秋休み中の過ごし方


学校によっては10月下旬から11月上旬に、

文化祭などもあり、その振替休日も兼ねて、

秋休みとして、一週間ほどお休みになる学校も

あると思います。



例年ですと、この時期から期末テストに向けて

勉強し始めましょう、『最低』でも、“事前”に

出されている宿題を終わらせましょうと

提案しておりますが、今年度以降は、

提案しても無意味になる可能性があります。



というのも、この時点で進級・進学の合否が

決定してしまい、やる意味がないものに

なっている可能性があります。



むしろ、『そんなこと』よりも受験勉強を

“しなければならない”、宿題などに時間を

使っている暇がないということになると

思われます。



去年度までは『冬休み』になってから

そうすることになっていたと思いますが、

今年度は期末テストを受ける前、

つまり、もうこの時期には

『決まってしまっている』ために、

この秋休み中での対応は、各個人で、

各ご家庭で、全く異なることに

なることでしょう。



何度もうるさいかもしれませんが、

ここまできて、ようやく、

『なってみてわかった』の結果が、

進級・進学できなかったということであれば、

もうこの先は同じ轍を踏むわけには

いきません。



というよりもここから先は

転げ落ちるのを防いでいかないと、

落ちるところまで落ちてから、

『なってみてわかった』

となることになります。



昔であれば、そうはいっても、腐っても

私立校・中高一貫校に入った実力があり、

授業についていけないにしても、その授業

そのものが高いレベル、質の高いもので

あったので、転げ落ち続けることには

『歯止め』がかかったものでした。



ですが、今では、勉強以外に

逃げ道や誘惑も多く、言い訳もできる

状況・環境が整ってしまっているように

思えます。



そして、その原因といいますか、

その根幹になっている『考え』が、

自分が“望んで”私立校・中高一貫校に

入ったわけではない、そして

そこで好き勝手にやらしたくせに、

後から文句を言ってくる、

親御さん、ご家庭に『正義』は語れない、

感じないというところでしょうか。



これをこじらせていくと、

もう勉強という道には

進めなくなると思います。



お子さんの無限の可能性を、

将来・未来を想ってのことが、

最悪の結果となって返ってくる

ことになることでしょう。



そうなってからでは、

もう取り戻すことは

かなり難しいとなります。



そうならないためにも、

もう一度よく話し合い、

何をどうすべきなのかを、

親御さん、ご家庭含めて、

考え直さないと、ここから先の

苦労・苦悩に、苦しめられる

ことになると思います。



進級・進学ができないことが決まった方は、

少なくとも、この秋休み中までに

そのことをよく話し合われないと、

この秋休み中に、また

「問題を先送りにする」“悪習慣”を

身につけてしまうことになるでしょう。



また、進級・進学の合否を

期末テストまで引き延ばした方も、

今抱えている『問題』や『課題』を

後回し・先送りにしていると、

来月の今頃苦しむことになり、

再来月には泣くことになります。



この秋休み中、部活動や趣味、遊びにと

充実させるのは構いませんが、

昨年度までの感覚で、休みにしていると、

痛い目にあうかもしれませんので、

気を付けて下さい。