目的達成のための手段を学ぶこと


試験や受験などもそうですが、

何かを達成するために勉強する、

努力することは非常に良いことだと

思います。



私立校・中高一貫校生の場合、

この経験が人より少なくなり、

学校に入学すると、どうしても

中だるみになる・目的を

失いがちになります。



苦労して学校に入って、

すぐに勉強勉強と言われると、

うんざりするかと思いますが、

本来、勉強は目的達成のための

手段を学ぶことだと、私は考えます。



テストでいい点をとるためにはどうするか?

成績を上げるためにはどうするか?

進学・卒業するためにどうするか?



そのために何をするのか?

どういう手段をとるのか?



これが皆さんに与えられた自由です。



よく、自由=何をしていい

=学校なんかいつ辞めてもいいと

短絡的に考え、手段を学ぶことを拒否して、

社会にでていこうとする方がおりますが、

社会にでればすぐに実感すると思います。



世の中は、困ったこと・わからない

ことだらけです。



学校で習った・経験した困ったこと、

わからないことなどは比になりません。



その時、その困ったこと・わからないことを

どうやって解決しようか?

自分なりにどうやって乗り越えていくか?



その手段を導き出せるかどうかによって、

人生が大きく変わっていきます。



この時、自分がわかっていることと、

その自分にあった手段・方法を

知っているかいないかということが、

大きな差となります。



この力を養う、養うことを試せるのが

学生時代だと、私は思います。



仮に、テストはできない・成績は

最下位の方でも自分のことを

良くわかっており、どんなことでも

うまくやっていける自分なりの

手段・方法を知っている方であれば、

学校など行かずにどんどん世の中に

関わっていくほうがいいと思います。



学校にいる間は、いろいろなことを試して、

どんなに失敗しても、たかだかテストで

悪い点数・成績が悪い程度で済みますが、

世の中に出ると、借金を作る・罪を

犯してしまうなど、人生を損するように

なってしまうことになりかねません。



そこまでおおげさになることはないと思いますが、

一番わかりやすいのが、なりたい自分になれるかどうか、

思い描く大人になれるかどうかだと思います。



お金持ちになって、豪邸に住んで、

高級車を乗り回したい!

お金はなくても、安定した生活をしたい。

最低限、こうなりたい、など。



いろいろな夢や希望があると思いますが、

その実現のための手段や方法を知っているか?

実行できるだけの自分があるか?

仮になくても、努力していればそうなれる

という自分をみたことがあるか?

そういう自分になれることを信じれるか?

こういったことを試す場として、

学校を使ってみる。



こう考えてみれば、つまらないと思っていた

学校が少しはおもしろく思えて、

中だるんでいる暇も、目的がなくなる

こともないと思います。



小さな変化かもしれませんが、ぜひ学校で、

いろいろな手段・方法を試してみてください。



勉強だけに限らず、部活動でも遊びでも

こういったことを意識してみたら、

楽しいと思います。