春休みの勉強の仕方
~全般編~


初めに。



春休みの勉強の仕方、全般編では、

精神論ばかりです。



毎回のことで、おそらく、

ほとんどがうるさい説教ですが、

“予言通り”に、そうなってしまうと

後々になって効いてきますので、

気をつけて下さい。



願わくば、笑い話の戯言だったと、

豪語できる学生時代を送れることを、

祈っております。



さて、今の学年を終え、次の学年に向かう

この春休みの期間、特に中学から高校に

上がる方にとっては、ほぼ“無敵”の

状況・状態でしょう。



なんせ、“進級・進学”が決定している、

つまり、あたかも明るい“未来・将来”が

約束され、その上、学校が“自分”を認めた、

手招きして、次の学年、高校へと

“招待”してくれる、そんな気分に

浸れる2~3週間です。



最高の気分だと思います。



進級・進学が決定している。

未来・将来が約束されている。

学校は認めた。

招待される。



一つ一つをとれば、

これはまぎれもない「事実」です。



ですので、そのことを「自信」にするのも、

「自慢」にするのも、「自由」です。



むしろ昨今の学生は少し元気が足りない

ように思えますので、されたほうが良いでしょう。



但し、“正確性”を欠いた、“自分都合”の情報に

振り回されると、今後の人生を大きく

左右されますので、覚えておいて下さい。



「今の学年から次の学年への」

進級・進学“のみ”が決定している。


「進級・進学できる“だけ”」

という近い未来・将来“のみ”が約束されている。


「一定の基準(成績)を満たした」

という事実“のみ”を学校は認めた。


「次の学年でより難しいことを

 修学する・学ぶ意欲がある」

とみなされて(招待して)いる。



ということです。



うるさいことかもしれませんが、

こういう物事をより正確に捉える

訓練をしておかないと、

それこそ、将来・未来において、

“騙されて”しまいます。



日本語は、言い回しや言い方一つで、

いろいろな捉え方ができる“便利”なものと

なっています。



入学要綱、そして進級・進学要綱を

よく読んでみればわかると思いますが、そこには、

「進級・進学できたら、全てを許す、

 将来・未来を約束する」とは

書いていないです。



そういったことをよく注意して下さい。



こう書かれると、もうおわかりになると思いますが、

どちらかというと、日本では“本人の実力・学力”、

“意志”に関係なく、学年が押し上げられる

システムとなっております。



ある種、義務教育が

その最たるところではありますが、

本人の修学状況・状態に関係なく、

学年が上げられることで、

特に弊害が出てくる教科が、

数学と英語です。



中高一貫校では、修学状況

(成績・テストの点数)によっての

クラス分けを科目ごとに行っている

学校もありますが、それでも

差が出てくるのが、この2教科です。



この意識を持って、進級・進学することが、

学年末テストが終わって、春休み、そして

新学年になるまでの期間を過ごすことが

問われることになります。



もちろん、“進級・進学”できたのは

事実ですから、喜び楽しく過ごすことも

大事な学生時代の、青春時代の思い出です。



ですから暗くなる必要はありません。



ただ“油断”しないように

気をつけていればいいだけです。



冒頭から、重い話でうんざりかもしれませんが、

こういった現実を知っておくことも

大事ですので、少し考えてみて下さい。



この春休みを、次の学年になるまでを、

楽しく遊んで過ごす“だけ”で、

終わってしまっていいのかどうか。



含みを持たせた書き方をしましたが、

長期休みの中でも特に、春休みの勉強は、

「意識」を持てない=やる気になれない、

やる意味を見出せない勉強となりかねないので、

よく考えてほしく、書いております。



“何”もしなくても、“進級・進学できる”

という事実を、どう捉えるか、どう考えるかで、

勉強の意義が変わります。



具体的な勉強の続きは・・・


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