新学年へ向けての
気持ちの整理と区切りを
つけておく


学年が上がるごとに、求められることが高くなったり、

今までとは違うことをすることを要求されたりします。



これから、中学生になったから、高校生になったから、

2年生になったから、3年生になったからと

先生・親御さんから言われる事が多くなると思います。



個人差はありますが、クラス全員がそう言われても、

実際に自覚し始めるのは、おそらく1学期期末テストを

終える頃でしょう。



そうなると、1学期のテスト・成績は

前年度と同じ感覚、同じ要領で取っておこうと

思うかもしれませんが、これは大きな間違いです。



中学生になったから、高校生になったから、

2年生になったから、3年生になったから

なったなりのテスト・成績の取り方があります。



次の学年になったって、自分はあまり変わってない

つもりでも、周りの環境は大きく変わります。



そして、もう変わっています。



最初は戸惑うので、慣れるまでに、

やはり1学期期末テストを終える頃に

なってしまうことがあります。



そういった意味でも、この節目節目を区切る、

気持ちを入れ替えることは大事になってきます。



これは大人になっても、どんな状況になっても

必要なことです。



学生時代は特に節目が多いので、区切りをつけやすく、

気持ちの切り替えをしやすい環境になっています。



この時期に、切り替えをうまくすること、

自分が気持ちを切り替えるには

どうすればいいかということを

学んでおきましょう。



毎年、毎学期、長期休み休みになるごと、

満足いくまでゲームをする、遊びをすればいいんだよ

という人もいますが、

本当にそれでうまくいったか?

うまくいっているか?を

よく考えてみてください。



ゲームや遊びもいいのですが、大抵は気持ちが

中途半端になってくると思います。



ダラダラと、始業式を迎えて、授業が始まっても、

いつまでも前のままの感覚で1学期を過ごして

しまうことになっていませんでしょうか。



区切りを一度つけるという意味では、

何かを始める、何かを止めるというのもいいですが、

何かを徹底的にやってみるのもいいと思います。



普段と同じような遊びをしても、

区切りがつきにくいので

例えばなのですが、日曜に家族に

朝昼晩と料理を振舞ってみる、

自分の部屋の他にリビングなど

家の大掃除をしてみる、

朝早くから自転車で

行けるところまで行き、

お昼を食べて夜に帰ってくる、

始発電車で遠くの町まで

一人で出かけてみるなど。



中学生、高校生になればできることも

あったりしますし、自分自身で区切りを

つけるためにこうやるんだということであれば、

親御さんも許してくれることが多いと思います。



そうして、初めて次の自分へと

進むことができると思います。



これは大人になってもできることではありますが、

大人の場合、多少無理をして、率先してやらないと、

何かを捨ててまでやらないと、できないことがあります。



大人になってから、この区切りのつけ方を

見つけようとするとなると、さらに

難しい状況になっていることがあります。



これはいずれわかるとは思いますが、できうる限り、

学生時代にやっておくことをオススメします。



明日、もし時間がある方は、

ぜひ“区切り”をつけてみて下さい。



少なくとも始業式が始まるまでには、

気持ちの整理と区切りをつけておきましょう。