失敗や間違えを恐れず挑戦する精神が出来ているかどうかの指標


スポーツなどでも最近

流行りとなっている

『失敗や間違えを

 恐れず挑戦する』こと、

その精神、姿勢は素晴らしい

ものだと思います。



しかし、多くの方が、

この言葉を、その精神を、

『出来てません』し、

『身につけていません』。



こう決めつけて書くと、

批判や非難が殺到するかと

思いますが、これに関しては、

反論といいますか、

私がどうこう言うよりも、

皆さん自身が、そのことを

証明してきている、あるいは

していると思います。



それを審査・評価する、

確かめるのに、もっとも簡単で、

確実な一つのものがあります。



それは、学校でのテストの

解答用紙です。



定期テストでも、小テストでも

構いません。



それらの中で、全てが、

いえ、たった一つでも構いません、

全問解答した、つまり、『解答欄』を

全て埋めたというテストがあれば、

『失敗や間違えを恐れず挑戦する』ことをした、

あるいは、したことがあったと、

言えます。



しかし、それ以外のテストで、

解答欄を、一つでも無記入に

してあったのであれば、

『失敗や間違えを

 恐れず挑戦する』の

精神に反した行動を

したことになります。



『失敗や間違えを

 恐れず挑戦する』という

『言葉』や『理念』だけが

美化されていますが、

実際に、その精神、姿勢が、

“たかだか”学校の勉強、

テスト“ごとき”に反映されて

いないのであれば、所詮は

『綺麗事』『格好つけ』

『口達者』なだけと言えます。



“たかだか”学校の勉強、

テスト“ごとき”です、

間違えようが、失敗しようが、

命まで取られることもなく、

怒られたところで

どこ吹く風でしょう。



そんな勉強、テストにおいて、

なぜ『無記入』=点数を取る

挑戦をしないのか、出来ないのか、

やらないのか。



時間が無くて、解く時間が無かった、

答えを書けなかった、

問題が難しすぎて、解けなかった、

わからなかった、『など』の言い訳を

理由に置き換えないで下さい。



私が言っているのは一点だけです、

どんな言い訳、理由があろうとも、

『失敗や間違えを

 恐れず挑戦する』

というのであれば、

この学校のテストの解答欄が、

『全て』書いていないこと、

これは、百点を取るという

挑戦から逃げたことになります。



間違えると恥ずかしいから、

無知だと思われたくないから、

などの気持ちの問題も

あるかもしれませんが、

いずれにしても、それは、

『失敗や間違えを恐れず挑戦する』

精神に反していませんか。



“そういうこと(テスト)”で、

そういう意味で、

『失敗や間違えを

 恐れず挑戦する』ということを、

精神を示す必要はない、

なのでしょうか。



であれば、よく論法に出されるように、

“たかだか”学校の勉強、テスト“ごとき”で

出来ない、出さない、示さない、

示せないなら、それ以外のこと“でも”、

同じようになる、同じ結果になると、

言われることでしょう。



というよりも、多くの方が、

そう証明していく、している

ことでしょう。



自分自身が、あるいはお子さんに、

『失敗や間違えを恐れず挑戦する』精神を

持っている、持たせている、教育をしている、

というのであれば、このテストの解答用紙で、

それが身についているかどうか、

『実践できているかどうか』、

『確認』してみて下さい。



どんな言い訳、理由があろうとも、

解答用紙で、答えが無記入

ということは、間違えや失敗を

“恐れて”、『挑戦』しなかった

ことになります。



そうでなければ、間違ってでも、

失敗してでも、自分が知っている、

勉強してきた、経験してきた中で、

自分の知っている単語、言葉、数字、

何でも構いません、自分が思った

『答え』を書けるはずです。



それを書かなかった=挑戦しなかった

ということになります。



以前にも書きましたが、

こうした無記入は、

そもそも百点を取る『土俵』に

立っていないことになり、

その無記入が増えれば増えるほど、

『●●点』を取るという可能性を、

どんどん狭めていくものとなります。



『失敗や間違えを

 恐れず挑戦する』精神、姿勢、

生き方を貫くというのなら、

“たかだか”学校の勉強、

テスト“ごとき”のことで、

無記入=挑戦しない、

なんてことは止めて下さい。



解答欄を埋めないで、

わからない、知らない、

出来ないからって、

問題用紙の裏側に落書きを

書く時間があるなら、

解答用紙の解答欄に、

自分の知っていること、

単語、数式でも、何でも、

解答欄に書いて下さい。



それで、初めて、テストで

百点を取るという土俵に立ち、

そして、勉強、テストに

『失敗や間違えを恐れず挑戦した』と

いうことが出来ます。



一つでも無記入があれば、

『失敗や間違えを恐れず挑戦する』を

出来ていません、挑戦から逃げて、

『綺麗事』『格好つけ』『口達者』で、

言い訳しているだけです。



“たかだか”学校の勉強、

テスト“ごとき”ですら、

出来ない、やれない、

身につけていないようでは、

あなたが夢中になっているもの、

熱中しているもの、望んでいる、

求めているものなどにおいても、

『失敗や間違えを恐れず挑戦する』

ことは難しい、出来ない、やれないと

なっていく、なっていると思います。



『失敗や間違えを恐れず挑戦する』

精神、姿勢、生き方を、勉強以外のことで、

身につけた、実行しているというのであれば、

“たかだか”学校の勉強、テスト“ごとき”にも、

それを示して下さい。



でなければ、『失敗や間違えを恐れず挑戦する』

精神、姿勢、生き方を、身につけて、

実行しているなどと到底思えません。



学校のテスト“ごとき”

全問『解答』すること“ぐらい”

誰でもできることでしょう。



何も百点を取れとまではいいません、

せめて、『その土俵』に立つように、

立てるように、

『失敗や間違えを恐れず挑戦する』

ことを、オススメします。