私立校・中高一貫校で、成績『4』や『5』を取る条件、基準を甘く、軽く見積もらない


一回一回のテストの点数に

一喜一憂される方が多いですが、

私立校・中高一貫校の場合、むしろ、

この『記録された成績』にこそ、

注目しないと、後々に後悔することに

なります。



失礼ながら、これは親御さん、

ご家庭の方も、その認識が低く、

『記録』された結果=成績に対して、

お子さん以上に無関心、無頓着に

されることが多いです。



そうして、進級・進学の危機となってから、

慌てて、確認し、挽回するには『物理的』に

限りなく不可能に近くなっていることが多いです。



3年間を通して、成績平均『3』を取ることが

基準になっている場合、『数字的』には、

三年間で合計『9』を取れば、平均『3』に

することができます。



ですから、1年次、2年次と仮に『2』を

取ってしまったとしても、3年次に『5』を取れば、

『数字的』には、可能性があります。



1年次に『1』を取っても、

2年次に『3』を取り、

3年次に『5』を取れば、

『数字的』には可能です。



『数字的』と強調させて頂きましたが、

では実際に、『物理的』に、

『4』や『5』といった成績を

取るためには、どういった成績点を

取るのか、ご存知でしょうか。



成績の付け方は各学校、

各先生によって、様々ではありますが、

『絶対評価』によって、成績を付ける

私立校・中高一貫校の場合、

『4』や『5』という成績を取る条件、

基準は、他の学校よりも、かなり厳しい

条件、基準が設けられていることが

あります。



そういったことを知らずに、

『1』や『2』といった成績を取っても、

『数字上』の可能性だけを信じていると、

『物理的』に不可能となっていくことになります。



このブログでは、よく提出物や宿題などで

『平常点』を稼いで、テストにおいては、

平均点を取りましょう、せめて赤点を

取らないようにしましょうと書いているのは、

『普通に』進級・進学を目指す、

目指していく方に向けての、

うるさい小言、説教であり、

『忠告』として書いております。



つまり、成績の『数字上』、

挽回が必要な方にとっては、

もう『普通の』進級・進学の道を

目指して、勉強していくのは

困難になっていることになります。



それを知ってか知らずかはわかりませんが、

散々成績を落してきた方ほど、この期に及んで、

『効率良く』『効果的に』『短時間で』と

望まれることが多いです。



私立校・中高一貫校で、

成績『4』や『5』を取る

条件、基準をかなり甘く、軽く

見積もられているように思われます。



そんな意識で、覚悟で、言動、態度、姿勢で、

『私立校・中高一貫校』で、成績『4』や『5』を

取れるのは、最初から取り続けてきた方か、

受験勉強にも耐えられるくらいの勉強量、学力、

集中力、基礎知識があって、

『時間』をかけれる方だけです。



そもそも、『私立校・中高一貫校』で、

成績『4』や『5』を取ることが

どれくらいのことか、確認されて

いますでしょうか。



各校、各先生によって、その基準、条件は

異なると思いますが、少なくとも

『成績点』が80~90点以上が『4』、

90~95点以上が『5』となることが

多いです。



『成績点』とは、平常点と

定期テストの素点×(100-平常点)%の

合算となることが多いので、

平常点が20~30点の場合、

まずその平常点が半分、

2/3以上取れていることが条件となり、

その上で、定期テストで85点以上で『4』、

100点で『5』となるかどうかが

『ギリギリ』の基準、条件となります。



平常点が満点であれば、もう少し

定期テストの素点は下がっても、

取れる可能性がありますが、

それでも素点で75点以下であれば、

限りなく『4』に近い『3』と

なることになります。



これが成績『4』や『5』を『物理的』に

取る条件となりますが、いかがでしょうか。



逆に、『2』を『3』に上げるまでは

ちょっと頑張る、効率良く頑張るで、

何とかすることが出来ます。



成績点50点以上であれば、

成績は『3』がつくわけですから、

平常点で満点近く取れば、定期テストは

素点で30点以上を取れば、

ギリギリ成績『3』を取ることが

出来ます。



そのことを知った上で、いかがでしょう。



1年次、2年次と仮に『2』を

取ってしまった方は、つまり、

平常点あるいはテストの素点において、

平常点は半分以下、テストの素点は

30~40点、50点、となっていると

思います。



その状況・状態から、3年次になってから、

1・2か月で、平常点は満点に、

テストの素点は、90点以上を取ることを、

『絶対的』するためには、何をどうして、

どれだけの時間を費やすのか、

計算できますでしょうか。



それを本当に、『効率良く』

『効果的に』『短時間で』

行う方法が、塾や家庭教師に

『頼るだけ』で結果が結びつくと

思われますでしょうか。



このブログでよく書いている、

私立校・中高一貫校で、

『追い込まれる』という

状況・状態はこの状況・状態を

さしており、それでも尚、

『今までの生活』は変えたくない、

変える覚悟も意識もないと言われる方が多く、

結果として、進級・進学出来ない悲劇に

突き進むことになります。



3年次一学期、いえ、今年度以降は、

2年次二学期までが、その基準、条件を

クリアするための時間が残されている

最後の機会となると思います。



もうすでに、進学できないことが決まった

3年生は、そのことを痛感されている

ことでしょうが、記録された成績の

挽回のために、どれだけの時間を

費やすべきだったのか、

いつからどうすべきだったのか、

受験では、そして転校する学校では、

同じ過ちを繰り返さないように

しておくことをオススメします。



そして、進級・進学の危機を

迎えようとしている方は、

この一学期において、甘い、軽い

認識を、意識を、覚悟を、改めて、

よく考えて、この夏休みから、

進級・進学に向けて動き出すことを

オススメします。