変われる機会と残り時間


学生期間3年間で、定期テストにおいて、

約14~16回、成績においては、8回。



これが、学生の皆さんに与えられた

『変われる機会』です。



受験で一発逆転というのであれば、

分かりやすく、1回で結果が出ますので、

ソレに勝負を懸けるというのであれば、

別に上記の回数で変わる必要はありません。



しかし、高校・大学付属の私立校・中高一貫校の場合、

上記の回数は『絶対的』なものであり、その回数内で、

結果が出せなければ、基準・条件を満たせなければ、

進級・進学は出来ません。



これは、無限の可能性がある学生の皆さんを、

否定するわけではなく、『現実』の『事実』を

書いています。



そして、これは今後、より厳しく記録され、

審査・評価されていくことになると思います。



昔のように温情点や補講・補習マジック、

部活動の顧問の先生の優遇措置など、

おそらく今後、そういった操作があることに

問題が出てくることになるでしょう。



今は、社会・世間全体で、公平、平等を求める声が

高まってきておりますので、教育機関が徹底的に、

『公平』『平等』を行えば、今までであれば、

救われてきていた方も、救われなくなっていくことに

なると思います。



最も、今は逆に、救われてしまうのもまた、

悲劇、不幸、地獄の始まりになってしまう

かもしれません。



学年が上がるごとに厳しくなっていく

環境において、あきらかに修学が遅れた方が、

無理してまで、その環境に身をおくことが、

果たして本当に幸せとなるかどうか、

機会を与えられれば与えられるほど、

『記録』されていくもの・ことに

追い込まれていくようになると思われます。



そうなった時、それで最終的に救われないとなった時、

15、18の春で、自己責任ということで、

ばっさりと、進路、選択肢を失うことになります。



私立校・中高一貫校の進級・進学の問題は、

今後過熱していくと思われますが、

気付いた時、なってみてわかった時の、

現役の学生でいられる『残り時間』が

数か月、数週間、数日とならないように

しておくことをオススメします。



3年次になってしまうと、そして、

この二学期を終えた時点となってしまうと、

転校・編入という選択肢も狭まる、

実質無くなり、国内で進学するつもりであれば

受験一択という選択しか出来なくなります。



その際、大学受験であれば、成績は関係ありませんが、

高校受験となると、一部成績を提出する必要もあり、

当然、その成績は、通っていた学校で、

『進学出来なかった』時のものとなります。



その成績で選べることのできる学校もまた、

選択肢は減ることになりますので、

ばっさりと、進路、選択肢を失うという

表現も過言ではないでしょう。



この二学期が、さらにはこの二学期中間テストが、

その時を迎えるカウントダウンとならないためには、

与えられた機会において、結果を残し、

進学の基準・条件を満たすこととなります。



多くの方は、そこまで追い込まれることはないと

思いますが、成績下位の方で、油断をしていると、

どうせ進学できるだろうとタカをくくっていると、

今年度以降、二学期中間テストで、さらには

3年次一学期で、3年次に進級する際にと、

決定することが早まる可能性もあるので

気を付けて下さい。