私立校・中高一貫校に入学させた『親御さん』の責任が問われる三学期


二学期期末テスト、そして、この三学期は

生徒さんの『自己責任』もさることながら、

その私立校・中高一貫校にお子さんを

入学させた『親御さん』にも、

責任を問われる学期となります。



受験無しに進級・進学していく

私立校・中高一貫校という環境に、

お子さんを入学させた時点で、

この三学期に関して、ある程度の

予想・想定が出来ない場合、

お子さんの私立校・中高一貫校での、

悲劇・不幸は免れないことになります。



昨年、入学・進級してから約8ヶ月経ち、

もう分かってきていると思いますが、

授業をふざける、宿題は出さない、

その上でテストでも点数が取れない

となると、私立校・中高一貫校では

進級・進学できません。

いえ、学校・先生がさせません。



進級・進学できない、させられないだけの

『証拠品』を、学校、先生側が、大量に

見せてくれることになると思いますが、

その溜め込んだものに対しての責任を、

お子さんとともに親御さんにも

取ってもらうことになります。



すでに二学期の時点で取らされた方も

いるかと思いますが、その多くが

3年生の話で、在校生、特にまだ

『入学したて』と思っている

1年生は、お子さん本人はおろか、

親御さんは全く、そんなことを

意識していないことが多いです。



私立校・中高一貫校に入ったのだから

大丈夫でしょう。



そう公言はされないでしょうが、

そう思われる態度・姿勢が

にじみ出ている方が多いです。



その結果、この三学期の状況・環境を

甘く見積もる方が、進級・進学できない

という悲劇・不幸への道に進まれることに

なります。



私立校・中高一貫校の三学期の

状況・環境は最悪です。



3年生で、進学できないことが

決定している方にとっては、

周りの人たちは進学を決めて

ふざけて遊んでいる中での、

受験勉強となります。



1・2年生は、二学期期末テストまでの

点数・成績の『格差』によって、

残りの学年末テストを仮に0点を

取っても進級出来る方、

100点近くの点数を

取らないと進級出来ない方、

もう進級・進学できないことが

決定している方とで、クラス内が

分かれます。



それぞれが、それぞれで

クラス・グループを作っていれば、

そこまで交流も無く、影響してこない

かもしれませんが、実際は、

ごちゃまぜの状況・環境で、

生徒さん本人も自分の立ち位置が

わからなくなっていることが多いです。



つまり、100点近くの点数を取らないと

進級出来ないにも関わらず、

残りの学年末テストを仮に0点を

取っても進級出来る方や、

もう進級・進学できないことが

決定している方と一緒になって、

部活動をやっていたり、遊びに行ったりと、

『同じように』行動し、『同じことを』やって、

それで大丈夫、自分も同じように、

進級・進学できると勘違いされることが

多いです。



これは親御さんも

同じような認識だと思います。



そうして、この三学期も

点数・成績の結果を記録し、

積み重ねてしまい、親御さんも

お子さんの立ち位置が

どこにいるのか知らずに、

その最終結果に至る

(進級・進学の合否)まで、

放置してしまう。



自由に伸び伸びという教育方針で、

私立校・中高一貫校に入れたのは、

その学校の校風や教育方針が良いと

思っただけで、その学校での

進級・進学などは、その時になったら、

できるというのであれば考える。



そのつもりであれば、

全く関係のない話ではありますが、

私立校・中高一貫校に入れたからには、

少なくとも、その学校での進級・進学は

「当たり前」とお考えの方は、

この三学期はよく考えての

判断・決断をすることを

オススメします。



今学年の最終的な成績が決まり、

次の学年に上がるに当たって、

大事な素養や学力を身につける

最後の学期であり、部活動や

友達付き合いなどの対応が

如実に結果として出る学期です。



一学期と異なり、夏休み・二学期以上に

親御さんの判断・決断が

大きく問われることになります。



上記しました通り、私立校・中高一貫校の

三学期の状況・環境は最悪です。



お子さん任せにして、

うまくいくことはまずありえません。



二学期までで、テストの点数・成績に

余裕があって、『ご褒美』として、

お子さん任せにするのであれば、

問題はありませんが、そうでない場合、

まず間違いなく、勉強はおろそかになり、

部活動、友達付き合いに走ることになります。



この時期はすでに、点数・成績の格差によって、

進級・進学がはっきりしておりますので、

『周り』の状況・環境がそうさせます。



そうなると、お子さん任せにするという、

その判断・決断したのは『親御さん』であり、

その責任として、お子さんと共に、

『自己責任』を取ってもらうことになります。



そういう意味ではこの三学期は

夏休み・二学期よりも、

親御さんの判断・決断の責任が

大きく問われる学期となります。



お子さんの通う私立校・中高一貫校が、

そこでのお子さんの立ち位置は、

今の状況は、学校の状況・環境は、

お友達の状況・環境は、

部活動の状況・環境は、

と様々なことを総合的に、

客観的に見ての判断・決断をしなければ、

私立校・中高一貫校の悲劇・不幸、

3年次になって、抜け落ちた

知識・時間を抱えたまま、

放り出される(進級・進学できない)

ということになります。



厳しいこと並び立てるように書きましたが、

これが今の私立校・中高一貫校で

問われている問題のように思えます。



よく考えての判断・決断をすることを

オススメします。