私立校・中高一貫校から転校する選択


私立校・中高一貫校生、及び、

お子さんを私立校・中高一貫校に

通わせている親御さん、ご家庭の方が、

“まず”取らないであろう選択となる、

『他校への転校』ですが、

今年度以降、“取らざる”おえない

状況・状態に追い込まれることが

増えると予想されます。



進級・進学が出来ないことが決定し、

それでもしがみつくように

通っている学校で『卒業』だけ

させてもらうことは出来ると

思いますが、それもまた、

いばらの道を進むことに

なることでしょう。



よく、書いていることではありますが、

内部進学で、高校・大学へと進学出来る

私立校・中高一貫校では、もちろん

授業そのものは質も高く、

より上位の学校への受験にも

対応できるくらいの授業、教育、

指導をされております。



しかしながら、受験が近づく、

三年次において、多くの方が、

ほぼほぼ内部進学出来ることが

決まっていく環境、状況は、

『進学できない』ことが決まり、

受験“せざるおえない”状況・状態に

なった方にとっては、はっきり言って、

悪影響となる環境、状況と

言えるでしょう。



周りの多くの友人・知人は

“受験無く”進学できる

安心感に包まれているわけですから、

当然ですが、“今まで通り”

授業もふざけて、テストも

そこそこの勉強で受けて、

仮に多少悪い点数を取っても、

全く気にせず、

『それでも進学できる

 でしょう』という

雰囲気がクラス内に

充満することになります。



受験進学校では、全員が全員、

ピリピリとした緊張感に

包まれているとまでは

言いませんが、受験に関する

情報や勉強の共有をすることができ、

さらには、同じ志望校を目指す、

近くにライバルがいるなど、

自分の状況や状態、

学力などの程度を、

確認し合える環境にあります。



内部進学がほぼほぼ決まった

私立校・中高一貫校は、

全く真逆の環境にある上に、

生徒間の心情的にかなりの

格差が出てきます。



“その”環境下に身を置いて、

受験対応を、しかもこれからの

2020年度の教育改革後の

受験をするのはかなり過酷な

ことになると思われます。



そうなると、今後、

私立校・中高一貫校で

内部進学できそうに

ないことがわかれば、

早々に、他校転校を

検討しないと、悲劇、不幸、

地獄が重なる可能性が

高まります。



すでに呼び出し・面談で

決まってしまった方は、

進級・進学が出来ないことで、

ショックを受けて、

もう何も考えられない、

お先真っ暗となっている

かもしれませんが、

今後のことをよく考えて、

他校への転校という選択も

あることを、視野に入れて、

考えておかないと、

三年次の環境・状況に

耐えられなくなると思います。



また、三年次二学期において、

進学できないことが決まった方は、

今年度“まで”は『留年』あるいは

『浪人』するという選択も

あるかと思いますが、

それも厳しい道となると思います。



今年度、来年度までの三年生は、

基本的にどの学校も『寛容』に

なっているので、

よっぽどのことが無い限り、

進学できないとなることは

少ないと思います。



いってみれば、今年度、

来年度までが、『最後』の

『無責任』な押し上げ、

底上げ世代となり、

学校・先生側も無理やりにでも、

内部進学させてくる

可能性が高いです。



もっとも、そうやって

押し上げられて高校・大学へと

進学しても、その後、続けられる、

ついていくことは難しいとは

思いますが。



そして、そこまでの温情、

忖度があるにも関わらず、

『進学』出来ないとなった方は、

よほどの学力、結果を

残してきたことでしょうから、

留年しても、浪人しても、

“来年度”に繋げることは

非常に難しいと思います。



さらに、その来年度で

決まらなかった時は、

もうその先は無いと思います。



今年度、来年度の三年生は、

様々な選択肢に悩まされる

ことになると思いますが、

今年度の一年生からは、

通っている私立校・中高一貫校で、

ついていけない、落ちこぼれる、

そしてその先に『進学できない』ことが

決まるとなるようであれば、

早々に、転校を検討することも

視野に入れ、もしそれでも

『内部進学』を目指したい

というのであれば、

『今までの生活』は一切捨てて、

勉強に集中するくらいでないと、

今年度からの学校・先生側の

『ふるい』に落とされることに

なると思います。



なってみないとわからない

ことかもしれませんが、

2020年度前後は、

なってみてわかってからの

悲劇、不幸、地獄は、

今まで以上のものになると

思って、危機感を持たれる

ことをオススメします。