リンクする氷河期


就職氷河期を経験した

親御さん、ご家庭の方なら、

わかると思いますが、

この時期になって、

『決まっていない』

『どうするかわからない』

『どうなるかわからない』

『なるようになるでしょう』が、

どうなるか、どうなったか、経験、

あるいは、見聞きしてきたことでしょう。



今年も終りかけてきている今頃になって、

エントリーってどうすればいいの?、

説明会って行かなきゃダメなの?

面接で何を聞かれるの、何を言えばいいの?

なんてことを言っていた方が、大勢いたとは

言い切りませんが、そう言っていた方が、

そうしているように見えた方が、どうなったか、

就職氷河期時代を経験した方なら、

わかっていると思います。



記録される結果=テストの点数、成績で

進級・進学が決まる

私立校・中高一貫校において、

同じことをしている、何よりも

厳しい言い方になりますが、

『させている』親御さん、

ご家庭の方がいるのを見ていると、

氷河期というものは受け継がれるのかと

残念に思うことがあります。



この時期になって、

進級・進学を決める期末テストが、

『どうなるかわからない』

『どうするか決まっていない』

『進級・進学できないとなってたら

 どうするかも決まっていない』

『なるようになるでしょう』で、

宜しいのでしょうか。



“たかだか”学校の勉強、テスト、成績“ごとき”のこと

ではありますが、この二学期期末テストは、

就職活動同様、『いくつかの』テスト・面接を経て、

『最終面接』に来ていることになります。



就職活動と異なるのは、

途中の審査・評価で落されることなく、

『何度も』機会を与えてもらって、

ほぼ、今学年の成績が決まる

この二学期期末テストを

迎えていることになります。



そろそろ、目を覚まして、

現実を、積上げてきた事実を、

『落としてきた』基礎学力、知識を、

考えなければ、私立校・中高一貫校での、

内部進級・進学は、出来ないことになります。



部活動が~、学校行事が~という

『言い訳』もあるかと思いますが、

これも氷河期時代、似た『言い訳』を

されていた方はいませんでしたか。



サークルが~、バイトが~の

『言い訳』をしながら、就職活動を伸ばし、

サボりながらも、最終的に、希望の会社、

職種につけた方はいたでしょうか。



就職活動であれば、『コネ』という裏技で、

サボりながらでもうまく就職した方も

いたとは思いますが、記録された結果で

進級・進学が決まる私立校・中高一貫校では、

『ソレ』がありません。



情報化が進む今なら、むしろ、

そんなことがあったなら、

問題になっていることでしょう。



先日、進級・進学氷河期時代と

表現させて頂きましたが、

皮肉なことに、肌寒くなってきた

この時期に、それを『体現』して

きている方が増えてきたと思います。



受験と異なり、その日、その時の、

実力や運で、『何とかなる』ものではなく、

記録してきた結果と、抜け落としてきた

基礎学力、知識によって、

“かなり”厳しい条件が付けられた、

『最終テスト』となっているのが、

私立校・中高一貫校の

『二学期期末テスト』です。



この期に及んで、部活動が、習い事が、

趣味が、スマホが、『あれもこれも』と、

『問題』と『原因』を抱えていることを、

他人に、愚痴ったり、文句を言ったり、

嘆いたりしていて、『氷河期』を

乗り越えられることはありません。



もう『文武両道』を、『無限の可能性』を、

“試している”時間も、余裕もありません。



通っている私立校・中高一貫校で、

何が何でも、どんなことをしてでも、

進級・進学したいというのであれば、

やるべきことはたった一つとなります。



学校の定期テストにおいて、点数を取り、

成績を取るだけです。



そのための『条件』が、『すべきこと』が、

『勉強』するだけとなります。



今さら、哲学的な、

『人(自分)はなぜ勉強

 しなければならないのか』

もっとやるべきこと、

人生に役立つこと、

人生を豊かにすることを、

自分はやりたい、それで、

至った結論が、通っている学校での勉強、

“たかだか”学校の勉強、テスト、

成績“ごとき”のことなど、

大したものではない、

価値が無いというのであれば、

“たかだか”高校・大学への

進級・進学“ごとき”など、

大したものではないことでしょう。



こう書くと、それは違う、

それを与えて“もられる”、

許して“もらえる”『権利』があると

屁理屈を言われる方もいると思いますが、

その『権利』を得るための『条件』が、

“たかだか”学校の勉強、テスト、成績“ごとき”を

きちんとクリアすることが、進級・進学要綱に、

入学時の『契約』に、明確に“記載”されています。



それを、散々何がしろにしてきて、

サボってきて、権利主張をしても、

与えられる、許されることはありません。



就職氷河期時代は、『頑張った』方ですら、

与えてもらえない、許されないことが

多かったと思います。



“たかだか”学校の勉強、

テスト、成績“ごとき”の

ことではありますが、

2020年度の教育改革に合わせて、

与えてもらえない、許されないことが

増えていくことになると予想されます。



いつまでも、『待ってもらえる』

『与えてもらえる』『許してもらえる』を

続けていると、この時期に、

進級・進学氷河期を迎えることになります。



氷河期時代に辛酸をなめた、

苦渋を飲まされた親御さん世代であれば、

『その対応・対策』が、いつ、どのタイミングで、

どうしておけばということがわかると思います。



3年生は、通っている学校での

進級・進学は、もう『手遅れ』と

なっていると思いますが、

その後の『受験』や『転校』などの対応を、

どうするのか、よく考えておかないと、

『その次』でも、進級・進学氷河期を、

繰り返してしまうことになります。



1・2年生は、そうなった3年生を

よく見ておき、来年、再来年の今頃を、

『氷河期』としないように、今からでも、

対応し始めておくことをオススメします。