『やらない』ということを『やる』子供達


来月の今頃には、期末テスト直前に

なっていると思います。



そんな馬鹿なとのほほんとされている方は、

失礼ながらこれは親御さん、ご家庭の方も、

学校から渡されている年間予定表を

確認して下さい。








昨今の傾向ではありますが、

生徒本人はもちろんのこと、

親御さん、ご家庭の方も、

スケジュールに無頓着な方が

増えています。



自分のことは自分でやりなさい

ということなのかもしれませんが、

そうすると、大抵の子供が

『やらない』ということを『やります』。



自分のことを自分で、ということは、

『やらない』という選択・決断を下すのも、

自分の意思となりますので、そういった

確認は『やりません』。



やらなくても、どうせどこかの誰かが

言ってくれる、与えてくれる、

さらには直前になって考えればいい、

『なってみてからわかった』でいい

という結論に達しているように思えます。



こうなると、事前事前の対応が必要となる、

学校の定期テストや成績、特にこれが

進級・進学の基準・合否となる

私立校・中高一貫校においては、

最悪の結果を招くことになります。



“たかだか”学校の勉強、テスト、

成績“ごとき”のことでは、

大したことではないかもしれませんが、

これを社会に出てからも続けるとなると、

もう最悪や悲劇といったものでは

済まなくなることでしょう。



不幸の連続を生むことになり、

人生を呪うことになる、とまでは

言い過ぎかもしれませんが、

それに近い不幸、それも他人から

“そう”扱われる可能性が高くなります。



そんなこと大したことないと

思われるのかもしれませんが、

それもまた親御さん、ご家庭の

教育・しつけの賜物なのかもしれません。



スケジュール管理や確認などは、

『やれ』といわれても

なかなかできないことですが、

『自分で何とかしろ』と言われれば、

皆さん“適当に”やられることが多く、

さらには上記したように『やらない』

という決断をされる方が多いでしょう。



そのことで、どんなに痛い目、つまり

点数や成績が下がるなど起きたとしても、

それとこれとは関係ない話として、

反省することなく、また同じことを

繰り返すことになります。



親御さん、ご家庭にとっては

頭の痛いことだと思いますが、

これは親御さん、ご家庭が、

“一緒になって”確認すれば、

相談すれば、解決できる

問題だと思います。



自分でやりなさいでは

『やらない』という決断を

する方が多いですが、

『一緒に』確認しあう、

つまり、仕事などで言えば、

一緒に仕事をするパートナーとして、

問題点とスケジュールの

管理・確認をすることは

『一緒に』行わなければなりません。



失礼ながら、スケジュールの

管理・確認を出来ないお子さんを持つ、

親御さん、ご家庭では、こういったことが

行われていないと思います。



であれば、お子さんが、

『自分でやりなさい』と

言われただけで、スケジュールの

管理・確認を出来るわけもなく、

それどころか、するわけもない、

となるのが当然のことだと思います。



さらに、大人である親御さん、ご家庭の方は、

来月の今頃の、ご家庭内の予定や計画、

そこから先の予定も含めて考えておかなければ、

お子さんに『模範』『規範』を示すことは

できないことでしょう。



もちろん、予定や計画通りになど

全て上手くいくことがないでしょうが、

それも含めて『大人でも予定や

計画通りいくことはない』

“だから”どうやって対応するのか、

考えるのか、までを、お子さんに

示すことができれば、お子さんは

“自分で”スケジュールの管理・確認を

行うようになることでしょう。



このことを教えられることができるのは、

今ではご家庭内の話になっていますので、

学校・先生に、『指導してもらえる』などとは

思わないほうが良いでしょう。



特に、私立校・中高一貫校などにおいては、

そういった『当たり前のこと』は、

出来るものであり、『親御さん、ご家庭』が

指導・教育しているものだと、

思われています。



言い方が悪いですが、

“そういった指導・教育をしている・できる”

『親御さん・ご家庭』の子を、日中、一時的に

『預かっている』感覚に過ぎないと思います。



昨今のパワハラ、体罰などの諸問題から、

この感覚はより一層強くなっていると思います。



スクールカウンセリングなど

別途対策をしているようにも思えますが、

テストや成績の『結果』に対しては

シビアになっていることが、

そう物語っているように思えます。



学校・先生側にしても、『問題のある子』は、

その学校に『合わない』わけですから、

早めに出ていってもらいたいというのが

本音だと思います。



親御さん、ご家庭からすればふざけるな

という話だと思いますが、厳正な基準がある

私立校・中高一貫校において、勉強する

という契約を交わし、その約束を

反故にしているのがお子さんであり、

親御さん、ご家庭だという

強い態度に取れるのが、

私立校・中高一貫校です。



今後はその傾向が強くなっていくと

思われますが、そうなってからの、

学校・先生側のサポートは

ないものだと思って下さい。



話がまた脱線しましたが、この時期、

親御さん、ご家庭の方も含めて、

もう一度予定を、計画を見直して下さい。



間違っても『なってみてからわかった』で

何とかすればいいという、『規範』『模範』を

示すことのないようにしておくことを

オススメします。