Embedded Files
一学期、夏休みを経て、迎える二学期ですが、
私立校・中高一貫校の場合、この二学期で、
進級・進学、今学年の成績がほぼ決まることから、
学校・先生は、ふるいをかける学期となります。
一方で、学生である皆さんにとって、
一学期の反省もすっかり忘れ、
慣れからくる授業中の気の緩み、
部活動、学校行事の忙しさからの
サボり、忘れ物が増えていき、
点数、成績を落す学期となります。
これは一学期にソコソコの点数、成績を
取った方でも、そうなる傾向が強いため、
一学期に点数、成績を落した方は、
そうなるのが当然というくらい、
その傾向に当てはまってしまいます。
うるさいくらいに、点数、成績が取りやすい
一学期に点数を、成績を、取っておきましょうと
提案しているのは、このためですが、
それ以上に怖いのが、冒頭に書いたように、
“学校・先生”が、『ふるいをかける』、
つまり、選別、選定をすることです。
一学期に冗談のように、
私立校・中高一貫校の先生は、
４月末には文武両道ができる優等生を、
５月末から中間テストにかけて
落ちこぼれ候補生を予言できると書きましたが、
その予言が、より現実味を帯びてくるのが、
この二学期です。
良い意味で、学校・先生の予想・予言を覆し、
『この夏休み』に生まれ変わった、覚醒した方は、
二学期から要領良く過ごすことが出来ますが、
相変わらずどころか、この夏休み“も”
サボったとなると、この二学期は、
屈辱的な評価を付けられることになります。
今、この時点、二学期が始まったばかりから、
最初から、この二学期をサボってやろう、
遊んでやろうとなどと考えている方は
皆無だと思いますが、『自分なり』『自分的』に
頑張れば、“それで”認めてもらえるだろうと
思い込んでいる方は少なくないと思います。
それで、その程度で、私立校・中高一貫校の
二学期を乗り切ろう、それも要領良く、効率良くと
考えているのであれば、点数、成績は、
良くて一学期同様、普通にそれ以下、
悪ければ、もう進級・進学に致命的なまでに
成績を落し、何よりも基礎学力を落して、
他校受験にも対応出来ないほどになります。
少なくとも通っている私立校・中高一貫校と
同レベル、同列の学校の受験は難しいでしょう。
２年生までは、そうして、点数、成績を
落そうとも、まだ一・二年ある、じっくりゆっくり
頑張っていこうで、済みますが、３年生は、
“『自分なり』『自分的』に頑張ったのに”
早ければ１０月、遅くなると１２月に、
『進学出来ない』ことが決まり、
受験まで残り２～３ヵ月の状況で、
学校から追い出されることになります。
そして、周りのクラスメートは、友人知人は、
進学出来ることがほぼ決まった状況・状態で、
好き勝手にできる環境となりますので、
その中で、“『自分なり』『自分的』に
頑張ったのに”自分だけが進学出来ないと
なります。
“ソレ”が、私立校・中高一貫校の
学校・先生の、最終選別、選定の結果と
なります。
その厳しさを考えれば、この二学期を、
自分なり、自分的に、
『要領良く』『効率良く』
頑張ればで、満足していると、
結果が伴わなかった時の
絶望感は、落第感は、受験の比では
ありません。
特に、小学校中学校と、義務教育で、
与えられる、認められる、許されるのが
当たり前で育ってきた方にとっては、
全てを否定されたように感じられると
思います。
そこまで追い込まれることになるのが、
この二学期となります。
昨今は、そのことを軽く甘く見ている方が、
失礼ながら親御さんも含めてですが、
その後も、『なってみて、わかる』に、
悩まされることになっていると思います。
何度目かの『なってみてわかった』で、
気付かれるかはわかりませんが、
私立校・中高一貫校に限らず、
学生時代は、学校生活は、
『有限』の時間と機会しかありませんので、
気を付けて下さい。
特に、『現役』『内部進学』には、
３年、６年、１４～１６回のテスト×２、
８回の成績×２、の時間・回数だけしか、
ありませんので、よく考えておくことを
オススメします。
Page updated
Google Sites
Report abuse