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範囲も狭く、事前に回答の答え・ヒント、
解法を授業で『教えて』もらえる、
“たかだか”学校の勉強、テスト“ごとき”は、
短時間で、効率良く、効果的に、
勉強できると信じられているかもしれませんが、
『上手くやれている』方の成功体験、成功話を、
『上手く』追体験して、自分も、そうなる、
そうなれると、思い込む、期待するのであれば、
それを試せるのは、せいぜい、一年次二学期まで
でしょう。
それ以降は、むしろ、予想通り、予定通り、
順当に、点数を、成績を、何よりも、
基礎学力、知識を、落していくことになるのが、
昨今の私立校・中高一貫校の成績下位の方と
なってきています。
質、量ともに充実している、
私立校・中高一貫校での勉強、授業、
宿題や課題において、効率や効果を
求める場合、それ相応の素質、素養、
何よりも勉強の習慣や考え方が、
よほどしっかりしていない限り、
まずはその『量』に、そして、
徐々に『質』によって、苦しめられる
ことになります。
どんな勉強、勉強法を試そうとも、
ある程度の結果を出すには、
一定の『物理量』が必要になってきます。
人によっては、それが『時間』だったり、
『問題数』だったり、『単語数』『暗記量』
だったりしますが、それらすらも、
効率良く、効果的にとなると、もう、
出る問題が分かって、
答えを丸暗記するぐらいしか
無くなってきます。
これが、『再試』のテストと
なりやすいのですが、数年前までは、
冗談のように『再試で点数を取って、
成績を取る』という考えをしている方が
少なからずおりましたが、昨今は、
『再試で点数を取って、成績を与えてもらう』
というのを、『当たり前』だと考えている方が
増えてきているように思えます。
子供たちに本当の学力、知力を
身につけてもらおうと、指導、教育、
授業を行っているにも関わらず、
テストが、『再試ありき』、つまり、
出る問題、答えがわかって、それを
そのまま暗記して、点数を取るのが、
『テスト』だと思い込まれているので
あれば、本末転倒の結果だと思います。
しかし、現実は、どの学校も、
『再試』が無ければ、かなりの数の
不合格者を出してしまうことになり、
さらに、追加課題を出さないと、
救えないとなってきているのが、
現状だと思います。
こうなると、普通に行われる
『定期テスト』は、
一体何のためにあるのか、
意味を成さないものと
なってきているように思われます。
最近は、この本番の『定期テスト』で、
点数を取るのは、成績上位を狙うための
ものであり、点数が取れなければ取れないで、
『再試』で救われるもの、という扱いに
なっています。
高校・大学まで内部進学できる
私立校・中高一貫校の場合、
この弊害として、『大学』での
留年、中退者が増えることだと
思います。
陰謀諭のように感じるかもしれませんが、
昨今の少子化など、今後の展望を考えると、
大学、学校、教育機関側の『運営上』、
入学者が減って困るので、留年者を
増やして、毎年、一定の学生を確保し、
毎年の売り上げを一定に保つという考えに
至る可能性があります。
学費や入学金に関しては、昨今の傾向から、
上げるわけにはいきませんので、むしろ、
見かけ上は下げて、審査・評価を厳しくすることで、
１・２年と多く、長く、支払ってもらうと
なっていくことが予想されます。
そうなると、その候補生となるのが、
内部進学生となります。
特に、大学まで内部進学したともなれば、
仮に１・２年留年したとしても、
大学を辞めるという結論・選択に
至ることはまずないでしょう。
そこまで進めば、本当に、一体何のために、
大学に入ったのか、中高と学校に通ったのか、
という自問を繰り返されることでしょう。
しかし、上記した『再試』のようなテスト、
つまり、出る問題、答えを、事前に
用意されていないと、テストをパス出来ないと
なると、大学時代をかなり長い期間、
過ごされることになるでしょう。
今まさに、そうなっている方も
多くなってきているかと思います。
言い方が悪いですが、こうなると、
学生時代は、時間とお金をかけて
『飼い殺し』されて、得た結果が、
大学中退、多年留年という経歴になる
可能性が高くなります。
そこまでのことを見据えて、
危機感を持ちましょうとまでは
言いませんが、『再試』で
救われている状況・状態に
慣れて、それで『上手く』
進級・進学出来たことを、
自信に勘違いしていると、
大学、いえ、昨今はもう、
高校以降から、留年となる方が
増えていくと思われます。
自分の学校は、自分は、
そうならない、大丈夫と、
思っているかもしれません、
実際に、高校・大学に入学するのは、
入学してからは、数年後の話です。
３～５年ごとに制度やシステムを
変えてくる学校、教育機関の思惑に、
対応出来るようになっていることを
祈ります。
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