内部進学できなければ・・・


せっかく受験で、あるいは小学校から、

高校・大学付属の私立校・中高一貫校に

入学し、通っていて、最終的に高校・大学に

内部進学出来ないなんて、意味が無い・・・

とまでは言いませんが、昨今、そう思えるほど、

基礎学力、知識を抜け落として、

学校を去っていく方が増えてきている

ように思えます。



内部進学出来る出来ないが、

幸不幸の話になるわけでは

ありませんが、少なくとも

『国内』の『現役』の『希望』の

『学業』の道に返り咲く方が、

少なくなってきているように

思えます。



高校・大学に行くことだけが

幸せではない、学歴が社会に出て

役立つわけではない、

“たかだか”学校の勉強、

テスト、成績“ごとき”で、

人の価値が、評価が

決まるわけではない。



その考え、その生き方、その思いは、

全くもって『正しく』、

それに対して、偏屈な、偏見的な

意見を言う方は、昨今では

総叩きになると思います。



当事者の方以外、その是非を

問うことが出来ませんが、

一般的に言えば、上記した通り、

長い人生において、たかだか

数年のこと、それだけで、

人生が決まるなんて、

馬鹿馬鹿しいことだと思います。



ですが、残念ながら、

社会のシステム、審査において、

あるいは“悪しき”固定概念、

風習、慣習によって、

この日本においては、

“ソレ”を証明することが

出来ている、出来る方が

少ないのも事実だと思います。



むしろ、昨今は、学歴はもちろんのこと、

それ以上の経歴も、学校の勉強以外の実績も、

持っているスーパーマンのような方が、

脚光を浴びる、光り輝く時代に

なってきているように思えます。



また、学校の勉強なんて、

役立たない、意味が無い、

そんなことよりも、好きなこと、

やりたいことを突き詰めて、

成り上がって、成功して、

地位や名誉を得るという方が

少なくなったように思えます。



地位や名誉を得ることだけが

幸せというわけではありませんが、

“あわよくば”もらえるものなら、

与えられるものなら、

もらっておこうと考える方は

少なくないでしょう。



私立校・中高一貫校にとって、

内部進学は、あくまでも『権利』ですが、

他校の受験生からすれば、

高校・大学に“楽に”進学できる『地位』が、

与えられているように思えると思います。



しかし、実際のところは、

その内部進学の『権利』を

もらえるものなら、与えられるものなら、

“あわよくば”もらっておきたい

『程度』に考えて、私立校・中高一貫校で、

課せられている『義務』『職務』、

強制的でも、自主的でも、関係なく、

『勉強すること』、それも普通の、

一般の学校よりも、多く、厳しく、

求められることを、サボりにサボって、

一般の学校並みの、あるいは

それ以下の学力、知識で、

学校を放り出されることに

なっている方は多いです。



昨今の、内部進学出来なかった方は

もちろんのこと、ギリギリ『進学』

出来てしまったという方も、

高校・大学と上に上れば上がるほど、

“そう”なっていく末路を

迎えているように思えます。



今年度以降、進学出来なかっただけが、

教育改革の『犠牲者』になるわけでは

ありません。



進学“出来て”しまった方も、

厳しい環境、状況に、

どんどん追い込まれて、

学年が上がってからの、

学生時代の『残り時間』が

少なくなってからの制裁が、処罰が、

厳しいものになっていくことが

予想されます。



内部進学出来た自信、実力が

生む余裕や油断かもしれませんが、

内部進学出来た方は、

よく考えておくことをオススメします。



内部進学した、その先の環境は状況は、

より厳しい、より要求の高い

環境、状況となります。



内部進学できたから、もうあとは

楽になる、楽できる、わけではありませんので、

気を付けておくことを、オススメします。