春休み、次学年の覚悟を決める


夢や目標と書きますと、去年、今年度、

今学年、今年の目標や夢のように、

“ついうっかり”“すっきり”忘れてしまう方が

多いと思いますので、「覚悟」と書かせて

頂きました。



春休みになったら、次学年が差し迫るので

少し嫌味にお聞きします。



今年になって約三ヶ月が経ち、

何度か書いてきましたが、

“たった”三ヶ月経った“だけ”の今、

今年の目標や夢を覚えていますか?



何度か書いてきているのを見てきた方でも、

「覚えて」はいる、こういった指摘をされて、

その時は「思い出した」という方はいると

思いますが、少しでもやり遂げた、あるいは

今もなおやり続けているという方は

少ないと思いますがいかがでしょうか。



“たかだか”“ごとき”と思っている

学校の勉強なら、まだ構いません。



それは、皆さんにとって、

将来役に立たないものと

思っているのであれば、

おそらく目標や夢が

達成できなくても

「仕方ない」ものと

なっているでしょう。



ところが、学校の勉強よりも

大事なこと、好きなこと、得意なこと、

そういったものの「夢」や「目標」は

いかがでしょうか。



個人的な意見ではありますが、

“たかだか”“ごとき”が、

できない・やれない・やらないという方が、

じゃあ別のことなら、できる・やれる、

やり続けられるのか、そして、上記した、

目標や夢までも、やり遂げる、成し遂げる、

達成できるところまで、

できているかどうか怪しいと思います。



おそらく、ここに覚悟の違いが

出てくるのだと思います。



夢や目標と思い込んでしまうことで、

それはまさにいつか叶えたい、あるいは

叶ったらいいな程度の夢であり、目標は、

あくまでも目標で、できないことを前提に、

できたらいいな、やれたらすごくない、

程度に考えていませんか。



次学年になる際には、こういった夢や目標も

もちろん大事ですが、それと同時に「覚悟」を

決めてみて下さい。



すでに今年1/4が過ぎようとしています。

今年は残り9ヶ月です。



進学が決定する3年生になる方は、

その9ヶ月で夢や目標の結果、

「覚悟の差」が出ます。



出ますというと、ぽっとわいて

出てくるかのようの感じられますが、

毎日、その都度、結果を突きつけられる、

追い立てられるという表現のほうが、

良いかもしれません。



そうして、最後の最後に、特大の、

決して変えることのできない、

人生の岐路となる結果を、

突きつけられることになります。



もちろん、良い結果となって、

褒められることもあるかもしれません。



または、今までどおり、普段と変わらず、

淡々と事務的に、さらりと通過して

いくかもしれません。



しかし、究極の選択に追い込まれた方は、

その積み重ねた“結果”に、聞いてないよ、

知らないよ、なんで自分だけ、

なんでこんなことにと、

追い詰められることになります。



そうならないための「覚悟」、あるいは

そうなっても(クラスメートとは)

別の道に進むことができる「覚悟」が

できているのかどうかを、ぜひ今

自分自身に問いかけてみて下さい。



そうならなかったらいいな~という夢や、

そうならないことを目標としよう、

程度に考えないで下さい。



進級・進学は、漫画やドラマに描かれる

夢や目標のように、奇跡じみたストーリーが

用意されているわけではありません。



残り4回、ないしは5回の“定期テスト”の点数、

そして残り2回あるいは3回の“成績”で

決まることになります。



勉強以外のことなら、漫画やドラマのように、

秘策や奥の手、必殺技や一時的な特訓で、

乗り切れることがあるかもしれませんが、

「学校」の「勉強」は、そして、進級・進学、

テストの点数・成績には、そんなものは

ありません。



受験であれば集中特訓で一時的に能力UP、

一発逆転で、本番で実力以上のものを

発揮することがあるかもしれません。



しかし、進級・進学は一発試験ではありません。



むしろ、数回の試験で、基準点に到達できなければ、

その時点でアウト、もう残りの試験で

仮に満点を取っても、実力を示しても、

可能性を示しても、審査すら

してもらえないとなります。



そのことを知らずに、なんとかなるや

大丈夫といって、余裕を見せる方の中から、

数名、「進級・進学」できない方が

“選ばれる”ことになります。



次学年に上がる際には、実はこういった

「覚悟」をしているかどうかも

試されていると思って下さい。



若い皆さんには、それはつらくて厳しい、

面倒で嫌だと思うかもしれませんが、

大人になれば、社会に出れば、

その年々に、その月々に、

その週に、その日々に、

さらには、その一挙手一投足、

その言動・態度・姿勢一つ一つすら、

「それ」を求められることが増えてきます。



うるさいな、面倒だな、そんな細かいこと、

そんなウザいこと、するほうが

頭がおかしいんじゃないの、

別にそこまでしなくても、

と思っている方から、失礼ですが、

思い描く夢や目標から、

遠ざかっていくことになります。



うるさい説教話が長くなりましたが、

学生時代の内から、そういった「覚悟」を持って、

夢や目標に向えるようにしておくと、

社会に出て、大いに役立つこととなりますので、

試しておくことをオススメします。



次学年へと切り替わるこの時期は

それがしやすいと思います。



ぜひ「覚悟」を決めてみて下さい。