世渡り力のある私立校・中高一貫校生


長年塾をやってきて、

多くの生徒を見てきましたが、

全体的に見て私立校・中高一貫校生は

非常に世渡り力が優れていると思います。



逆に受験校や進学校、進学塾に通う生徒は

自然と実力主義になりやすく、

普段の生活態度や学校生活での

授業態度などは軽視する傾向が

強くなります。



テストで実力を示す、受験テスト

一発合格だからOKというスタンスを、

否定できないですが、

私立校・中高一貫校で、

このスタンスで学校生活を

送ろうとすると、必ず破綻します。



私立校・中高一貫校の多くの学校が、

学校の校風として、生活態度・授業態度を

重視し、中高6年間という年月をかけて、

人としての教育を重視する傾向が強いです。



受験校や進学校では、高校・大学進学が

メインとなりますので、テスト・学力が

重視されます。



これは学校全体、学校の先生にも

その考えが浸透している、

自然にそうなってしまっていると

思います。


※このようなことを書けば、

 多くの先生から批判を

 受けそうですが、

 全体的な印象として、

 受け取っていただければと思います。



そのため、中高一貫校では

仮にテストの点数が悪くても、

それを補うための方法を

生徒自身が自然に身につけていきます。



しかし時代が実力主義的な流れなのか、

最近の中高一貫校生でも、実力で見てくれと

言わんばかりに、提出物を出さない、

ノートもとらない、授業中寝ている

という方も増えてきました。



しかしながら、最終的に

成績をつけるのは学校の先生です。



生活態度・授業態度を重視する

中高一貫校の学校の先生に対し、

実力主義的な考え方・態度を

とることは命取りです。



中高一貫校の受験を終え、入学が決まった

外部生は特に気をつけてください。



入学まもなくはいいのですが、

夏休みを越えてからの二学期から

徐々に成績に差ができてしまいます。



そして、そのことを

2年生になってから気づいてでは、

取り返しがつかないことになりかねません。



せっかく中高一貫校に入学したのなら、

この世渡り力も身につけてみましょう。



逆に今、中高一貫校にいる方は、

世渡り力とともに、今度はテストで

実力を示すことを実行してみましょう。



受験生並にとまでいかなくても、

毎日1~2時間勉強して、

土日は遊びにも行かずに

5~6時間勉強して、

テストに臨んでみてください。



たまには実力を示しておかないと、

世渡りだけではうまく

渡っていけない時がやってきます。



今度の学年末テストは学年最後のテストなので、

最後の最後に実力を示すいいチャンスです。



もうそろそろテスト2週間前になると思います。

テスト2週間前からは受験勉強だと思って、

勉強してみましょう。



ぜひ、今度の学年末テストは学校の先生、

親御さんに“実力”を示してみましょう。