テストを受ける順番通りに勉強する


テスト数日前からは、テストの順番通りに

勉強をしていきましょう。



運動でもそうですが、試合に向けて、

試合形式で練習するように、

勉強もテストに向けて、

テスト形式で勉強するほうが、

頭も身体もテストに対応できる

ようになります。



テストの順番、テスト時間、

できれば、テストの内容に、

勉強する科目、勉強時間、

勉強する内容を合わせてみましょう。



暗記科目で、何時間もかけて

ひたすら重要単語を覚えていくのも

いいですが、テスト時間50分で

思い出すという訓練をしなくては、

テスト中に思い出せる単語も、

思い出せなくなります。



勉強に何時間もかけることは

いいことだと思いますが、

それに慣れてしまうと、

逆に何時間もかけなければ、

思い出せない、解けないという癖を

つけてしまいます。



勉強している人にとって、

テスト時間は非常に短いです。



勉強していない人にとっては、

長くて面倒で、早く終りたいものですが、

勉強した人にとっては、もうちょっと

時間があれば、あと少し時間をくれれば、

となることがあります。



せっかく勉強したのに、効果が出ない、

テストで点数が取れない、テスト終了後に

見直して、時間をかければ解けたというのは、

非常にもったいないことです。



そこで、テストの順番、テスト時間に

合わせた勉強が、テスト前には

大事になってきます。



例えば、数学などでは、50分間で、

30~40問解く、解こうという

気持ちでいなければ、テストの時、

普段の勉強と同じ時間をかけて

解こうとして、時間が足りなくなります。



早く多く解くということは、

誰でも訓練が必要となります。



塾でも、勉強したがゆえに、

ゆっくりじっくり解こう

とする癖がついてしまって、

テストでなかなか点数が

取れない方を何人も見てきました。



多くの方が時間が足りないと、

悩みます。



それを解決するには、

常にテストの意識を持って、

テスト形式で勉強しなくては

なりません。



その内容もテストに合わせたものだと、

さらに良いです。



数学なら、計算問題、応用問題、文章題、

チャレンジ問題、自分が苦手な問題と

普段の勉強でそれぞれ問題数と時間を

決めてやるほうが、計算問題を数時間も

だらだらとやるよりよっぽど効果的です。



テスト前なら、なおさらです。



そして、テスト前、テスト科目の順番が決まったら、

その順番に合わせて勉強することも有効です。



これは、自分の中で、この科目が終ったら、

次はこの科目だと、意識するだけでも

変わってきます。



普段から勉強する科目、テストを受ける科目は、

暗記科目・計算科目、理数系・文系科目、

主要5教科・それ以外の教科、

自分が苦手な科目・好きな科目、

得意・不得意科目、ざっと挙げるだけで、

科目をこれだけ分類できます。



この分類を意識しないで、テストを受けると、

自分が勉強していた順番と、意識していた順番と、

テスト科目が合わないので、頭が混乱してしまいます。



普段、数学の後に英語を勉強している方が、

社会の後に英語のテストを受けるのと、

数学の後に英語とテストを受けるのとでは、

英語のテストの結果が違うと思います。



普段と違う違和感に、本来の実力が

発揮できないということは、

スポーツや趣味、日常生活だけでなく、

勉強でもあると思います。



人間は機械ではないので、

そこまで正確じゃない

と思うかもしれませんが、

こういう心理的な部分での

微妙な差というのには、

非常に敏感だと私は思います。



ちょっとでも違うと身体が、頭が

拒否反応を示す。



嫌いだと思っている勉強なら、なおさら、

その拒否反応が出やすいと思います。



それを慣らすためにも、テストの順番、テスト時間、

できれば、テストの内容に合わせた勉強を

してみることをオススメします。



ちょっとしたことかもしれませんが、それで点数が

上がるのであれば、同じ勉強するなら、試してみるのも

いいと思います。



ぜひ、試してみてください。