進級・進学要綱、
シラバスの読み方
~部活動や趣味、検定
などの評価を知る編~


これもまた、各教科の評価の仕方同様、

多くの方が勘違いされることではありますが、

部活動や趣味、検定などの評価に関しては、

進級・進学要綱などを『斜め読み』して、

自分の都合の良い解釈しないで下さい。



さらに、親御さんの中には保護者会などの

説明会でも勘違いされる方もいると思います。



確かに、今、ほとんどの私立校・中高一貫校が、

勉強だけができる、いわゆる『頭でっかち』の

『優等生』タイプでは『なく』、『文武両道』、

勉強も、勉強以外のことも、積極的に挑戦し、

結果を残してきた方が、成績上位はもちろんのこと、

『進学』実績においても、上位を占めてきています。



国公立や有名私立大学への受験進学はもちろん、

場合によっては、他校(指定校)推薦で、

合格することも増えてきています。



そのため、学校が大々的に、彼らの実績を、

モデルケースとして取り上げ、我が校に来れば、

『文武両道』ができ、心身ともに充実した

学校生活、学生時代を送れるということを

前面に、『理想』を語られます。



しかし、このことにより、

『勘違い』される方が増えてきました。



それは、『あたかも』、『勉強以外』のことを

頑張れば、進級・進学に『考慮される』、

あるいは、『勉強も“自然に”できるようになる』、

さらには、勉強のことは『やらないでも』『許される』、

なんてことまでを『思い違い』してしまう。



『そんなこと』、進級・進学要綱に、

『明確な』言葉・一文として、

書いてありますでしょうか。



進級・進学要綱を『斜め読み』して、

なんとなく理解したつもりで、

部活動や趣味、検定などの

『追加』評価に関して、

『それで』『それだけで』、

勉強における成績のマイナスを

『補填』『補充』でき、

それこそ極端な例ではありますが、

成績オール『1』でも、勉強以外のことを

頑張った『ご褒美』として、

進級・進学『できる』『させてもらえる』

なんて、思っていませんか。



もし、『本当に』、進級・進学要綱に、

『一芸』における、特別進級・進学

というものがあるのであれば、

明記されているはずであり、

学校の先生も、『そういう』

進級・進学の仕方もあると、

明言することでしょう。



しかしながら、ほとんどの学校は、

『進学の“際”に、“有利”になる』としか

言っていないでしょう。



この言葉は、もっと正確に言えば、

進級・進学における勉強の成績が

取れていることが『大前提』の上に、

『追加』ポイントとして、勉強以外のこと“も”

評価しますということです。



『大前提』が取れていなければ、

その『評価』は全くもって、無駄です。



言い方悪いですが、学生時代の

『良い思い出』程度の扱いです。



記録された『点数・成績』で、

進級・進学が決まる

私立校・中高一貫校においては。



それで、それが『原因』で、

進級・進学できなかった時、

『良い思い出』だった、良かった良かったで、

進級・進学できなくても、一切の後悔、文句や

愚痴無く、学校を去ることができるのであれば、

ここから先、書くことは、ただうるさいだけの

説教・小言・お節介となりますので、

読まないでも大丈夫かと思います。



しかし、上記の意識・覚悟を、改めて再認識した方は、

もう一度進級・進学要綱を見て下さい。



おそらく付随して、勉強以外の

『追加ポイント』もあることでしょうから、

それと、進級・進学要綱を見比べて、

『そこに』どういった記載があるのか、

注視して下さい。



進級・進学が決定する際に、

『追加ポイント・評価』によって、

学業面、つまり各学期において『記録』される、

『成績』が、規定の点数・成績を『収めて』いなくても、

進級・進学できると書いてありますか。



書いてなければ、学校の先生に聞いて下さい。



特に、部活動などであれば、

『部活動の顧問』の先生に聞いてほしいです。



『今、学業面で、成績がとれていませんが、

 このまま部活動を続けることで、

 その学業面でのマイナスを、

 取り消しにできますか』と。



おそらく、先生はこういうでしょう。

『どちらも頑張ってください』と。



これは、『そんなことできるわけないだろう』

という意味です。



今は、否定的なことを言えば、

パワハラとも取られかねないので、

『応援』はするけど、『現実・事実』は

はぐらかすようになってきています。



そういったことも、自分で気付く、

あるいはご家庭で気づくのが、

『自己責任』となっています。



こういった意識・認識・覚悟無く、

進級・進学要綱を斜め読みして、

『部活動や趣味、検定などの評価を知る』

ことは危険です。



むしろ、止めて頂きたいです。



あくまでも、進級・進学要綱を読んだ上で、

学業面での基準をクリアするのは『大前提』で、

その上で、進学の“際”に“有利”になるという

意識・認識・覚悟、さらには感覚を持って、

初めて、『部活動や趣味、検定などの評価を知る』

意味があります。



また、もう一つ勘違いしているのが、成績下位で、

ギリギリ進級・進学要綱を満たしていて、

勉強以外のことを頑張ったから、成績中位の方、

あるいは上位の方と、『肩を並べる』なんて、

思わないで下さい。



それは、成績下位の中で、上のランクになるだけであり、

進級・進学の要綱の肝となる、『学業面』での順位を

覆すようなことはありません。



仮にあったとしても、それは、進学後の更なる

悲劇を招くことになるでしょう。



学業面での成績は下位クラスにも関わらず、

上位クラスとして、進学するわけですから、

求められる学業面のレベル・内容は

かなり高度となります。



それでも、勉強以外のことに頑張るなんて言っていると、

あっという間に落第・留年となってしまうことでしょう。



これは、昨今、大学まで『内部進学』した方の

『留年率』ということで問題になっていることでしょう。



大学側も、これには厳しい処置をしていくことになると

思いますので、付属の高校・中学に対して、

『進学枠』の引き締めや『進学の条件』を

厳しくする流れになると思います。



そうなった時、いやいや、そんなの聞いていないし、

知らないしでは、済まされないので、注意して下さい。



具体的な勉強の続きは・・・


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