内部生と受験生(外部生)の格差


入学して半年も経てば、内部生、

受験生(外部生)の学力、実力、

能力の格差は、一部の方を除いて、

ほとんどないでしょう。



どちらにしても『やらない』方が、

淘汰されていると思います。



私立校・中高一貫校に合格した

受験生(外部生)に多いのは、

提出物などの提出率が原因で、

該当する教科の先生が嫌いになり、

授業を受けない、頑なに提出しない

ということを続けて、テストの点数も

落ちてきて、成績が下がってきていると

思います。



内部生に多いのは、

この二学期にきて、基礎学力、

知識がないために、先生が、

授業で何を言っているのか

わからないという『本質的な』

問題を抱えて、それでも、内部進学した

自信、できた事実、何よりも、

『どうせ進学させてくれるんだろう』

という意識、気持ちが強まって、

それが、テストの点数、成績に

影響してきていることでしょう。



どちらも『意識』の問題ですが、

前者は、受験時代、“たかだか”

学校の授業、勉強、宿題“ごとき”のこと、

『大したこと・もの』ではない

という根底があり、

後者は、実際に、自分よりも勉強が

出来ない、テストの点数、成績が低い方が、

『そうはいっても進学出来た』

という事実が、現実が、

根付いているからこその、

勉強が、宿題が、テストが

『やる気になれない』に

なっていると思います。



付け加えて、

逃げ道になるかのように、

好きなこと・やりたいことがある、

部活動を頑張っている、

スマホで、面白い楽しい

アプリやゲームがあるなど、

今は、様々なもの・ことが

与えられていて、自由な環境に

あるように見えて、複雑に、

がんじがらめになっている

ように思えます。



子供達の無限の可能性、

未来、将来を否定するわけでは

ありませんが、あれもこれもどれもと

やるには、いくら『短時間で』

『効率良く』とやっていても、

学力、能力に、限界があります。



その上、学生時代という

限られた期間内、『時間内』で、

8回の成績、14~16回のテスト

という限られた『機会』の中で、

『結果』を求められていく

ことになりますので、

私立校・中高一貫校で、

『勉強する』ことの意味、意義を

考えられない方にとっては、

地獄だと思います。



私立校・中高一貫校で、

勉強することの大義名分は、

生徒の自由、自主性に溢れた環境で、

より質の高い、より大量の、

知識、学力を育み、様々なことに

挑戦でき、さらには、最終的には、

多くの選択肢を得られると言えますが、

実際は、多くの方は、『高校・大学』に

『進学』するためです。



ある程度の学年で“そう”割り切って、

勉強するか、せざるおえないか、

わかりませんが、“そう”割り切ってでも、

勉強しなければ、高校・大学に

『進学出来ない』ということに、

気付かなければならないことに

なります。



冒頭にも書きましたが、

私立校・中高一貫校に入学してから、

8カ月も経ったこの時期の結果、

つまり、テストの点数、成績、

さらには学力や実力、能力

といったものも含めて、

内部生、受験生(外部生)とで、

もう差がありません。



受験生(外部生)は、

受験合格した自信からか、

今だ、自分には基礎学力がある

と思っているかもしれませんが、

少なくともこの8カ月間で、

教わったこと、習ったこと、

学んだことの、『基礎学力』が

ごっそり抜け落としている

可能性があります。



その結果、内部生との『成績』の結果は、

それほど変わらないとなります。



そして、ここから先は、

内部生、受験生(外部生)といった

くくりは関係なく、『やらない』

度合いの大小、多少によって、

差がつくことになります。



部活動で忙しい、時間が無い、

スマホにハマってしまって、

手放せない、中毒になっているなど、

どんな言い訳が『あろうが』

勉強をしている方はしており、

その方にとって、最低限、

テストで点数が取れるだけの、

最低限の時間をかけて、

必要な勉強をしていることに

なります。



自分なりに、自分的に、

頑張っているつもりかも

しれませんが、学校・先生が、

テストで、成績で、通っている

学校で求められているレベル、量、勉強に

『間に合っていない』『見合っていない』

つまり、『努力が足りない』と、

審査・評価付けていることになります。



実際には、そんな極端な表現で、

付けられているわけではありませんが、

少なくとも、このままでは

『進級・進学できません』と、

ほのめかす、含める意味で、

付けられている点数、成績と

なります。



これで『証拠品』が

出来たことになります。



この証拠品が多くなっていくほど、

進級・進学出来ないと決定した時、

親御さん、ご家庭の方からの

言及、懇願などを突っぱねることが

出来ます。



厳しい書き方となりますが、

こうして、少なくとも、学校・先生は、

8回の成績、14~16回のテスト、

さらにはその都度の呼び出し・面談で、

忠告していることになりますので、

進級・進学出来なかった、

『全ての問題とその責任』は、

生徒自身、親御さん、ご家庭の方と、

なります。



そのことを、もうそろそろ、

内部生、受験生(外部生)

というくくりではなく、

通っている学校の、

私立校・中高一貫校生としての、

立ち居振る舞い、言動、態度、姿勢を示し、

『高校・大学』に『進学』するために、

学校の勉強を、宿題を、テストを、成績を、

どうするのか、どうすべきか、

そのための対応の仕方、時間を

どう作るのか、よく考えておく

ことをオススメします。