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自分のことを客観的に見ろと言われると、
大抵の方が、精神論的に、『頭の中で』考えて
見ることだと思われていると思います。
私自身も、そう思い、そして、
そうしてきましたが、それで本当に
自分のことを客観的に見れたか、考えられたか、
今だに疑問をもっております。
やはり、自分のことを客観的に見るためには、
自分が他人にどう見られているのか、
どう見えているのかが、実際に『可視化』
されなければ、難しいと思います。
そこで、今の多くの学生の皆さんは、
幸か不幸か、実際に自分のことを、
客観的に見ることの出来る『ツール』を
持っていると思います。
ぜひ、四六時中持っているスマホで、
自分自身のことを動画に撮ってみて、
観察してみて下さい。
特に、スマホやゲームをしている時の自分の姿、
表情、身格好を、レンズを通してではありますが、
『自分自身』で確認できると思います。
スマホをいじっている時の姿が、
どう見えているのか、どう映っているのかは、
親御さんがこっそり撮ってあげてみて、
映っているその姿を見て、どう思うのかを
考えさせるようにすることは、どんなに口で
止めろ、みっともない、情けないなどというよりも、
一見にしかずとなると思います。
個人的には、街中で、何か悪いことをしているように
うつむきながら、もじもじと、スマホを
いじっている方を見ると、何とも言い難い、
気持ちになります。
悲壮感といいますか、焦燥感といいますか、
特に若い方で、世の中や毎日がつまらなそうに、
あるいは、疲れて憔悴しているように見える方が、
そうしている姿を見ると、残念に思えてきます。
そうした姿が、他人に見られている、
見えているということを自覚するためにも、
自分がスマホを使っている時の姿は、
客観的に見ておくことをオススメします。
さらに食事や勉強している時などの姿は、
礼儀作法や躾けの一環として、色々な角度から、
撮ってみて、観察し、直せるところは直して
おいたほうが、世の中、社会に出て、
役立つ勉強となるでしょう。
食事している姿が美しい方、仕事中の姿勢が
きちんとしている方は、多くの方に好感を
持たれることでしょう。
これらは、本来、各ご家庭の
『躾け』『教育』として、
見られるものですから、
昔は親御さんが口を酸っぱくして、
言い聞かせたものです。
しかし、反発する方は最後まで
親御さんの言うことなど
お構いなしだったと思います。
そうした結果、昔の方が言っていたように、
『お里が知れる』、その人の生まれや育ちが、
良くない意味でわかるということに、
大人になって恥をかいて、痛感した
ことでしょう。
そういった経験するのも勉強にはなりますが、
悪癖となってしまった癖はなかなか直し辛くなります。
これに関しては、親御さん、特に奥様方が、
旦那さんに対して、よく思われていることでは
ないでしょうか。
直して欲しいというのに、本人はどこ吹く風、
なんなら、そんなの気にするほうが
おかしいでしょうと開きなおる。
本人からすれば、物理的に、
自分を客観的に見ることができないので、
大したことではない、そこまで目につかない、
文句や愚痴をいうほうが神経質になっているのだろうと
『勘違い』されていることが多いと思います。
ぜひ、一度、様々な角度から動画で撮ってあげて、
自分自身が他人にどう見られているのか、
どう見られるのかを、実際に見せてあげるのが
効果的だと思います。
そうして、その恥ずかしき『思い出』『証拠』を
後々に笑い話にできるようにしてみるのは
いかがでしょう。
箸の持ち方が悪いと他人にはこう見えるのか、
くちゃくちゃと音を立てながらご飯を食べる姿、
実際の音はこうなのか、寝起きで機嫌が悪い時の
顔は、言動はこうなのか、怒っている時の顔は、
にやにやしている時の顔は、などなど、
様々なことが見えてくると思います。
昔と異なり、今は自分自身のことを、
実際に客観的に見ることができるように
なっているのですから、ぜひその機能を
有効活用して、自分の悪癖、言動、姿勢、
態度を見直してみて下さい。
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