事前に知らされているテスト日程、時間を、もう一度確認する


塾生にも多いのですが、テスト日程、

特に教科がどういう日程になるか、

わからない、テスト範囲も直前に

ならないとわからない、

“だから”テスト勉強ができない、

やっても意味がない、はかどらない、

効率が悪いと言いたいのでしょうが、

そうは問屋が卸しません。



日程がわからない、教科の時間割、

苦手得意教科が、初日にあるのか、

中日にあるのか、最終日にあるのか、

テスト範囲を教えてくれない先生がいる、

テスト前にも関わらず、大量の宿題を、

嫌がらせのように出してくる、

テストに出てくる問題が、

教科書・プリント・参考書・問題集の

どれを中心に出してくるのかわからない。



こういった“わからない”ことに、

予想を立てて、“どんな”状況になっても

対応できるようにすること、

これは、“社会に出て役立つ勉強”です。



逆に言えば、これができるなら、

仮に学校のテストの点数が

低くても、うまく世の中

渡っていけるでしょう。



まだ学生ですので、こういったことを

完璧にしろとは言いません。



しかし、こういったことをすることを、

学生時代に一度でも体験する、または

少しでも挑戦しようと思う、思った、

そしてやってみた。



その結果、うまくできたかどうか、

検証してみる。



うまくできたかどうかは問題ありません。



やってみた結果なのですから、

そこをとやかく言われるのが、

一番ムカツクでしょう。



ですが、「やりもしない」

「挑戦もしない」で、

偉そうに利口ぶって、

さじを投げるのは、

全く意味のないこととなります。



今後、世の中がどう変わっていくか、

偉そうに予想などできませんが、

上記のようなことをしている方、

してきた方にとって、世の中が

どう変わろうが、対応できる、

対応しようと思う、そうしたことを

やってきた自信、経験があるということが、

これからの皆さんには、非常に厳しく

求められると思います。



大事のように書いてしまいましたが、

その第一歩として、まずは日程の確認をして、

その“日程”までに、自分がどんな対応が

できるのが望ましいのか、


初日に苦手な科目があったら?

中日のテスト終わりに

宿題・ノート提出があったら?

最終日に暗記科目が二つ重なったら?


どんなことにも、今なら対応を

“考えておく”こと“だけ”でも

できるはずです。



そうして考えれば、

日程がわからないから、

勉強がはかどらない?

テスト範囲がわからないから、

どうテスト勉強したらいいか

わからない?など、

そんな弱気なことを言ってる

場合ではないでしょう。



そういった面倒事を、一切考えないで、

ただただ黙々と、勉強することが

一番簡単な勉強法ですが、

いろいろな「言い訳」が

浮かんできてしまう方は、

その言い訳に対応できるように

することを目指して下さい。



結局は勉強するのか

と思われることでしょうが、

同じ勉強するのでも、

「こういう状況になった時に

対応できるようにしておこう」

と思って勉強するほうが、

黙々とやる勉強より、

少しは「面白い」でしょう。



ぜひ、

「●●の状況になることに

 対応できる」ように

してみて下さい。