先々に起こり得ることの残り日数、時間を感じ取る


制限時間や締切などに縛られたくない、

自由に生きたいと思う人は、

学生の皆さんだけでなく、

大人でも多いと思います。



しかし、現実の社会においては、

制限時間や締切が設けられ、

自由に、自分のペースで、

好き勝手に生きられる人は、

“少ない”です。



絶対に居ないとは言い切りませんが、

人生や一日、一年といった区切りでいえば、

人には必ず制限時間や締切が

存在することになります。



今は、無限の可能性、

夢や将来・未来という言葉が横行し、

それを否定することは悪かのように

なってきているように思えますが、

そのために『現実』を

見れなくなってきているのであれば、

それこそが悪のように思えてきます。



学生時代は無限にあるわけではありません。



同時に学校での勉強、授業も、

永遠に、無限に続くわけでも、

やらされるわけでもありません。



むしろ、その逆、時間がきたら、

締め切りがやってきたら、嫌でも、

『止めて』もらうようになっている

と言ってもいいでしょう。



日本では高校を卒業すると、

もう二度と高校に再入学して、

勉強をし直すということが

『できません』。



高校までの勉強は、授業は、

高校生までの、その期間に

おいてでしか、『出来ません』。



どんなにしたいと思っても、

それは『自分』で、

勉強しなおすしかありません。



学校はありません、先生はいません、

教科書も用意されていません、

授業時間など決められていません。



勉強が嫌だ、面倒だ、

こんなの何の役に立つんだと

思っている方からすれば、

それがどんなに素晴らしいことかと

思えるかもしれませんが、

時間が経つにつれて、そのことが

どれほど自分を無駄にしてきたことか、

自分の青春時代を、その時間を、

一体何に使ってきたことか、

考えさせられる時が

必ずやってくることになるでしょう。



学生の皆さんで言えば、

直近の学年末テストがそうですが、

学年末テストが始まるまでの

『日数』『時間』『授業数』は、

残りどれくらいでしょうか。



永遠に、無限にやる、やらなきゃいけない、

やらされるというイメージで思い込んで

いませんか。



はたまた、限られた時間であることは

わかっていても、出来ない、

やる気になれない、行動しない、

考えたくないと、駄々をこねて、

拗ねていれば、学校・先生が、

大人が、親御さん、ご家庭の方が、

何とかしてくれる、許してくれると、

思い込み続けていれば、何とかなると

思っていますか。



一般の学校であれば、

昨今は高校卒業まで、

周りから何と言われようとも

『我慢していれば』

あるいは『無視していれば』、

卒業が許されることが

多くなってきています。



ただ、高校を卒業するだけであれば。



しかし、そこから先は、

何も用意されておらず、

誰からも手助けしてもらえず、

それどころか、『そうしてきた』

『そうして生きてきた』ことに対して、

差別にも近い区別を受けることが

増えてくることでしょう。



“たかだか”学校の勉強“ごとき”のことで、

そこまでになってしまうことを考えると、

思い描いていた夢や未来・将来のことにおいては、

より悲惨な状況・状態になることが

多くなると思います。



私立校・中高一貫校では、そのことを

点数、成績によって、そして

進級・進学の合否によって、

明確に示されることになります。



そういう意味では、

私立校・中高一貫校生は、

学校に入学した時点から、

制限時間や締切に

縛り付けられているとも

言えます。



その限られた時間内で、

一定の『条件』を満たさなければ、

その時点で、どんどん決まって

いくことになります。



最終的には、進学出来ないことが決定し、

これから先のことを、ご自身で、

親御さん、ご家庭の方と『考えて』もらい、

決めてもらうということになります。



その時になって、学校・先生に

『何とかして欲しい』といっても、

何もしてもらえませんし、

進路の相談など、『赤の他人』の

先生が口を出せるものでは

ありませんので、何も言われない

ことでしょう。



こういった状況・状態にまでになった方、

これは失礼ながら、むしろ、親御さん、

ご家庭の方のほうが、学校・先生に対して、

恨み節を持ち、批判をされることが

多いですが、それも含めての

『自己責任』であることを、

しっかり自覚しなければ、

『同じ過ち』を繰り返すことに

なるだけでしょう。



とりあえず、今は、学年末テストまでの

残り日数、時間を考えるだけですが、

私立校・中高一貫校の場合、

残りのテスト、成績の回数、それまでに

進級・進学の基準をいつまでに、

どう満たさなければならないか、

そういった先々の『残り』を

考えていかないと、もう残っていない、

つまり、進学出来ないことが

決定するということになります。



学年末テストまでもそうですが、

“今学年”も、さらには、学生時代、

中学、高校、大学時代も、

刻々と『残り』日数、時間は

過ぎてきています。



よく考えての行動を起こすことを

オススメします。