内部進学の要項を知る


内部進学制の中学、高校の場合、

中学2年、高校2年の二学期が

ちょうど折り返し地点となります。



内部進学の進学するための要項は、

内部進学のテストの点数に偏るのか、

三年間の成績によるものなのか、

学校ごと異なりますので、必ず確認して下さい。



成績はそこそこ、またはちょっと悪いけど、

テストでいい点取っているから大丈夫だろう

という過信は禁物です。



内部進学用のテストは確かに受験テストに比べれば、

簡単なことが多いですが、その分、三年間の成績が

大きく関わることがあります。



この三年間の成績は、大抵は三年生の

二学期末(早い場合、中間)までで、

決定します。



つまり、1年の5~6回、2年の5~6回、

3年の3~4回の成績の累計の平均となります。



そうやって見てみると、2年の二学期の成績は

ちょうど折り返し地点を過ぎた形となっている

ことがわかると思います。



1年の時に貯金がある、2年はその貯金を切り崩して

ギリギリで大丈夫。



3年になったら、また少し頑張ればいいと思って、

2年の3学期をそこそこの点数で終わらせようとすると、

失敗することがあります。



さらに内部進学の要項次第によっては、

2年の終わりに外部受験を勧められる、

留年といったこともあります。



多くの生徒も、親御さんも、内部進学の要項を

知らなさ過ぎることが多々あります。



ソコソコの点数・成績を取っているので、

大丈夫だろうと思わず、一度、内部進学の

進学するための要項を確認してください。



学校側もあまり、この要項に関して、

口うるさく言わないのは、

あくまでも“要項”であり、

“絶対条件”ではないからです。



絶対条件にしてしまいますと、

成績の取り方次第で、多くの生徒を

留年させてしまうことになりますので、

あくまで“要項”としている学校が多いです。



ですので、ある程度の成績であれば、

補習・レポートでなんとか単位認定、

なんとか進学という幅を持っています。



しかしこの“要項”にあぐらをかいていますと、

“要項”どころか、必要最低限の“条件”を

満たさない状況に陥ってしまうことがあります。



こうなってしまいますと、学校側から最後通告を

いきなり言われてしまうことがあります。



面談や面接で、先生がこのまま行くと危ないぞと

言われた場合は、一度要項を確認するようにしましょう。



大抵の生徒は毎回毎回そう言われて、

それでもなんとかなってるから、

今度も大丈夫だろうと、どこから来るか

わからない自信を持ちますが、

必要最低限の“条件”を満たさなければ、

学校側も最後通告を渡す決断をします。



そうなってから、借金を解消するのは

かなりの厳しさを持ちます。



授業態度はもちろん、生活態度も180度、

劇的に変えるぐらいの気持ちで望まないと、

助からない場合もあります。



進学率ほぼ100%の学校だから大丈夫という方も

必ず確認しましょう。



進学率はあくまでも“ほぼ”であることを忘れずに、

自分がその中で例外・特例とならないようにして下さい。