二学期の抱負・目標・目的を考える


正月に一年の、4月に新学年の、

抱負・目標・目的を、

書いた・思ったと思います。



今、また新たに、その抱負・目標・目的を

見直してみても構いません。



前学年の終わり、新学年の始まりを経て、

改めて抱負・目標・目的を変えてみるのも

良いと思います。



できれば、初志貫徹、有言実行してもらいたい

と思いますが、夏休みの計画でも、そうですが、

日々の生活に追われ、目標を見失うことは

大人でもあることです。



学生は、学生だから、

時間があるんだから、

それほど忙しくないのだから、

若いうちから甘えるなと、

厳しいことを言われる方も

いるかもしれませんが、

目標を達成する、しない

といったことに、学生も、

老若男女も関係ありません。



4ヶ月前、8ヶ月前、思い描いていた現実とは

変わってきているのですから、また新しい抱負、

目標、目的を持って良いと思います。



特に学生は、学期ごと、学年ごとで、

気持ちを入れかえやすいように

なっていますので、ここで一つ、

二学期の抱負・目標・目的を

“入れかえて”みてください。



“新学年”になる前に思った夏休み、

“4月”に描いた夏休み、

中間テストを終えて考えた夏休み、

期末テストを終えて迎えた夏休み、

全部違うと思います。



その違いはなぜか、わかっていると思います。



そこで二学期の抱負・目標・目的です。



すでに失敗してきたことを、なんでまた

あえてやらなければならない、

“どうせ”一学期と同じ結果、毎回思っている

理想と現実の違いに、打ちのめされるくらいなら、

考えないほうが無難だ、賢い、と思わずに、

“考えて”下さい。



できるかどうか、やるかどうか、やれるかどうか、

そんなのは誰もわかりません。



おそらく自分自身でも、

自信が出てこないと思います。



しかし、その道しるべとなる

抱負、目標、目的がなければ、

“絶対に”できません、やれません。



と、どこかで聞いたことのあるような、

きれい事を言ったところで、

心には響かないと思いますので、

より現実的な、具体的な、

抱負、目標、目的を考えて頂くために、

少しやってもらいたいことがあります。



理想論ばかりを振りかざしていても、

現実に伴わなければ、

あまり意味がないというのが、

皆さんの主張だと思います。



ですので、現実に伴わせた

抱負、目標、目的を考えてみましょう。



そのために、まず必要なのが、

現状を把握すること、

つまり“一学期”の結果です。



成績表、テストの結果、全て用意して下さい。



次に未来を予測すること、

今後のテストは何回あるのか、

先生ごと、教科ごと、

定期テスト以外の小テストや

実力テストなどを含めて、

何回のテストがあるのか、

いつ頃あるのか、宿題はどれくらい

出されるのか、など可能な限りの予想をして、

全て数字で出して下さい。



そこから、成績奪取の作戦計画です。



戦国武将でも、会社の経営者の

気持ちでも構いません、

過去の問題と、未来に降りかかる問題を、

どう切り抜けるか、どう切り崩していくか、

先生への対策は、教科の対策は、

学校生活では、友達との付き合いは、

部活は、と戦略ゲーム感覚でも構いません。



これこれをこうしてやろう、こうしよう、

こうなったらいい、こうなるだろう、

予想と理想を立てた上で、過去の成績を

もう一度見て、どうしなければならないか、

最低限の保険はどこにしておくか、どの点数が、

どのくらいの成績点・授業点がボーダーなのかを

確認して見て下さい。



そこまでいけば、抱負、目標、目的なんて

考えなくても、そこに答え、

つまり抱負、目標、目的があるはずです。



これらを、できれば、紙や手帳に書いて、

常日頃から確認できるようにしておくほうが

良いと思いますが、頭の中で思うだけでも

構いません。



本気でそれを考えた人であれば、

仮に思うだけでも、頭に覚えている

ことができるはずです、



どの教科があと何点あればいいのかなどの、

ボーダーラインに関しては、その恐怖・不安から、

頭に残り、こびりつくくらいになるはずです。



そうしたら、もう、やりたいことなんて

言っていられない状況になっていると思います。



ぜひ、二学期の抱負・目標・目的を

“出し切って”下さい。