進級・進学要綱、
シラバスの読み方
~各教科の評価の仕方を知る編~


各教科の評価の仕方に関してですが、

これを的確に言いあてる教育関係者は

いないでしょう。



それくらい、各学校・各先生で、

様々な評価のつけ方をされます。



進級・進学要綱同様ではありますが、

これもまた、自分自身で、お子さん自身で、

『知ろう』としない限り、わからないでしょう。



明確な“書類”として示してくれればいいのですが、

初回の授業で、口頭で、一回の板書で、

説明終了となると、その機会を逃した方は、

もう、『わからない』でしょう。



4月の段階なら、もう一度聞きにいけるとは

思いますが、もう教えてもらえないとなりましたら、

友達や部活動のネットワークを使って、

必ず確認し、きちんと紙に書いて、

ノートに貼り付けておきましょう。



もちろん、進級・進学要綱同様、コピーして、

『保存』しておくことをオススメします。



さて、そういった『確認』が済み、

各教科の評価の仕方を知ったら、

できれば別紙に『一覧』にして、

各教科の評価の仕方を見比べて下さい。



見比べること自体に、あまり意味は無いのですが、

一覧にすることによって、各教科、先生の評価の仕方を

ごっちゃにすることを避けることができます。



塾でもありましたが、

この先生は宿題を出さなくてもOKで、

この教科はノート提出さえしてればいいと

『思っていたら』、実は逆だった、

思い違い・勘違いだったで、

評価されなかったなどということが

往々にしてあります。



そんな馬鹿げたことで、評価を下げるなんてことは、

悲劇ですから、必ず、一覧にして、確認しておきましょう。



また、そうして一覧にした時、

別の先生が評価していることを、

別の科目でも気をつけてやってみる

などしてみるといいでしょう。

もちろん、上記のような思い違い、

勘違いしないことは前提ですが。



そうすることで、プラスαの評価を

得れるかもしれません。



つまり、他の教科の評価の仕方で

『学んだ』ことが、別の教科にも

活きてきて、評価されるということです。



社会の先生などに多いのですが、

ノートの書き方に関して、

うるさい指定や指示があり、

例えば、ノートの隅に、重要単語を

書くようにしましょう、そうすることで

ノート点(平常点)を上げますなど、

これを国語や英語、理科のノートにも

書くようにしたりすることで、

社会の先生の教えを『学んだ』ということが、

『職員室』で話題になったりします。



そういう学ぶ姿勢・態度は

プラス評価になると思います。



そういった『学んだ』ことを、

嫌味ったらしく披露しろとは言いませんが、

自分が勉強していいと思ったことは、

その教科に限らず、別の教科でも使うようにしてみましょう。



こうして、各教科の評価の仕方を

『全部』確認し、知ったら、あとは、

それに沿うように、授業を、宿題・課題を、

テストを受けていくことになります。



一つ注意しておいて欲しいのですが、

『当たり前』のことをやるのは、前提として、

学校の先生も、『“あえて”言っていない』とは思います。



ここではあえて書かせて頂きますが、

こんな当たり前のこと、

私立校・中高一貫校に入ったのであれば、

やっていることだとは思います。



もし、万が一、できていないというなら、

今一度、考え直すことをオススメします。



 授業中、ふざけない、騒がない、

 寝ない、先生の説明を聞く。


 ノートをきちんと取り、提出する

 必要がある場合、提出期限内に出す。


 宿題・課題をきちんとやり、

 提出期限内に出す。


 テスト前には、テスト範囲を

 きちんと確認し、復習をする。



『普通に』やっていることだとは思いますが、

『評価を得る』、つまり成績を取る、

それを確実にしたい、好成績を取りたい

というのであれば、これら、『当たり前』のことは、

『完璧』にやるくらいの気持ちでなければ、

難しいでしょう。



親御さんの中でも多いのですが、

『テストの点数』が上がらないから、

『成績』が上がらないと、

勘違いされている場合があります。



この各教科の評価の仕方を、

きちんと把握していれば、それは

『テストの点数』だけの問題でなく、

『平常点』の問題であったりすることがあります。



私立校・中高一貫校の場合、

『成績』を“上げる”となると、

まずこの『平常点』を落としているようでは、

テストでどれ程良い点数を取っても、

成績は“上がらなかったり”します。



それこそ、極端な例を挙げれば、

毎回のテストで80~90点取っていても、

『平常点』が取れていなければ、

成績は中位の『3』や単なる『合格』で、

平常点を普通に取っているなら、

『4』や『5』、『優』や『A』という

成績が取れていたはずなのに、

なんてことがあります。



実際はこんな極端な点数での、

顕著に『例』を見せられることはないと思いますが、

実は平常点が取れていれば、一つ上の『成績』が

取れていたのに・・・ということは多々あります。



テストの点数だけを見てしまう方もおりますが、

『本当に』、『成績』の評価の仕方が、

『テストの点数のみ』であれば、

テストの点数だけにこだわって構いません。



しかし、今は、私立校・中高一貫校といえど、

成績の評価=『テストの点数のみ』としている

学校・先生は、かなり少ないでしょう。



そうすると、その教科・その先生に限って、

半数以上の方が不合格や赤点になってしまって、

進級・進学に大きく関係してしまうことがあるからです。



今は、そんなことになったら、

かなり問題として見られてしまう

ことでしょうから、進級・進学要綱同様、

かなり複雑な、詳細な評価の仕方を

していると思います。



こればかりは、通っている学校・教科の先生によって、

まちまちですので、それに従うしかありません。



この評価の仕方を無視した

言動・姿勢・態度を示していて、

『成績』が上がるどころか、

普通に『成績』が取れるなどとは

思わないで下さい。



普段のブログで、平常点のことを

うるさく指摘しているのはこのためでした。



『普段』の努力、それも、先生が必ず見てくれていて、

一つ一つを丁寧に、真摯に行いさえすれば、

『確実に』評価される『平常点』を

ないがしろにして、一発勝負の『定期テスト』で、

点数さえ取ればいいんだろうという、

言動・姿勢・態度だと、その『博打』に

失敗した時、大きく『成績』を落すことになります。



そうならないためにも、『保険』として、

きちんと『平常点』を取ることを前提にしたほうが、

私立校・中高一貫校の場合、『普通に』

進級・進学できるようになれると思います。



“信じてもらえない”かもしれませんが、

学校の先生が定めた『平常点』に『なること』を、

徹底してやっていれば、テストの点数も自然と

上がっていくことでしょう。



なぜなら、その先生が、『大事』ですよ

という教えを守った生徒が、

解けないようなテスト問題を

作ることは少ないから。



大抵の方は、これを軽んじるから、

テストでも点数が取れなくなって、

成績も下がるという負のスパイラルとなります。



私立校・中高一貫校において、

『成績』を気にするのであれば、

テストの点数以上に、『当たり前』と

思われている『平常点』こそ、

注意することをオススメします。



具体的な勉強の続きは・・・


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