あれもこれもどれも…
最近の子供の学力低下に関して、
マスコミでもいろいろと
問いただされています。
専門に研究されている方の意見ですから、
それぞれの意見や見解が正しいとは思います。
私個人的には、勉強する内容が
広範囲になっていることと、
内容が深すぎることが
原因の一因だと思ってます。
勉強する内容が広範囲になったので、
当然先生方も教える範囲も増えます。
そのため、授業の進み方も早くなります。
多くの学校が、学力低下を解消しようと
まい進されておりますが、その多くが、
授業時間を増やして、教える範囲を増やし、
学力向上をしているようですが、
結局は子供にしわ寄せが
いってしまっています。
生徒の多くが学校の授業が
おもしろくない、つまらないと
思うのはこういうところでは
ないでしょうか。
教える範囲が広いのに、
いままで通りの時間または
少し増やしたぐらいで、
全てを消化させる。
それで、わからない子供たちに向かって、
なぜできない? なぜ点数が悪い? と
大人たちが責めたてる。
これでは子供たちが勉強が嫌いになるのは
当たり前だと思います。
学校説明会などで、多くの学校の
カリキュラムを見て、驚きます。
まるで、フランス料理の
フルコースのように、
これでもかと多くの科目と
履修内容がのっています。
パソコンやオーラルコミュニケーションなど、
私が学生の頃にはなかった科目です。
これから必要になる知識だと思いますが、
あまりにも多すぎるのではないか、
この時間内で本当に理解できるのかと
疑問に思います。
あれもこれもどれもと手当たり次第教えて、
できなければできない方が悪い。
学校だけでなく、今の日本全体が
この傾向にあるのではないでしょうか。
一度落ち着いて、本当に必要な知識・勉強を
見直したほうがいいのではないかと思います。