平常点の取り方
~英語編~


数学と異なり、この英語は、中高6年間、

そして大学4年間、さらには社会に出ても、

習う・使うことになります。



大学まで学生を続けるというのであれば、

理系文系関係なく、丸々10年間は、

この英語と付き合うことになります。



これからの社会を考えると、社会に出ても、

切っても切れないものとなるでしょう。



学生時代は、気付かないことでしょうが、

この“英語”を『習い直す』となった時、

数学とは逆に、中学から高校3年までの6年間、

休みなどを差し引いて一年約40週の学校生活が

あったとして約240週、一週間の内4~5回の

英語の授業があったとして、960回~1200回の授業、

時間にすれば、1回50分の授業で、

約800時間~1000時間が、

後悔の量、時間となって

のしかかってくることでしょう。



あー、あの時真面目に聞いておけば、やっておけば、

“今”こんな苦労しなかったのに・・・。



それも、『丁寧』に教えてくれる人がいて、

集中的に学ぶシステム(時間割)があって、

基礎から体系的に教われるなんて、

なんて素晴らしい環境・状況だったのだろうと。



数学同様ではありますが、今年、

受験生、3年生になった方は、残り時間を

換算して、青ざめていることだとは思います。



そんな英語の授業を、勉強を、習っている、

教わっている、学んでいると思って下さい。



まず、この意識をもてなければ、この英語は

『なんとなく』や『適当に』やって、授業を、

先生の説明を、『こなす』『流す』だけに

なってしまいます。



そうなると、眠くなったら『寝てもいい』、

テスト前にやればなんとか点数が取れるし、

別にそこまで、授業で頑張らなくてもいいと、

考えてしまうことになります。



もうすでに、その傾向になっていませんか。



そうして、わからないところが増えていき、

気付いたら、とんでもないことになっている、

というのが、『英語』が『できない』

『わからない』という方の典型だと思います。



教科書本文を『読む』だけなら、一つ一つの『単語』の

日本語訳を知っていて、その単語、単語を読み取って、

『なんとなく』日本語訳できるので、

単語の意味(日本語訳)が出来さえすれば、

一見すると『出来た』気がしてくる。



しかし、そうして訳した日本語の文は、

文脈も文体もわけのわからないもので、

何を言っているのかさっぱりわからない。



そもそもではありますが、その訳の基礎・基本とも言える

『日本語』つまり『国語』すらも『きちんと』した日本語、

国語を出来ていなかったりしませんか。



『きちんと』した、正しい『日本語』、『国語』が

出来るというのは、大人でも難しいものだと思いますが、

もし仮に、これが出来ていれば、極端な話、英語は、

一つ一つの単語の意味がわかれば、『読む』ことができる、

(伝えたいことの趣旨を、自分の頭の中で再構築して)

『読み取る』『汲み取る』ことができ、

学校の英語の授業、勉強、テスト『程度』であれば、

そこまで困ることはないと思います。



逆に、英語が出来ない方の多くは、この日本語・国語も、

『正しく』できていないことが多いでしょう。



『出来ている』人からすると、

英語なんて『単語』を覚えれば、

本文中の文章を、問題文を『普通』に

『読むこと』=(その方にとっては)

『読み取る』『汲み取る』ことができて、

簡単なので、そこまで苦しんでいるのが

理解できないでしょう。



そのレベルの、日本語・国語能力がある方なら、

授業中先生の説明を聞いて、単語を覚えさえすれば、

英語の勉強、テストに苦労はしないと思います。



しかし、それができない方が、

『同じ感覚』『同じ意識』で

同じように授業を受けていると、

あっという間に、英語は苦手科目と

なってしまうことでしょう。



個人的には、英語に関して、

『言語学』としての側面を

持っているとよく書いております。



それは、文字(単語)と文字の並びや配列、

表現方法に、きちんとしたルールや規則があり、

授業で習うのは、そのルールや規則は

もちろんのことですが、さらに例外となることや

代わりに使えることを教えてくれていると

感じるからです。



それを知ることで、英語という言語を、

『読み取る』『汲み取る』ことが

出来るようになると思います。



そういったことを知らずに、

『なんとなく』や『適当に』、

授業を受けている限り、

平常点はソコソコ取れるかもしれませんが、

その実、中身は全くスカスカの状況・状態で、

時間が経つにつれて、どんどんテストで

点数を取れなくなっていく。



そうして、ある程度の点数まで下がってきて、

やばいと思って、『一生懸命』、授業を聞いても、

どんどん進んでいった英語のルールや規則に対応しきれずに、

何でこうなるの? なぜこの言い回しはダメなの?

こういう言い方はダメなの?と

『疑問を持つ・投げかけること』

=『勉強している気になる』『勉強の姿を気取る』ことで、

さも自分は頑張っていますよアピールをすることになります。



本人自身はそういうつもりではなく、

純粋に疑問に思ってのことかもしれませんが、

日本語・国語と同様に、そういったことに

『明確な』答えなどありません。



国語の教科書の物語なのでは、

なぜ、この主人公はこう思ったの?

なぜこうしなかったの? なんでこうしないの?

と思う疑問に対して、読み手の『解釈』によって、

様々な理由をつけることができます。



それでも、皆さん、

納得できないことは多いでしょう。



なぜなら、それがあくまでも

『先生や解説者の解釈による答え』だから。



皆さんは、いやいや、それは違うでしょう、

この部分にこう書いてあるのだから、

自分的にはこういった答えが正しいと思います、

なんて言えるほどの文学者・解説者ですか。



母国語での『日本語・国語』ですら、

そうなのですから、『外国語』の英語で、

そのスタイル、その意識で、勉強するのは

まだ早いということはわかると思います。



もちろん、そういったことまで『極めたい』

『極めることが勉強だ』というのは正論だと思います。



ですが、それなら、『大学以降』、

勉強・研究して下さい。



失礼ながら、中高時代は、

まだそのレベルではありません。



日本語・国語で言えば、『あいうえお』を学び、

小学校時代の『(正しい)文章を知る・書く・作る』の

段階と、同じだと思って下さい。



そこから先、別の言い回しや

より良い表現方法を学ぶのは、

国語では小学校高学年、中学以降ですが、

英語では、大学以降だと思って下さい。



そうした意識を持っていないと、この英語の授業は

一生懸命受けても、中身・内容がスカスカの状態・状況で、

ただただ時間だけを過ごしてしまい、平常点は

“少し”上がっても、テストに一切反映されないものと

なりかねません。



具体的な勉強の続きは・・・


【電子書籍PR】私立校・中高一貫校生 平常点の取り方


Kindle版】 【楽天kobo電子書籍版】 【BOOK☆WALKER版


SonyReaderStore版】 【KDDIブックパス版】 【BCCKS版


BookLive!版】 【DMM電子書籍版】 【eBookJapan版


セブンネットショッピング電子書籍版】 【iBooks版


紀伊國屋書店電子書籍版】 【dブック版