一学期中間テストを終えた方はもちろんのこと、
テスト前、テスト中の方ですら、
“一学期中間テスト”は、
『なんだ、こんなものか』と
思っていると思います。
一学期中間テストは、そのように、
呆気なさを感じることが多いテストです。
あーまぁ、もうちょっと頑張っていれば、
もうちょっと点数取れたな。
なんだ、あの程度の勉強で、この点数が取れるなら、
これからはもう少し“効率良く”やって、サボろう。
全然勉強してなかったけど、平均点、合格点取ってるし、
“普段の実力”が出せれば、赤点なんか取らないだろう。
などなど。
こうして、皆さんは、自分勝手に、
“騙されて”いくことになります。
学校や先生、親御さんや他の大人達が、
皆さんを苛めるかのような思惑を持って、
皆さんを『騙して』いるわけではありません。
皆さんは、自分自身によって、
勝手な思い込みによって、
自分で自分を『騙して』いき、
最終的には、過去となった自分に
『騙される』ことになります。
この一学期中間テスト、最も点数が取りやすく、
取りにいくべきテストにおいて、
『もうちょっと』、『効率良く』、
『普段の実力』なんてことを、
言っている時点で、もう今学年の
成績・テストは赤信号が灯ります。
早ければ、二学期中間テストを
終えた時点で、決まってしまいます。
進級・進学できないことが。
これは大げさに聞こえると思いますし、
すでにこの一学期中間テストにおいての
脅しのようなうるさい説教・小言・予想が、
大きく外れていて、自分には関係ないと
思われることでしょう。
ですが、そういった方ほど、
後々になって、記録されていく
点数・成績を軽んじて、
進級・進学できないことが
多いです。
むしろこの一学期中間テストにおいて、
説教・小言・予想通りの“ひどい”点数を取って、
学校・先生からの洗礼を受けて、
これはヤバイ、マズイ、今後のことを考えて、
今の生活から全てを考え直さなければと
思う方のほうが、進級・進学できます。
(後々に)進級・進学できないことが
決まる方の典型が、この一学期中間テストで、
大した勉強もせずに、平均点・基準点を取って、
『満足する』『余裕を見せる』方です。
反省もせず、こんなもので大丈夫でしょうと
タカをくくって、この6月を過ごし、
期末テストでギリギリ赤点を免れる
なんてことになって、成績もまぁ悪くはないが、
良くもないという状況・状態で、
『自由な』夏休みを過ごされ、
二学期から急転直下していき、
その時には勉強以外のことから
抜け出せなくなっていることになります。
中学2年生、3年生、そして高校生は
思い当たる節があると思います。
今年度、今学年、そこから脱出するためには、
この中間テストの結果をよく噛締めて、
確認して、意識して、期末テストに向かわないと、
“また”繰り返すことになります。
中学1年生は、何をどう言っても、
『なってみないとわからない』と
思いますが、そうなるかもしれないからと、
少しでも思ってみて、この6月を緊張感を
保ったまま、期末テストを迎えるように
することをオススメします。