夏休みの宿題を提出しない覚悟、出し忘れた罰


夏休みの宿題を出さずに、二学期を迎えた方は、

相応の覚悟をしていると思われます。



二学期平常点の1/3~1/2の

点数を落としているわけですから、

定期テストでは70~80点を

取る覚悟があるということです。



休み明けのテストが、

定期テスト一回分だった場合、

そのテストで、50点を切っている

となると、もう中間テスト、期末テストは

80~90点を取らなければ、

成績の保持もできなくなります。



これが、出し忘れたのも含めた

(夏休みの宿題を)提出しない

“罰”となります。



そして、これは私立校・中高一貫校生が、

二学期の成績を落す典型となります。



さらにこれに加えて、部活動、

学校行事で忙しくなり、

授業についていけず、得意教科すらも

成績が落ち始めると、進級・進学が

厳しくなっていきます。



私立校・中高一貫校の場合、

抜け落ちた知識と

記録されていく成績は、

密接に関係していきます。



抜け落ちた知識があればあるだけ、

成績を上げるのが難しくなり、

徐々に真綿で首を締め付けられるように、

学年が上がるたびに、成績が横ばい、

落ちたり、ギリギリ救われたりと

なっていきます。



こうなると、失礼ながら

厳しい書き方をすると、

その学校内で落ちこぼれる感覚に

囚われることになります。



それが私立校・中高一貫校での

厳しさでもあります。



これの“良い”例があるのですが、

そうしてその私立校・中高一貫校の

レベルに合わなかった方が、

進級・進学できず、他校に転校した時、

その学校において、意外にも

上位の成績を取れて、

勉強をし始めるという

事例もあります。



つまり、その生徒にとって、

私立校・中高一貫校の

レベルの高さと授業の進度に

ついていけなかっただけで、

一般の学校であれば、成績も、

いわゆる落ちこぼれと

言われるような成績を

取らないとわかると、

伸び伸び勉強し始める

ということがあります。



こういった事例を

何人か見てきました。



どちらが幸せだったのかを、

他人が勝手に判断すべきでは

ないことなのでしょうが、

私立校・中高一貫校生は、

少し考えておいて下さい。



もし、自分が今通っている学校のレベル、

授業の進度、学校生活、部活動、そして

何よりも、自分自身の意識、気持ちとが、

ミスマッチしていると、

私立校・中高一貫校の場合、

進級・進学を、人生を、

厳しく考えていかなければ

ならないことになります。



私立校・中高一貫校の求めるレベルは、

当たり前のことは当たり前にやること、

これは『当然』のことであって、さらに

その先に結果も求められるということです。



このブログでも、ウザイくらい、

うるさいくらい書いてきておりますが、

今は、学校・先生は、『何も言いません』、

言えばパワハラ・モラハラになるからです。



ですから、私立校・中高一貫校の場合、

当たり前のことを当たり前に

できないことに対して、

『自己責任』が強く、厳しく、

取らされることになります。



そういった現実、事実を無視して、

夏休みの宿題なんか出さなくてもいいや、

平常点なんか取らなくても定期テストで

頑張ればいいや、部活動が忙しいし、

授業は寝ていても先生は怒らないし、

別に進級・進学できるんだろう、

いやさせてくれるんだろう、などと、

自分勝手なことをし始めたら、

学校・先生は、『放っておく』

ことになります。



面談時ですらも、厳しいことは

言えませんので、『次頑張れば』と

応援してくれます。



こういったことは、昔なら、

私立校・中高一貫校は

明確な教育方針があったので、

むしろ一般の学校よりも

厳しく言われたものですが、

先ほども書いたように、

今は、手を出す(体罰)のは

論外ですが、『口を出す』ことすら、

ハラスメントと言われますので、

『自己責任』の厳しさだけが、

非常に強く残ってしまっている

ことになっています。



そうなると、もう、生徒の皆さんに、

親御さんに、『考えて頂く』

『わかって頂く』しかありません。



それを、考えられない、わからない、

いやいや学校が、先生が考えてよ、

理解してよは通用しませんので、

気をつけて下さい。



私立校・中高一貫校は、

今は、何も言えない分、

進級・進学要綱、記録されていく

数字が、強く厳しく、効力を

持ってきている学校が増えております。



そうして『自己責任』=

『(当たり前のことが)やれないのが悪い』、

『(授業に)ついてこれないのが悪い』、

『修学が遅れているのが悪い』と、

切って捨てられるようになってきています。



このようなことにならないように、

しておくことを強くオススメします。



この二学期は、その傾向が強く出ます。



その上で、部活動が、

学校行事が忙しくなります。



その部活動に対して、学校行事に対して、

いつ、どのタイミングで判断するかも、

生徒の皆さん、そして親御さんにも、

『自己責任』が突きつけられている

ということを、早めに気付いて

おくことをオススメします。



自由で伸び伸び勉強できるというのは、

私立校・中高一貫校のうたい文句では

ありますが、その自由に対する、

『責任』が非常に厳しくなって

きているのも現実、事実であることも、

気をつけておかないと、

責任を取らされる時には、

決して覆すことができずに

決まったことを、通告される

だけになります。



よく、考えて、この二学期を

過ごしてみて下さい。