留年者の勉強の仕方
~理科・社会編~


※留年者の勉強の仕方~理科・社会編~ですが、

全般編で書いた学校生活、授業中における概念的なことを

意識してやることは前提として話を進めさせて頂きます。


数学・英語・国語の三教科に比べ、最も安定的に点数を取れて、

高得点を狙えるのが理科・社会科目だと思います。



ただ、中学時代と異なるのが、求められるその量、その質(深さ)だと、

わかったかと思います。



数学編でも書きましたが、留年した方は、その難しさ、その難易度を

知っていることは“強み”となります。



おそらく、同級生となった後輩は、『そんなこと知らずに』、進級してきた自信から、

今年、今年度もなんとかなるでしょう、うまくやれるでしょうと、タカをくくっていることでしょう。



留年が決定した今、思い返してみれば、自分もそうだったと、ほとんどの留年者の方が、

強く思うことだと思います。



なぜなら、『その結果』、留年したのだから。



厳しい書き方になりますが、この理科・社会科目も、国語同様、前年度成績が取れていたからといって、

『甘く見る』傾向があるので釘をささせて頂きます。



数学・英語・国語以上に、一年多くやっているし、テスト前に散々やったから、

『知っているから・習っているから・覚えているから』、授業なんて意味無いし、

テスト前にまた徹夜でもすれば、点数取れるだろうと思っていませんか。



前年度、そうやって、点数を取り、成績を落さなかった方は、『その通り』です。



それで満足、それで十分ということであれば、数学や英語の勉強以上にやれとは言いません。



しかし、点数を落とし、成績を落とし、それで、それが原因で、留年したという方は、

トラウマ克服ではありませんが、徹底的にやって、点数を成績を取りにいかないと、

また今年、今年度、同じことを繰り返すことになります。



留年の原因がこの理科・社会科目だった方は、一学期二学期で、進級するのに問題ない点数を取って、

三学期に安心できるようにしておくことをオススメします。



と、ありきたりなことを書かれれば、『安心』できるとは思いますが、実際のところ、

そんなありきたりなことは、前年、高校入学する時に、『わかっていたこと』でしょう。



それでも、『できなかった』原因を考えなければ、留年した方は、危険信号が灯ります。



こんなことを思えるのは、現役で進級している方が、その都度、各学期、各定期テストごとの、

反省というのは慰めで、次への淡い期待・目標程度の願いです。



それで、赤点を取らずにギリギリやれてラッキーラッキーとなっていて、

進級・進学できるから、忠告はしますが、強制はしません。



しかしながら、留年した方は、忠告では済みません。



国語編でも書きましたが、留年したにも関わらず、『そんな気持ち』を持つこと自体が、

危機感が無さ過ぎます。



国語・理科・社会と3教科において、そんな気持ちを引きずって、残りの英語・数学“のみ”、

集中できますか、やるのですか、やり切れますか。



例えば、隣でサボっている人を見て、その方を横目に自分は頑張ることができますか。



同様に、サボっている、サボれる教科があって、楽できる中、あえて数学・英語といった、

『面倒』と思える教科を頑張れますか。



国語編から何が言いたいかというと、留年し、一年という期間・時間を保留してもらっておいて、

『どこか手をぬこう』『何か楽しよう』とすれば、その綻びから、『全て』において、

緩みが出てしまうということです。



少なくとも、主要5教科に関しては、一つも落とすことができないどころか、

(実際にはありませんが)前年度の『借金』があると思って、その借金を返すつもりで、

点数・成績を取りに行かないと、あっという間に、進級・進学できないことが決定して、

転校・退学を余儀なくされることになります。



留年を決めてから、おそらく、そういった『打算』をしていなかったでしょうか。



留年の原因になったであろう数学・英語は『頑張って』、国語・理科・社会科目は、

点数・成績が取れていたし、一度授業を、テストを受けている『強み』があるから『有利』だから、

勉強しなくても、楽に一年過ごせるだろう。



これは、ある留年者の方の一年間を見てきて『事実』です。



その方は、成績上では、英語・数学が『原因』で留年することになりましたが、

その内容的には、国語・理科・社会科目の成績は、

『先生の温情が入ってのギリギリ合格』というものでした。



そうして、同じように一年を過ごし、数学・英語を“少し”頑張って、

国語・理科・社会科目の成績は、ギリギリで過ごして、

なんとか二回目の留年という悲劇を避けれたものの、

進級後の一学期に呼び出され、転校・退学勧告を受けました。



留年したにも関わらず、ギリギリ進級を目指して、

進級した後も改善が見られなかったからの学校側の判断によるものでした。


具体的な勉強の続きは・・・


【私立校・中高一貫校生 留年者の勉強の仕方】


Kindle版】 【楽天kobo電子書籍版】 【BOOK☆WALKER版


SonyReaderStore版】 【KDDIブックパス版】 【BCCKS版


BookLive!版】 【DMM電子書籍版】 【eBookJapan版


セブンネットショッピング電子書籍版】 【iBooks版


紀伊國屋書店電子書籍版】 【dブック版