その日その日のテストが終わっても気を抜かない


テスト中の方向けらしい

アドバイスとなりますが、

その日その日のテストが

終わっても、気を抜かず、ましてや

リラックス・リフレッシュと称して、

友達と『気晴らし』のお遊びや

おふざけをするのは止めておくことを

オススメします。



“まだ”一学期だからという意識も

あるかもしれませんが、

この一学期に行ったことは

大抵二学期、三学期も行います。



さらには、次学年もとなると、

そうやって一緒になって、お遊び、

おふざけしていた方の中から、

一人、また一人と、『消えて』

いくことになるでしょう。



怪談話のように感じられるかもしれませんが、

各学期の定期テスト、成績によって、

進級・進学が決まっていく

私立校・中高一貫校では、

友達付き合い以上に、点数、成績が

重視されることになります。



友達付き合いの良い、本当に、

性格も、人柄も良い人でも、

点数、成績が取れていなければ、

そして、それが進級・進学要綱を

満たしていなければ、ばっさり、

あっさり、切って捨てられるように、

進級・進学できないで、学校から

追い出されることになります。



友達が、あるいは自分が、

そうなってもいいのかどうか、

よく考えての行動をするように

して下さい。



本気で、真剣に、この一学期期末テストで

点数を取りに行くのであれば、

そんなことをしている場合では

ありません。



大げさに聞こえるかもしれませんが、

一分一秒を惜しんで、解く、覚える、

確認するを、徹底的に行って、

数点、十数点という『追加点』を

取れるようになれます。



休み明けのテストのように、

本来自分の持っている

『実力』“のみ”でテストは

受けるべきだと思われている、

あるいは、思っていないにしても、

そう思われているかのような

言動・態度・姿勢を示している方は

多いでしょう。



テスト前に勉強するなんて、

なんだか卑怯者が付け焼刃で

点数を稼いでいるように

感じられているのかもしれませんが、

それで最終的に

『進級・進学できたかできなかった』を

分けたとしたら、皆さん

『やっておけば良かった』と

思われることでしょう。



特に受験なく、学校の定期テスト、

成績で進学ができる

私立校・中高一貫校の場合、

その思いが年々強くなっていきます。



受験の場合、仮にやっていたとしても、

自分の実力、学力、頭の良さでは、

できたかどうかわからない、その時の

テストの難易度や自分の調子なども含めて、

やっていてもどうなったかわからないために、

そこまで反省されることはないと思います。



ところが、学校の定期テストは、

必ず、授業で先生が言っていた、

説明していた、書いていた、

プリント・教科書に書いてあったことが、

宿題でやったことが、問題に出される

わけですから、『やっておけば』の

気持ちが強く出てくることになります。



そうして、『落した』数点、十数点に

足をすくわれる形となって、

進級・進学できないまでになっていくと、

自分自身への自責の念が

より一層強くなると思います。



受験と異なり、『やっておけば』の連続で、

進路を棒にふるということは、

『やらなかった』過去の自分への

恨みつらみが強くなり、さらには、

『やっていた』友人・知人が、

偉い・ずるいと思うようになると、

自分をさらに卑下することに

なっていくと思います。



そんな悲劇を生むことのないように、

テスト期間中は、気を抜かずに、

一分一秒でも惜しんで、授業で先生が

言っていた、説明していた、

書いていた、プリント・教科書に

書いてあったことを、宿題でやったことを、

何度でも解く、覚える、確認するを

繰り返すことをオススメします。



『一度』できた、解けた、覚えたから、

もう大丈夫で、『ダメだった』ことは

何度も経験していると思います。



その失敗を、『何度も繰り返せない』

ということに早く気づかないと、

『有限』の機会、つまり

定期テストの点数、成績によって、

進級・進学が決まる私立校・中高一貫校の場合、

『何度目』かに、進級・進学が“できない”ことが

決まってしまいますので、気を付けて下さい。



中学・高校、それぞれ3年間で、

進級・進学が決まるまでの間にあるのは、

8回の学期と14~16回の定期テストです。



今回のテスト、学期が、

その何回目なのかをよく考えて、

危機感と緊張感を持って、

次の日のテストに臨むように

して下さい。