学校生活に慣れた頃の危険


9月が始まって、二週目を過ぎると、

もう学校生活にも慣れ、

そろそろ友達との遊びも“本格的”に

なってきた頃だと思います。



一週目は宿題などの提出、

夏休みの土産話、

二週目は連休中をどうするか、

学校行事・部活動で忙しく、

連休を経て、そろそろ日常に

飽きてきて、学校内でも

遊びたくなる、ふざけたくなる

頃だと思います。



一週目、二週目は

さすがにおとなしくしてた

かもしれませんが、三週目になって、

さぁもう友達との遊びに

謳歌しようなんて

思ってはいないでしょうか?



思っていないとしても、特に考えもせずに、

今まさにそういう状況になっている、

ということになっていませんでしょうか?



来週以降も、テスト前に関らずに、

そうして友達とだらだらと、

休み時間、放課後と遊ぶ、ひどい方ですと、

授業中も、通学途中でも、友達と遊んでいる、

家に帰っても、スマホで、ラインで

友達とやりとりしている。



友達は非常に大事で、

大切な存在ではありますが、

その友達に依存、もっと悪い言い方をすると、

友達と足の引っ張り合いをするのでは、

いつまで経っても、勉強ができるように、

成績が上がるようにはなれません。



こういうと、別に勉強できなくても、

成績が悪くとも、友達さえいれば大丈夫、

生きていけると言われる方もおります。



人生を生きるという本質的な、根本的な

意味で言えば、その通りだと思います。



「人は一人では生きていけない」と、

本や漫画、TVドラマや映画などでは

その部分だけが美化されておりますので、

それ自体は間違いだとは言いません。



ですが、本当の意味で、“自分の人生”に、

友達が関ってくるのはほんの一部です。



あなたの何から何まで友達が面倒を

見てくれるわけではありません。



わかりやすく言うと、友達思いの

あなたのことを思って、友達が

あなたの成績を上げてくれますでしょうか?

進級させてくれますでしょうか?

進学させてくれますでしょうか?

さらにはその先、

学校を卒業させてくれますでしょうか?

就職させてくれますでしょうか?

仕事をくれますでしょうか?

養ってくれますでしょうか?

ご飯を食べさせてくれますでしょうか?



こういったことを考えずにして

“友達が絶対”という価値観だけを

持つことは非常に危険なことだと、

私は思います。



しかし、学生時代はこの価値観を

もとに行動される方が、非常に多いです。



それが一時だけ、もしくはその価値観を

うまく使い分けて、授業の時、勉強の時、

テストの時はその価値観を抑えることが

できるのであれば、非常に素晴らしい

ことだと思います。



二学期が始まって三週間経った、

ちょうどそろそろ最高に楽しい

友達との遊びの時期だと思います。



仲が良いことは、素晴らしいことですが、

きちんとメリハリをつけて下さい。



忘れているかもしれませんが、

そろそろ中間テストが迫ってきております。



友達との遊びが、テストの点数・成績が

下がった原因と思われないようにするためにも、

この時期の学校生活、放課後、帰宅後の生活を

きちんとしておくことをオススメします。