具体的な数字を出す


テストの見直しする際には、

必ず具体的な数字を出しましょう。



特に定期テストの場合、今迄受けてきた

テストの総計なども出せると思います。



この習慣を、受験の時の模試だけ

やる方がおりますが、これは、

毎年の自分の成績・テストでも

やることをオススメします。



むしろ、定期テストの時こそ、

この分析をやるべきだと思います。



具体的な数字を出せば、勉強は楽になりますし、

なにより一番楽になるのが、気持ちです。



成績が下がったから、漠然と

もっと勉強しなきゃいけないと

勘違いするほうが、かえって

成績不振の状況を長引かせたりします。



実際は数点の差で、

成績が上がった・下がった

ということがほとんどです。



たった数点で成績が下がった場合、

あと何点取ればいいかを意識すれば、

テストの時の集中力が違ってきますし、

自然と普段の授業点を取りに行く

姿勢になれるはずです。



逆に数点で成績が上がった場合、

その数点をとっていなければ、

成績を落としていたかもしれないと、

気を引き締めることができます。



多くの皆さんがこのことを知らずに、

成績一つ上げるのに、もっと勉強しなきゃ

と大変な思いで、強迫観念にかられる、

不安に思っていると思います。



受験と異なり、定期テストの場合、

決められた点数をとり、普段の授業点を加えて、

絶対的な評価として、成績がつけられます。



特に私立の中高一貫校では、

ほとんどの学校が絶対評価と

なりますので、成績をわける

ボーダーラインがはっきり

しているはずです。



成績2~4の差は、数点の差です。



10点刻みの評価の場合でも、

必ず自分の点数がどちらかに

よっているはずです。



つまり四捨五入してみると、

あと数点で成績があがっていた、

あと数点で成績が下がっていた

という状況になります。



オール4・5を取るのは難しいことですが、

オール3を取ることは簡単に目指すことができます。



逆に言えば、今赤点ギリギリ2の成績の方でも、

ちょっとの努力で、3にまで持っていけるように

なっています。



そのためにも、具体的な数字、

あと何点とれば成績があがるかを

知っておきましょう。



あと何点必要なのか、逆にあと

何点落としてしまうと、

成績が下がるかを常に

意識できるようになると、

定期テストはもちろんのことですが、

自分の成績もコントロールできるように

なると思います。



回答数・正解数、成績の計算式のほかにも

今迄のテストの累計・傾向などを

具体的な数字で出してみましょう。



実はあと数点とっていれば・・・

ということはざらだと思います。



ぜひ一度試しに計算をして、

具体的な数字を出してみましょう。