっとも、２００点、つまり百点満点を
２回も取れば、心にも余裕が出来て、
３回目以降のテストも、軽く流したつもりでも、
合格点の５０点以上を取れるとは思いますが。
これを３年間、あるいは６年間続けていけば、
難なく、受験無く、高校・大学に内部進学
出来るのが、高校・大学付属の
私立校・中高一貫校の内部進学のシステムと
なります。
ということを、知らずに、“一学期”は、
ダメでも、二学期、三学期、さらには、
次学年と、『次があるから』『次頑張れば』と、
なっていくほど、保険となっていた
内部進学“ですら”も、危うい状況になります。
そもそも、受験（一発勝負のギャンブル）を、
避けるために内部進学（進路の保険）を
選んだのに、『次があるから』『次頑張れば』と、
なっていることが、すでにギャンブルに
なってきていることがわかると思います。
ギャンブルで落ち込んでいく典型が、
『次があるから』『次頑張れば』で、
『次』に期待して、『今』やらない
ことだと思います。
その逆に、保険で助かっていく典型が、
『今頑張っておけば』『積み立てておけば』
『後』に楽ができる、何かあった時に、
保険がきくということだと思いますが、
いかがでしょうか。
親御さんの中には、受験無く
高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校に、
お子さんを『入学』させたこと、
これで、『保険』を手に入れたと
勘違いされている方も多いかと思います。
しかし、実際には、その高校・大学進学という
『大きな保険』を得るために、『小さな保険』
テストの点数、成績を、事前事前にかけて
おかないと、受験無く高校・大学進学という
『保険』の権利を得られなくなります。
そのことを知らない、あるいは
勘違いしている方の中から、
どんどん保険が無くなっていき、
進学がギャンブル化していき、
追い込まれていき、落ちこぼれていき、
最終的に、進級・進学出来ないということが
決定してしまいます。
そして、こうした傾向にある方の多くは、
後々になればなるほど、すでに失っている
『効率』を求めて、泥沼化していき、
進学出来ずに受験（ギャンブル）となって、
そこでもなお、効率を求めた場合、
理想の学業の道からはかけ離れて
いくことになります。
そこまで先のことを見据えて、
気を引き締めましょうというのは、
無理だとわかっておりますが、
この一学期に限っては、とにかく、
効率を無視した勉強、時間、回数、
問題数を解いて、やって、テストの
点数を稼いで下さい。
そのやり方、方法で、無駄があった、
もっと効率良く出来たと考え、実行するのは
夏休み以降にして下さい。
この一学期で、どこまでやって、
どのくらいの点数を取れるのか、
それが百点満点であれば、『効率良く』
『減らして』みるのも良いですが、
そこまでやっても尚、平均点、
赤点ギリギリというのであれば、
二学期以降は、学校生活のみならず、
私生活に関しても、よく考えていかないと、
通っている学校のレベルについていけなくなります。
その指標となるくらいの『勉強』をしてみて、
今後の学校の勉強をどうするのか、考えてみる
ことをオススメします。
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