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受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校の場合、
三年次二学期までの成績で、
内部進学の合否が決まります。
中学、あるいは高校進学までにおいては、
『追試』や『補習』といった救済措置で、
温情が与えられることもありますが、
昨今は、そうして『与えられた』ことに、
感謝や危機感を持たずに進学させてもらうため、
その先で、“続かない”、そして、結局、
学校を去って行くことになる方が多いです。
人生には紆余曲折があって、回り道、遠回りしたことも、
良い経験として、糧にすることも出来ますが、残念ながら、
学生時代の『学歴』は、『記録』として残ります。
といっても、“そんな”『記録』も、社会に出てからは、
数年で、意味を成さないものになりますが、社会に出るまでは、
嫌味なほどに関わってくることになり、場合によっては、
そのことが、『理由』『原因』で、審査・評価“すら”
してもらえないということもあります。
今の親御さん世代なら、そのことを十二分に
知らしめられたことがあると思います。
情報化、記録化が進む昨今において、『今後』、
“そんな”『記録』よりも、真の実力、経験、知識が、
審査・評価されるようになるかもしれませんが、
与えられた、限られた『時間』と『機会』を、
どう活かすのか、どう過ごしたのか、どう生きたのかは、
『記録』以上に、『（人生の）結果』に反映されると
思います。
そういう意味では、受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校では、そのことを進級・進学の合否
という形で、半強制的に、体験できる、学べると言えます。
最終的に受験で一発逆転を考えている方にとっては、
『時間』よりも、『機会』に対して、どう対応すべきか、
裏技、抜け道、効率・効果的、など、
『最後の最後の“結果”』さえ、クリアしてしまえば、
結果オーライになります。
しかし、『記録』され、積み重ねられた『結果』で、
合否が決まるものに対しては、『時間』と『機会』、
そして、都度『記録』される『結果』に対して、
対応を考えて、“軌道修正”していかないと、
その『軌道（合否の結果）』は、なるべくしてなったという
末路を迎えることになります。
受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校で、最悪、『内部進学』出来なかったとしても、
“そのこと”を学び、学校に通った２年９ヵ月を振り返り、
自分の『時間』と『機会』の活かし方、過ごし方、生き方を
反省し、次、あるいは、別の道において、軌道修正できれば、
“学歴”の『結果』ではなく、“人生”の結果において、
成功されることでしょう。
しかし、仮に、『内部進学』出来たとしても、
このことを軽んじ、温情で与えられた、許されたことに、
あぐらをかいて、ギリギリの生活を続けて、同じことを繰り返し、
何とかなる、何とかしてもらえると思って、状況・状態を
悪化させていくと、“学歴”の『結果』“も”失敗する
可能性が高まります。
そうした、『時間』と『機会』、その『結果』に厳しい
私立校・中高一貫校で、内部進学生に限らず、受験外部生、
そして、失礼ながら、親御さんにおいても、“一発逆転”で、
何とかなる、何とかしてもらえると思っている方は、
少なくないです。
内部進学出来た８割近くの内、半数近くの方が、
実際には、何とかなった、何とかしてもらえたために、
そうは言っても、“一発逆転”の『ようなもの』が、
存在していて、“ソレ”で最終的に、進級・進学のシステムを
クリアしていると思われていると思います。
ある意味、『追試』や『補習』、『追加課題』などが
“そういう”ものということも出来なくはないですが、
そういった温情で助けてもらうのが当たり前となってしまうと、
学年が上がるごとに、そして、社会に出てからも、
苦しむ、追い込まれることが増えていくことになります。
高校・大学に進学すること、内部進学出来ること、
それらそのものが、人生において素晴らしい価値があると
言うつもりはありませんが、その結果に至った過程において、
学ぶべきこと、与えられた、限られた『時間』と『機会』を、
どう活かすのか、どう過ごしたのか、どう生きたのかは、
『（人生の）結果』に反映されやすいと言えると思います。
受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校生は、この時期に、
進路を大きく分ける岐路に立つことになります。
自分の判断、決断が、そして、行動が、
どういう結果となるのか、よく考えておくことを
オススメします。
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