大学進学決定後の
勉強の仕方
~全般編~

受験なく進学できる私立校・中高一貫校では、12月には、

大学進学が決定し、青春時代の最後の高校生活を満喫されていると思います。



それまでに進級・進学の不安や葛藤があったと思いますので、

ここで羽目を外して、大いに遊び、楽しみ、怠惰な生活を

送っても構わないとは思います。



ですが、そうして、内部進学する方の中で、せっかく入った大学学部で、

勉強についていけず、留年あるいは退学となる方が少なくありません。



これが内部進学生の最も懸念事項となりますが、もともと

『大学に入れればいい』『とりあえず大学進学したい』という

低い志のもと、教育機関の最高学府となる『大学』に進学することは、

危険です。



受験生の中にも、将来・未来のことを明確に決めていて、

その大学、その学部でしっかり学ぶべきものを学んで、

そこから先のビジョンを見据えているという方が多いわけではありませんが、

『大学に入るため』の『最低限』にして、自分の実力を『最大限』発揮して、

“受験”をパスしてきているという経験のもと、自信や実力を

つけてきていますので、大学時代のちょっとの挫折や迷い、悩み、葛藤で、

“潰れる”“落ち込む”ということは少ないのだと思います。



しかし、内部進学した方は、これがありませんので、中途半端な意識や志、

自信や実力を持って、大学進学すると、私立校・中高一貫校においての、

最終最後の“悲劇”を迎えることになります。



小学校からその大学付属の学校に通っているとなれば、

十数年という時間と労力をかけて、大学留年・中退という、

不名誉な学歴をつけることになります。



今後の日本は、本当に実力社会となり、学歴など経歴など、

全く関係なくなるかもしれませんが、今だ学歴主義である部分は

否めません。



中学時代、高校時代と異なり、大学でのその結果に対しては、

本当に逆転できない、転機とすることが難しいと思います。



一部のバイタリティのある方は、そこから独自に起業などして、

のし上がる、成り上がるなどということもあるでしょうが、

そういった一部の方の成功例だけを見て、多くの方の失敗例を

無視する言動、態度、姿勢が、どうなるかは、中高時代に

“学んでいる”と思います。



大学進学が決定した内部進学生は、このことをよく考えておかないと、

2・3年後、泣くことになりますので注意して下さい。



大学進学まで決めた皆さんは、おそらく親御さんも含めて、

もう一人前の“大人”扱いをされることになります。



大学進学を決めた12月の時期から、親御さんはもちろんのこと、

学校の先生も含めて、うるさく『勉強しておけよ』などとは言わないでしょう。



ここから先、もう“二度と”言われることもないでしょう。



だからこその最後のうるさい、お節介な説教として、

この『大学進学決定後の勉強の仕方』を提案したいと思います。



特に中高と内部進学を経て、大学までも内部進学される方は、

その甘ったれた意識と覚悟、そして生半可につけた自信と学力を、

今一度見直しておかないと、最終最後の悲劇として、

大学時代での留年・退学という道へと突き進むことになりますので、

ぜひよく考えておくことをオススメします。



おそらく大学側のデータとしても『内部進学生』の留年率・退学率は

把握していると思いますが、昨今はそれが増加傾向にあるのではないかと

懸念しております。



その反面、光り輝くような未来・将来を切り開く方もいるので、

内部進学生を一概に無下にはできず、内部進学の推薦枠を

大幅に減らすということもないのでしょう。



大学進学するのですから、そういったことも含めて、自分が今いる立ち位置、

立場、状況・状態を、“自分自身”で把握して、判断して、決断するように

してみてください。



うるさい説教のように感じられるかもしれませんが、これもまた、

多くの方の、進学後の状況・状態を、見てきて、あるいは噂などで

聞いての助言です。



無視されるのは構いませんが、普段でも何度も書いてきておりますが、

大学進学決定後は、そういった言動、態度、姿勢に対するものにも

『自己責任』が付きまとうことになりますので、注意して下さい。



こういったことを、大学に入ってやっと気づいた、なってみてわかったでは、

もう引き返すことはもちろん、やり直すことも非常に難しいことになりますので、

本当によく考えての言動、態度、姿勢を取れるようにしておくことを

オススメします。



大学進学から先は、本当に自分の夢や将来・未来に直結し、

さらには具体的に就職するためにどうするか、就職してからどうするかを、

自分の人生プランを考えることになります。



大学生になったから、親御さんの目から、手から離れて、

自由気ままに、自分勝手に、遊べる、自由にできると思って、

『それだけ』で、2年間、3年間と過ごしてしまうと、

もう後はありません。



最も、その時、自分に『何も残っていない』ということに気づいた時に、

本当に後がないことに気づかされることになるでしょう。



大学時代は、自分で、自由にできる分、今まで以上に『自己責任』を

問われる上に、将来・未来に役立つ勉強を“自分自身”で

『できるかどうか』が、そのまま自分の将来・未来、人生に

かかってくることになります。



私立校・中高一貫校生で、大学までも内部進学していった方は、

大学時代、4年間をかけて、そのことを『なってみてわかった』となった時、

ある意味、最大の悲劇を迎えることになるかもしれません。



自分が学生時代に学んだこの十数年間は、一体何だったというのか、

それこそ、『学校で学ぶ勉強や知識』そのものは、何の役に立たないと、

思われることになるかもしれません。



そこまでとなりますと、そうなったのも、そうしたのも、

全て『あなたの責任』『自己責任』ですの一言で、終了です。



大学時代は、本当に最後の『学生』時代です。



この4年間で、自分の将来・未来に、夢に、人生に、

繋げる『勉強』をしておかないと、その先、『二度と』、

“学生という立場”で、『学ぶ』ことはできませんので、

よく考えておくことをオススメします。



以下に挙げる項目は、一般論のようなものではありますが、

その一般論をきちんとやっている大人は実は少ないものです。



親御さんや周りの大人たちを見てみてもそこまでやっていると

思える・見える人は少ないでしょうが、少なからず仕事、

あるいは個人的な趣味などにおいて、出来ている、

いえ、こう書くと大人になれば誰でも『出来る』ことと

勘違いされてしまうかもしれませんので、言い直させて頂きます、

『(今)出来るようになっている』、

『(大人になっても)出来るように頑張っている』ことを、

以下に羅列しました。



もちろん、これだけが全てではありませんが、

これを大学時代から、それも、『大学進学決定後』から、

やっているとなれば、大学時代、人とは違った時間軸を生きることに

なるでしょう。



内部進学生は、それをちょっと早めに“準備”できるのが利点です。



大学生に“なってからわかった”となる前に、

留年・退学と、大学を卒業すると“なってからわかった”となる前に、

やっておくことをオススメします。



具体的な勉強の続きは・・・


【私立校・中高一貫校生 大学進学決定後の勉強の仕方】


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