落せない科目と落す科目


テスト中の方はもう、ある程度、

検討をつけて、妥協して、

落せない科目と落す科目で

勉強時間、仕方を変えたかと思います。



その結果は五分五分かと思いますが、

昨今の傾向として、落すと決めた科目を

定めたにも関わらず、落せない科目に

注力、集中できず、結局、どちらも

落してしまうことが多くなってきています。



成績、単位を落す科目があるということは、

それだけ、『落せない科目』を“絶対に”

落さない、合格するという気迫で、

勉強しない限り、落せない科目も

落すことになります。



落す科目を決めた=余裕・時間が出来たと

勘違いされているのだと思いますが、

その余裕・時間を、『落せない科目』の

勉強にあてなければ、そうなっていくのは、

『なるべくしてなった』と言えます。



最近多くなっていますが、

この傾向にある方は、仮に、

進級・進学出来たとしても、

悲劇、不幸、地獄が続いて

いくことでしょう。



落す(勉強しない)科目を決めた=

“その分”、『落せない科目』は、

絶対に落とせなくなった、

むしろ、『追い込まれた』と

思わない限り、更なる危機感を

持てない限り、思うような結果は

出せません。



高校以降ではそうして『落した科目』、

つまり単位取得出来なかった科目に関して、

来年度、あるいは再来年度までに、

単位取得をしなければ、進学要綱は

もちろんのこと、卒業要件も、

満たせなくなり、結局、

『留年』『退学』を

迫られることになります。



親御さん、ご家庭の方も、

時間をかけて、ゆっくり

じっくりとでも、高校・大学を

卒業してほしいというのであれば、

問題ありませんが、その期間も、

条件も、『制限』がありますので、

気を付けて下さい。



今は、そういった危機感を持たれる方が、

失礼ながら、親御さんも、少なくなって

きています。



と逆行するように、学校教育は、

特に私立校・中高一貫校では、

厳しくなってきていることに、

気付いた時には、もう手遅れだったと

ならないようにしておくことを

オススメします。