恵まれた環境、機会の裏側には・・・


どんなうるさい説教よりも、説得力がある、

実感がわく、現実感があるのが、実際の学校の

授業だと思います。



いかがでしょうか。



始業してから、まだ一週間も経っていないかも

しれませんが、来週、再来週の連休、さらには

学校行事、部活動の大会などを踏まえて、

学校、先生も『授業の効率化』を図っていると

思います。



知識習得に必要な演習は

連休前の宿題によって済ませ、

授業を円滑に進めるために、

黒板に板書はせずにプリントや

タブレットなどによって、

説明を突き進め、授業の様子を

動画に撮って、補習が必要だと

思う人には自らが補習を出来る

ようにしてなどと、自学自習の

『環境』が整ってきていると

思われます。



しかし、これは『自ら出来る人』にとって、

あるいは、『効率、要領良く出来る人』にとって、

恵まれた環境となります。



一方で、“元々”あるいは“それでも”やらない、

出来ない人にとっては、『恵まれた環境、機会』を、

与えられたのもかかわらず(やらない・出来ない)の

『証拠』となるデータを『記録』されていくことになります。



個人的には、そこまで環境、機会が

与えられたにも関わらず、それも、

勉強が強いられる私立校・中高一貫校に

入学したにも関わらず、やらない、

できないという結果を出したのであれば、

それはもう、通っている学校での

進級・進学は諦めたと

言えるとは思いますが。



そうして、ばっさりと切り捨ててしまうのでは、

本当に、『救いようがない』となりますので、

外野から口うるさく『指摘』させて頂きます。



上記したように記載すれば、

わかると思いますが、

こうすることによって、

学校・先生側は、最大限の

努力をしたことになり、

“ここまでやっても”

学校の勉強についてこれない、

出来ないというのであれば、

進級・進学出来ないのは

致し方ないという証拠を作れる

「土台」が出来ていることになります。



何かを学ぶ、得るために、

常に向上心をもって、

まじめに取り組み、

水を得た魚のように

活躍・飛躍する方がいる一方で、

ある程度の強制、理不尽を

強いられながらも、

努力、頑張りを見せる方もいれば、

『言われなければ』

『強いられなければ』

気付かない方もいて、さらには、

『言われても』『強制されても』

反抗、無視する方がいるのが、

社会全般、世の中だと思います。



今までの教育は、この中でも

『言われても』『強制されても』

反抗、無視する方を排除するように

厳しい規制、規律を虐げてきたと思いますが、

昨今は、ある程度の強制、理不尽を

強いられれば、努力、頑張りを見せる方も、

『言われなければ』『強いられなければ』

気付かない方も『記録』の上で、

排除する傾向にあると思われます。



しかし、今の社会情勢的に、

ハラスメントの問題から、

権限を持つ人間が、

『強制』『指摘』『指導』を行うにも

言葉選びから、その時の感情、気分まで

気を使わなければならない状況、環境ですので、

その矢面に立ちやすい教育現場が、

こうした対応に踏み切るのも

仕方ないとは思います。



そういった環境下になりつつある中で、

ある程度の強制、理不尽を強いられれば、

気付く方、『言われなければ』

『強いられなければ』気付かない方も、

『誰に』気付かせてもらうかが

問題になってくると思います。



先ほど書いたように、学校・先生は、

もう何も言いません、いえ、言えません。



そうなると、このことは全て、

生徒自身、ご家庭の問題として、

学校・先生側は、静観する姿勢を

取ることが当然だと思います。



ですから、今後は、学校内、授業中、および

ご家庭においても、勉強するしない、さらには

宿題をするしない、それによって、

基礎学力が身につくつかない、

進級・進学出来る出来ないの一切は、

生徒自身、ご家庭の問題となって、

学校・先生側も、非協力的とまでは

言いませんが、『介入しかねる』という

姿勢、態度、立場を取ることになる、いえ、

もうなっているように思えます。



特に私立校・中高一貫校では、

それを徹底できますので、

そのことに気付かずに、

学校が、先生が、『何とか』して

くれると思い込んでいる方ほど、

思い描いていた理想とは

かけ離れていくことになると思います。



より良い環境、機会が整っていくということは、

その環境、機会をうまく『使いこなさなければ』、

その恩恵からはかけ離れた結果になりかねません。



タブレット支給されているにも関わらず、

勉強以外のことに、それも将来・未来に

関わることなら、まだしも、何の生産性の

ないことに使っているようであれば、

言い方が悪いですが、その恵まれた

環境、機会、時間の分だけ、

『損』をする可能性があるので、

気を付けて下さい。



これからの世界、社会を生きる

学生の皆さんは、そのことを

よく考えた上での、行動、生き方、

考え方が求められるようになると

思います。



私立校・中高一貫校生は、今ある環境が、

本当に恵まれた環境、状況かどうかは

わかりませんが、それを活かせぬまま、

学校を卒業する、あるいは去ることに

ならないようにしておくことを

オススメします。