勉強しろは強制?パワハラ?


昨今のハラスメントや虐待問題から、

言葉一つ、行動一つ取っても、

問いただされるようになって

きているように思えます。



社会的弱者、子供達や女性、老人を

守るためとはいえ、あまりに過剰に

なっていくと、そのことでもまた、

問題が起きてきているように思えます。



勉強しろという言葉、おそらく

親御さんはもちろんのこと、

塾の先生、大人達も気軽に

使っている言葉ではありますが、

子供達にとっては、これもまた

強制で虐待であり、パワハラだと

思われることでしょう。



ある条件を満たすと、この言葉は

確かに強制の虐待、パワハラだと思います。



その条件とは、

高校・大学に進学するつもりはない、

自分は(学校でやらされる)勉強が

出来ないので、義務教育の中学を

卒業したら、社会に出る、あるいは

専門の学校に行く、あるいは、そういった、

(学校でやらされる)勉強を強制されない、

自由な、楽な高校に行って、伸び伸びと

青春時代を過ごしたいというのであれば、

(学校でやらされる)勉強をしろというのは、

子供達といえど、人権を無視した言動だと

言えます。



しかし、どうでしょう、そうはいっても、

『普通に』高校・大学には行きたい、

皆が行っている(与えられている)し、

自分だけ行けない(与えられない)なんて、

おかしい、でも、(学校でやらされる)

勉強はしたくないと思われていませんか。



一部特殊な学校においては、

既存の学校教育に縛られず、

子供達にとって有意義な授業を、

勉強を行っている学校も

ありますので、そういった

学校に行くのであれば、

(学校でやらされる)

勉強しろはまた、虐待、

パワハラでしょう。



では、貴方が思い描いている

高校・大学は、そういった進路、

学校でしょうか。



そうでない限り、

(学校でやらされる)勉強しろは、

高校・大学に進学するための

『条件』であり、審査・評価の

『基準』となりますので、

虐待でも、パワハラでもありません。



嫌なら、高校・大学に進学できません、

途中で気付いたというのであれば、

卒業するまで我慢をするか、

そこまで待てないのであれば、

今すぐ辞めるかとなります。



高校以降、大学、会社に

入ってもそうですが、

一部の方を除き、ぜひ我が校に、

我が社に来てほしい、

貴方が来てくれるなら、

貴方の思い描く通りに、

学校を、会社を動かして、

制度を変えて、素晴らしい

環境・状況にしてと、貴方のために、

学校、会社が変わりましょうと

なることはまずありません。



むしろ、貴方が望んで、

学校に、会社に入りたい、

入らせてくれというから、

審査をして、一定の基準を

満たしたから、入れてあげたのに、

後から理想や希望と違ったと

文句や愚痴を言われても知りませんよ、

そんなに嫌なら、辞めて頂いて結構です

となるのが、普通です。



その結果、人材不足となってきている

業界、業種が増えてきたとも言えますが。



今後、企業においては、

改善が見られるかもしれませんが、

学校教育において、特に最近人気が出てきた

私立校・中高一貫校の場合、その傾向が

強く出てくることになると思います。



そうなった時、高校・大学の受験、

進学の選択は、その後の人生を

大きく左右するものとなります。



高校・大学に進学する、したい

というのであれば、この

(学校でやらされる)勉強しろの

言葉を、条件として、審査・評価の

『基準』として捉え、嫌だろうが、

面倒だろうが、最低限、進学出来るだけの

成績と学力を身につけておくことを

オススメします。