二学期のテストの点数が落ちる仕組み
二学期のテストの点数が落ちるのには
ワケがあります。
普通にやっている、一学期よりは
勉強した方ほど、点数が伸び悩む、
または点数を落とすことがあります。
これは“二学期”のテストだからです。
一学期、夏休みを経た
“二学期”のテストには、
必ずと言っていいほど、
“一学期、夏休みの宿題”の
復習範囲が出題されます。
“一学期、夏休みの宿題”の復習範囲は
仮に10~20点分だとします。
多くの方が、たかが10~20点分、
たとえそこを取れなくても、
残りの80~90点で点数をとるから
大丈夫といいますが、これは大きな間違いです。
一学期のテストは、一学期のテスト範囲を
“100満点”の配点で作られます。
しかし、二学期のテストは、
“二学期”のテスト範囲を
“80~90満点”の配点で
作られています。
このことの意味をよく考えて下さい。
一学期の“100満点”の配点で作られた
テストで80点を取ったとして、
二学期の“80~90満点”の
配点で作られたテストでは、
80点×0.8~0.9=
64~72点になると
意識して下さい。
これは一学期に80~90点取った実力の
ある方ほど、この傾向・点数に陥ります。
よって、“二学期”のテストに出される、
“一学期、夏休みの宿題”の分の配点、
10~20点、これを取らなくても・・・
と考えているようでは、テストの点数を
キープするどころか、確実に点数を
落としてしまう要因となります。
逆に言えば、“二学期”のテストに出される、
“一学期、夏休みの宿題”の分の配点、
10~20点、これを確実に取った人だけが、
一学期のテストの点数をキープ、
または微増させることが出来ます。
これは、一学期に高得点を取った人の
ジレンマとなる仕組みになっています。
多くの方が一学期高得点を取ったから、
二学期・三学期もまぁ同じように
取れるだろうと、一学期、夏休みの
宿題の復習もせず、10~20点分を
落としてしまい、二学期の“80~90満点”の
配点で作られたテストで80%くらいの
点数(64~72点)しか取れず、
点数を落とします。
逆に、点数の低かった方は“一学期、
夏休みの宿題”の分の配点10~20点を
確実に取ることで、二学期以降のテストで
大きく救われる仕組みにもなっています。
新しいことを学ぶことは難しいことですが、
すでに学んだことを習熟させることは
誰でもできることです。
そして学校ではそれが評価される仕組みに
なっているのですから、その仕組みを
最大限活かしてみて下さい。
そう考えると、いかにこの夏休みの宿題が、
一学期の復習が、大事なことかが、
わかると思います。
嫌々やっているであろう夏休みの宿題ですが、
もし二学期のテストを意識して、苦手な箇所、
ここは“二学期のテスト”に出てきたら嫌だな
と思う箇所があったら、チェックしておき、
“二学期のテスト”前に見直すだけで、
10~20点分の点数を確保できる
ようになります。
ほんの少し意識して、ほんの少しの工夫で、
10~20点が確実にとれるのであれば、
やって損はないと思います。
これらの意識を持って、宿題を終えた方も含めて、
改めて夏休みの宿題を見直してみて下さい。
少しは、夏休みの宿題を真剣にやらなきゃな
と思っていただけたら、幸いです。