何点取る! その土俵に立っている?


テストの目標などでよく

『何点取る!』と決める方が

おりますが、そういう方の

ほとんどが、その『土俵』に

立っていないことが多いです。



土俵というのは、そもそも

『解答欄』を埋めていないから、

物理的に、可能性的にも、

絶対にその点数を取ることは

ないからです。



これは100%だと言えます。



60点取る、80点取ると

意気込んでも、そもそも、

50点分しか解答欄を

埋めていなければ、

その目標点を取れることは

絶対ありません。



昨今、増えてきているのが、

この解答欄を埋めない、

そもそも無記入にしている方が、

虚しいまでの目標点を決めた“だけ”で、

目標点を目指す、それどころか、

取れると勘違いしていることが多いです。



こういった傾向にある方に、

目標点を決めさせても

無駄だと思います。



そもそも、その土俵に立って

いないのですから、まずは解答欄を、

間違えようが、格好悪かろうが、

全問解答を書くことを

オススメします。



今どき、『わからないなら

適当に書くな、減点するぞ』

という先生はいないでしょう。



ですから、豪快に間違えてでも、

全問解答して下さい。



そうでなければ、まず、

『百点』を取れる可能性が

無くなります。



必死になって、

一生懸命やっているのに、

結果が伴っていないことは、

恥ずかしいのでしょうか。



スポーツや部活動、

自分の好きなことなどにおいては、

美談にすることが多いのに、なぜか、

『勉強』『テスト』においては、

『恥』だと考える人が多いのは

なぜでしょうか。



クラスメイトに、馬鹿にされる、

笑われるのが怖いのでしょうか。



じゃあ、なぜスポーツや部活動、

自分の好きなことなら、

仮に馬鹿にされても、笑われても、

『頑張れる』のですか。



それは、『やっていれば』

『行動していれば』

『努力していれば』、

可能性は0じゃないと

思えるからでしょう。



勉強やテストにおいても、

『同じ』です。



解答欄に、何も書かなければ、

その問題で、点数を得られる

可能性は0です。



そのことを勘違いしている方ほど、

無記入が多い解答欄を、

先生に提出します。



先生の『丸付け』作業を、

楽にさせてあげようという

心遣いでしょうか。



嫌いな先生、嫌いな教科で、

そうすればするほど、

先生はある意味喜ぶことに

なります。



丸付け作業が楽になり、

成績も問答無用に

1や不合格を付けやすいです。



そして、文句や抗議があろうが、

その『証拠』を見せることが

出来ます。



無記入の、まるで『やる気のない』

解答用紙を渡すことで。



ずっと悪い点数を取っていて、

そのことに慣れてしまった方の中には、

こういった『根本的な』ことが

わかっていない、忘れてしまって

いるように思えます。



何点取る!などという目標よりもまず、

解答欄を全て解答することを、

思い出して下さい。



“そう”しなければ、

百点を取る可能性が0となり、

さらに無記入が増えれば増えるほど、

『取れる可能性のある点数』が

どんどん下がっていくことになります。



正答率は勉強していれば

徐々に上げることが出来ますが、

この『取れる可能性のある点数』

=解答率は、『書かない』限り、

上がることはありません。



テストの点数が上がらない、

目標点がなかなか取れないと

嘆いている方は、一度、

そもそも自分が『その土俵』に

立てているのか、よく考えて

みることをオススメします。