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ここ数年、よく書いてきている
ことではありますが、昨今の学生、
特に点数・成績下位の方ほど、
記録された結果に対して、
無頓着、他人事のように、
扱われることが多くなっています。
過去のことなど気にしない、
未来だけ、前だけ向いて頑張る。
とても素晴らしい言葉、思想、信条
だとは思いますが、『長い人生』を見据えて、
“たかだか”学校の勉強、テスト、成績、
進級・進学、進路“ごとき”の小事に、
心動かされることなく、それら
“たかだか”“ごとき”のこと、
他人にどう見られようが、
どう審査・評価を受けようが、
一切気にしない、むしろ、
そんなことを見てくる、
そんなことで審査・評価する人たち、
世界、社会などを信用しない、認めないと
突き抜けることができれば、
大成することが出来るとは思います。
個人的には、そうした豪気で、豪快で、
人を惹きつける魅力を持っている方こそが、
革命や改革などを起こせるのではと
考えておりますが、残念ながら、
今の社会、世界、少なくとも、
一般の学校、教育機関においては、
そうした思想、信条が、評価されにくく、
また、結果が伴っていなければ、
負け犬の遠吠えのような扱いを
受けることになります。
昨今の学生が、そこまでの
思想、信条をもって、
自分の過去の『結果』を、
気にしないでいるかはわかりませんが、
おそらくほとんどの方は、“そう”は
言っても、思っても、あわよくば、
皆と一緒に、皆と一緒の、権利を得たい、
それなりの高校・大学には進学したい、
するつもり、と本音を持たれているかと
思われます。
その証拠ではありませんが、
高校・大学に行きたくないのかと聞くと、
大抵の方は、行きたいと答えます。
特に、受験無く高校・大学に進学できる
私立校・中高一貫校でならば、どんな方でも
ほぼ１００％、そう答えることでしょう。
そもそも、“そう”でなければ、
勉強が厳しいとわかっている
私立校・中高一貫校になど、
わざわざ、入学していない、
通っていないことでしょう。
最近は、高校・大学に進学したいかどうかよりも、
高校・大学に進学するための『条件』が、
わかっているかどうかを、聞くようにしていますが、
これに対しても、テンプレートなのか、
『勉強が出来ること』『頭が良いこと』と
答える方が多いです。
高校全入となった今の教育の現場において、
失礼ながら、高校進学は、望めば、
学校を選ばなければ、選択肢を増やせば、
誰でも入れるようになってきています。
大学に関しても、偏差値、知名度に
こだわらなければ、比較的簡単に、
入れてしまう傾向にあります。
今時期の受験生には失礼かもしれませんが、
高校・大学に進学するための条件は、
受験であれば、入学試験に合格すること、
内部進学であれば、学校での進学基準を
満たすこと、です。
その合格、基準を満たすことに、
勉強した結果が求められています。
受験生であれば、入学試験の内容を
解けるだけの勉強、学力を、試験時に
発揮できるようにすることです。
内部進学であれば、
『学校で習う勉強』の成果、結果を、
『平常点』並びに『学校のテスト』において、
記録することです。
そもそも、『勉強が出来る』『頭が良い』の
イメージをどう思われていますでしょうか。
机に向かって、何時間も、悶々と、淡々と、
難しい問題を解いて、覚えて、理解してが、
“出来る”ことでしょうか。
言い方がぶっきらぼうになりますが、
大学に入るまでの、『勉強が出来る』
『頭が良い』は、ただただ、テストで
点数を取れることを指しており、本当に、
『勉強が出来る』『頭が良い』方は、
大学に入ってから開花されると言えます。
内部進学の場合、それに付け加えて、
『学校の』定期テスト、普段の授業態度、
宿題などの『平常点』を加味した、
『成績』で、高校・大学の進学の
審査・評価を行っています。
逆に言えば、毎日、学校から帰って、
まるで学問を究めようとするかのような、
上記したような『勉強』を
本当にしていたとしても、
審査・評価しようがありません。
全て学校内で、あるいは、受験時の
入学試験においての『記録』された
『結果』で、審査・評価がされています。
その『記録』された『結果』を
ないがしろにして、高校・大学に
進学したいというのが、いかに、
無頓着、頓珍漢か、わかります
でしょうか。
うるさい、長い説教になりましたが、
そうした意識をした上で、改めて、
『記録』された『結果』を見直して、
これから『記録』する『結果』を
どうするのか、どうすべきか、
よく考えて、決断し、行動することを
オススメします。
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