挽回・飛躍の二学期中間テスト


こう書くと、決め付けるなと言われてしまう

かもしれませんが、一学期のテスト、成績は、

ほとんどの方が不本意で終わったものだと

思います。



これは点数を、成績を取れた方も

思うことだと思います。



(もっときちんとやっておけば)

もっと点数を取れた、成績を上げられた。



全教科満点近くの点数を取って、

成績も最高位を取っている方を除いて、

ほとんどの方が、“そう”思いはしたと

思います。



その気持ちを夏休み中に、忘れる、

あるいは覆い隠して、この二学期を迎えて、

休み明けのテストや普段の小テストなどで、

また『数字』を見せ付けられ、

危機感を感じつつも、やる気にはなれない。



なぜなら、勉強“以外”のことが忙しく、

『ソレ』を頑張っているから、時間が無いから、

勉強する体力が残っていないから、

『仕方ない』から。



一学期はまっさらな状況・状態だったので、

文武両道を目指して、理想の学校生活、

理想の自分を思い描いて、やれていたことも、

この二学期にはそろそろ『見えてきた』

『わかってきた』から、やる気になれない。



記録、結果というものは残酷で、

具体的な数字を見ると、

人は落胆することが多くなります。



こんなことを学びに、

学校に通うわけではないのですが、

嫌でも経験させられるのが

テストの点数、そして成績でしょう。



私立校・中高一貫校の場合、

そのテストの点数、成績で、

進級・進学が、決まるわけですから、

さらにこのことが重くのしかかる、

のしかかり続けることになります。



加えて、その場その場をギリギリで

凌いでうまくやれている、

これでうまくいくと思っていると、

最後にそれでうまくいかない

ということがわかった時には、

点数や成績以上に、『抜け落ちた』

知識、そして、サボッた『時間』が

大いに関係してきます。



私立校・中高一貫校でテストの点数、

成績を落とす方の中で、

『別に学校の評価なんか関係ない。

 “最悪”受験すればいいんだろう』と

タカをくくって、学校での勉強を

ないがしろにする方がおります。



極論を言えば、一発逆転の受験で、

『合格』さえしてしまえば、

どこの高校、大学でも

入ることができます。



しかし、その程度の考え、

その程度の心構えで、

入ることのできる

高校・大学は、限られてきます。



ましてや、国公立、有名私立大学に

入ろうなどというのは、

何も知らない素人が

オリンピックに出ると

言っているようなものです。



漫画や書籍、参考書には、

『夢のある』ことを書かれておりますが、

それはどうやればいいのか

わかっている視点で書かれたもので、

何よりも“徹底的に”やることが

できることを、大前提にして、

それで受かった『一例』を

ピックアップしたものとなっています。



言い方は悪いですが、10人中、あるいは

100人中、1人でもその方法がうまくいけば、

受験対策必勝法になるわけです。



そして、多分にもれず残りの9人、

99人の方は、上記のような考えで、

安易に、参考書などを求めて、

前提や条件を無視して、

それを読んだだけで、

理解した、十分だ、

頭が良くなったと勘違いして、

玉砕することになります。



どちらかというと、こういった程度の

勉強でうまくいくのが、

『学校の定期テスト』です。



なぜなら、出る範囲がわかっているから、

出る範囲が狭いから、そして、何より、

学校で丁寧に解説(授業)してくれて

いるからです。



このブログでうるさく学校の授業、

学校のテスト、学校の成績と書いているのは、

もちろん私立校・中高一貫校生向けのことでは

ありますが、最終的に受験と考えている方にも、

学校での勉強を見直してもらいたいからでもあります。



中学高校6年間、約2190日、

約5万2560時間という期間の中、

少なくともその約1/4、

約550日、約1万3000時間、

青春時代の『時間』を

学校で過ごすことになる

その『時間』を、考えてもらいたいです。



その時間を無駄に過ごして、

追い詰められてから、逃げるように、

受験をするとなると、上記のような

玉砕の未来になる可能性が高くなります。



話が少しズレましたが、

そんなことになるくらいなら、

この二学期にやってみて、試してみて、

一学期の挽回もできるほうが、

効率が良いと思います。



もし、『最終的には受験があるから、

“今”は、別にどうでもいいや』という

気持ちが少しでもあるのであれば、

この二学期に、やってみて、

証明してみて下さい。



“最終的に”本気になれば、

できるのでしょう。



それをあえて、“今”やってみせて、

一学期の挽回ができれば、

お得だと思いますがいかがでしょうか。



一学期に点数が取れた、

成績が取れたという方も、

さらなる上を目指して、

頑張ってみて下さい。



おそらく、“一学期”以上に

楽に“成績”を上げられると思います。



なぜなら、この二学期は

ほとんどの方がテストの点数を、

成績を『落とし』ますから。



挽回を考えていないどころか、

現状維持を目標に、

中途半端に文武両道を続ける方が、

軒並み、点数を落としていきますので、

ある意味チャンスがあります。



一学期に頑張った方は、二学期“も”

頑張ってみることをオススメします。