二学期期末テストでヤマを張る教科はない


二学期期末テストで、

4・5回目の定期テストで、

慣れてきたからといって、

追い込まれてくると、

各教科でテストの

出題問題のヤマを張る方が

増えてきますが、これは

止めておいたほうが

宜しいでしょう。



一学期中間テストから、

先生の分析を重ねてきた方なら

まだしも、今迄そういった

分析もせずに、今回だけ、

または、今回から

やろうとすると、失敗する

可能性が高いです。



まだ、テスト勉強ができる時間が

残されているにも関わらず、

ヤマを張るや出題傾向を予想するのは、

危ないです。



嫌になってくると、

面倒になってくると、

どこどこはどうせ出ないだろう、

少し面倒で難しいから、

わからないから、

やっても意味がないと

なりやすいですが、

二学期期末では、

その出ないだろうが、

難しいが、わからないが、

やっても意味がないが、

問題に出てくる可能性が

高いです。



というのも、先生も、

もう大体今年度の

皆さんの学力や実力を

把握してきています。



あまりにも簡単すぎてしまうと、

平均点を異常に上げてしまうので、

それを避けるためにも、少し面倒で

難しい問題や、皆さんが覚えていそうで、

きっちりと覚えていないようなところを、

出してくることがあります。



先生は、そういった問題で、

平均点の“調整”を行うわけですが、

その調整に見事にはまってしまうのが、

上記の“ヤマを張る”行為です。



今迄ヤマを張ることをしてこなかった方、

今迄ヤマを張ることを失敗してきた方は、

自分の都合の良い簡単な問題、

難しい問題だけど、やり方を

丸暗記してしまえば、後は数字を

変えるだけと思っている問題に

ヤマを張ることが多いです。



二学期期末テストでは、

それは今迄以上に通用しません。



面倒な問題や、簡単だけど、

きちっと覚えていないと

答えられない問題が多くなります。



計算問題などでは、

分数や少数が出てきたり、

やたらと多くの記号や文字、

単位などを出したり、

重要単語などでは、

長い読み方をする、

画数の多い漢字や、

逆に漢字自体は簡単だけど、

間違えやすい漢字が

使われている単語など、

そういったところが

出される可能性が

高くなってきます。



そういった問題自体は

配点が低いことが多いですが、

こういう問題も集まれば、

20点、30点の大きな

配点となります。



そしてさらに、ヤマを張って、

テストを受けて、終わってみれば

案外簡単で、今回は高得点が

とれたかもと思ったら、要注意です。



自分の予想の-20点ぐらいを

考えておいたほうがいいでしょう。



しかし逆に言えば、今この時期に、

その20点を確実に取る勉強を

しておけば、ヤマを張って

一発逆転よりも、よほど点数を

取る可能性を高くします。



ですので、基本的には今回のテストで、

ヤマは張らない、あるいはテスト前日の

ギリギリまで、ヤマを張っての勉強は

避けることをオススメします。