宿題の取り組み方


宿題は中・高生のほとんどの方が、

必ずやっていると思います。



学校からの宿題以外に塾からの宿題を

やっている方もいらっしゃると思います。



宿題への取り組み方は人それぞれですが、

ほとんどの生徒が面倒くさいから

人の回答を写そう、適当に答えを書いておこう

などという考えだと思います。



私個人的な意見をいえば、

現代の子供は忙しすぎるので、

宿題までやらなくてもいいのではと

思うことがあります。



宿題を出すことは、ある意味、

先生方が、時間内にうまく

教えられなかったツケを

生徒に負わせている部分があります。



もちろん生徒のためを思って出されているのが

大部分だと思いますが、たまに、

テスト前にありえない量の宿題を

出される先生もおります。



まるで、宿題で出したので、

そこまで教えてなくても、

その宿題の範囲までがテスト範囲として

勉強しておいて下さいと突き放した感じのように。



もちろん、宿題そのものは悪いことだと

思わないのですが、そもそもが授業時間内に

教えられていれば、宿題を出さなくても

いいのではないでしょうか。



話がそれましたが、それでも、

先生方は宿題を出します。



受験勉強と違って、普段の学校での成績を

上げたいのであれば、こういった宿題の

取り組みが大事になってきます。



なぜなら、宿題は先生と生徒との文通のようなもので、

一生懸命やっている(努力の)証となるからです。



30~40人の生徒を教えている先生にとって、

各個人の能力と努力を図るには、

テストと宿題、授業中の態度(ノートの取り方)しか

ないと言えます。



なので、宿題や授業中の態度(ノート)は

先生の心証に関わる問題です。




言い方を悪く言いますと、

“先生の教え方が良い・悪い”に関わらず、

「生徒のテストの点数・成績が悪い、

 問題を解けない・わからないのは、

 宿題や普段の授業中の態度が悪く

 努力を怠る生徒の方が悪い」

という風に考える先生がいるということです。



これは仕方ないことなのですが、

先生になられた方々はそういった“努力”を

してきた方々なので、当然生徒にも、

無意識に同じ“努力”を求めてしまう傾向が

あります。



その結果、宿題や授業中の態度が、

普段の成績に大きく関わることとなります。



宿題をやること、そのものにあまり意味が

なされていないので、あまり結論付けたくは

ないのですが、先生の心証をよくするために、

宿題の取り組み方にもテクニックがあります。



まず、字は汚くてもいいので、

ゆっくり丁寧に、読める字で書くこと。



ページ数、題目を記載する。

どこの何を解いているのかを

わかるようにしましょう。



読みやすいように、ノートは必ず広く使うこと。

行間を詰めたりするのはNG。



問題を書く

※科目、先生にもよりますが、

 もし記載する必要がないのなら、

 時間節約のために、省略しても

 かまいません。



間違えを消しゴムで消さないで、

赤線・二重線で訂正する。

(宿題は自分で考え、自分で解いてほしいという

先生の要望でもあります。

自分で考えている・検算している

証拠になりますので、

消しゴムで消すのではなく、

二重線でどこを間違えたのか

わかるようにしておきましょう)



答えの書き方は先生に合わせる。

先生によるのですが、答えを

「A.」「解」「答え」などの書き方があります。

個人的にはどれでも同じだとおもうのですが、

書き方は先生に合わせて下さい。



余力があれば・・・

先生への質問を入れるのもいいと思います。



ここまでやれば、“努力”を認められると思います。



はじめは時間がかかるかと思いますが、

慣れてくればパターン化でき、

最悪の場合、形式だけ自分のやり方にしておけば、

解答書や人の回答を写しても、疑われないと思います。



最後に、勘違いしてほしくないのですが、

先生が宿題として出すということは、

それだけ大事な問題だということでもあります。



怠けずに真剣にやっておくほうがいいでしょう。



仮に、他人の解答を写して提出したとしても、

テスト前にもう一度、自分の力で解いて下さい。